Windows 10 Version 1607 および Windows Server 2016 の KB4074590 の「既知の問題」について

こんにちは。Windows プラットフォーム サポートです。

Windows 10 Version 1607 および Windows Server 2016 の KB4074590 の「既知の問題」について、本 Blog で補足します。
KB4074590 (OS Build 14393.2068) KB4074590 (OS ビルド 14393.2068)

 

[ 問題の概要 ]
Windows 10 Version 1607 および Windows Server 2016 の KB4074590 で、以下の現象を公開しています。

 

現象 回避策
この更新プログラムをインストールすると、以前は機能していたポートをアプリケーションで予約またはバインドできなくなることがあります。 この問題を解決するには、次の回避策を実行してください。バインドまたは予約するポートが、コンテナー ホストで既に予約されているかどうかを確認します。 たとえば、次のように netsh を使用して確認できます。netsh interface ipv4 show excludedportrange protocol=tcpポートが予約されていない場合は、使用することができます。 予約済みの場合は、別のポートを選択します。

 

[ 問題の詳細 ]
KB4074590 で winnat.sys ドライバーの不具合を修正した結果、winnat.sys が予約する TCP ポート番号が変化します。
これにより、KB4074590 を適用すると、以前はアプリケーション用に予約できていたポート番号を winnat.sys が予約することで、そのアプリケーション用に予約できなくなる可能性があります。

 

[ 対応策 ]
この不具合修正は KB4074590 以降の更新プログラムにも引き継がれます。

KB4074590 より新しい更新プログラムの公開情報には本現象の記載がありませんが、KB4074590 またはそれ以降の更新プログラムを適用後には、一度、本現象に記載の「回避策」を実施ください。

KB4074590 またはそれ以降の更新プログラム適用後に一度「回避策」を実施した場合、それ以降の更新プログラム適用時には毎回「回避策」を実施する必要はありません。

 

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