コラム 其の一

「TAM ってなんですか~?」

 

TAMは仕事以外にも悩みがあります。

 

その中のひとつが「TAMって何ですか?」この問いをIT業界に関わらない方に答えることです。

IT業界に関わるお客様であれば、お客様の業務に合わせてご理解いただけるように説明できるのですが、

IT業界に関わらない方から、この問いをいただいた際にとても悩んでしまいます。

 

TAMを5年近く経験している私ですが、一番近くにいる家内に対してさえ、

分かりやすい言葉でこの問いに回答することが出来ておりません。

 

家内の目線から私をみると、弊社製品の技術勉強している時もあるのですが、

弊社製品ではない勉強(ITIL、COBIT)をしている時もあるので、

エンジニアなの?営業なの?と職種が良くわからないようです。

 

そのうえ普段は出勤する時間も帰宅する時間もバラバラ。

突然、「今日、帰れなくなった、、」なんてことや、

「休日出勤になりました」なんてことも年に数回。。。

 

家内からすると、職種は良くわからない、勤務時間も良くわからない、

なんとも怪しい仕事に見えているようです。

 

IT 業界の説明から始めて、自分の行っている業務を細かく説明すれば、

理解してもらえると思うのですが、

何とか端的にわかりやすく説明できないものかと日々悩んでいます。

 

ただ、つい先日、ちょっと良い回答が浮かびました。

ある日、私の担当しているお客様のプロジェクトの一つを任せている後輩から相談を受けました。

その相談の内容とは、「お客様の望むシステム構成と、お客様社内のセキュリティポリシーが合わないため、

システム構成が進まなくなってしまっている」というものでした。

 

私は、そのお客様の事情や環境を理解しておりますので、

相談を受けた時点で結論とその理由を後輩に説明しました。

 

これを受けて後輩は「わかりました、お客様にはそう伝えます。」と

十分に理解してくれたのですが、去り際に独り言で一言こう言いました。

 

「何とかしてあげたいなぁ。。」

 

この後輩の言葉に私は一瞬ドキッとしました。

お客様のIT運用の悩みを「何とかしてあげたい。」

これがTAMの根本の考え方です。

 

お客様のIT運用が円滑に進むように、

マイクロソフトの目線で弊社製品と弊社技術を提供するだけでなく、

お客様の目線で、お客様と一緒になって悩み、考える、

それがTAMなんです。

 

「TAMって何ですか?」この問いの答えはここにありました。

こんな言葉で表したら家内にもわかってもらえそうです。

 

「TAMはIT運用に関わるお客様にとって、マイクロソフトにおけるお客様に一番近い存在です」

 

どうでしょう?わかり易いですかね。。。

 

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