Azure IoT SDK で新しい Long Term Support Branch をリリース

執筆者: Yi Zhong (Program Manager II)

このポストは、2018 年 2 月 12 日に投稿された Azure IoT SDKs released new Long-Term Support branch の翻訳です。

 

Azure IoT SDK で、新しい Long Term Support (LTS) Branch がリリースされました。マイクロソフトは、SDK をオープンな GitHub リポジトリで開発し、その新バージョンを隔週でリリースすることで最新機能を皆様にお届けしています。また 2017 年 7 月からは、重大なバグの修正やセキュリティ更新プログラムのみを提供するブランチの提供もスタートしました。2018 年 1 月にリリースした最新の LTS バージョンでは、Azure IoT Hub および Azure IoT Hub Device Provisioning Service と連携するクライアントを開発することができます。

LTS Branch では、デバイスのコードに与える影響を最小限に抑えながら、必要なセキュリティ更新プログラムと重要なバグの修正を確実に提供します。また、開発者はリポジトリのマスター ブランチの最新版にアクセスして最新のテクノロジや機能を利用できる一方、報告していた問題への対応が早く迅速に解決されるという 2 つのメリットがあります。

この最新の LTS バージョンは、GitHub の lts_2018_01 ブランチ、および NuGet、PiPy、apt-get、Maven、NPM などのパッケージ マネージャーから入手できます。マイクロソフトのすべての SDK は、セマンティック バージョニングに従っており、メジャー バージョンは大幅な変更があった場合に変更され、マイナー バージョンは新機能が追加された場合に変更され、修正バージョンはバグが修正された場合に変更されます。

LTS のタイムラインは以下のとおりです。

1.    6 か月ごとに LTS の新バージョンがリリースされます。新しい LTS Branch は開発者のコード アクセスを可能にするために作成され、新しい LTS パッケージのセットは、サポート対象のパッケージ マネージャーでリリースされます。LTS Branch のバージョニングは、リリース時のマスター ブランチに従います。マスター ブランチで非推奨となった API は、メジャー バージョンの更新時に削除され、その後リリースされる LTS Branch でも使用できません。

2.    各バージョンは6 か月間アクティブに提供され、セキュリティ更新と重要なバグの修正を受け取れます。6 か月が経過した後は、LTS の新バージョンがリリースされます。前のバージョンは非推奨モードになり、更新は提供されなくなります。

3.   1 年間の有効期限が終了すると、そのブランチは GitHub から削除されますが、パッケージ マネージャーのパッケージは引き続き提供されます。

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