Azure の次世代アラート機能をリリース


執筆者: Kiran Madnani (Principal PM Manager, AIM India)

このポストは、2018 年 3 月 21 日に投稿された The next generation of Azure Alerts has arrived の翻訳です。

 

このたびマイクロソフトは、Azure の次世代アラート機能の一般提供を開始しました。Azure の監視サービスでは、インフラストラクチャ、アプリケーション、Azure プラットフォームの全体にわたって、アラートを設定してメトリックを監視したり、スタック全体のログ データを記録することができます。次世代のアラート機能のリリースに伴い、新しい統合アラート エクスペリエンスと、他の Azure サービスから利用できる高速な新しいアラート プラットフォームが提供されます。このアラート機能は既に一部のお客様にプレビューとしてご利用いただいています。ここでは、いただいた多くのフィードバックから一部をご紹介します。

「新しい統合エクスペリエンスは、アラート管理機能が大幅に強化されています。当社では、PaaS リソースのメトリックやログ、Azure のアクティビティ イベント、Log Analytics の検索など、さまざまなリソース監視機能を標準のクライアント構成の一部としてデプロイし、お客様の環境を包括的にモニタリングしていますが、これらの監視機能やアラートがすべて 1 つのインターフェイスから管理できるようになり、標準化したアクション グループを全体に階層的に配置できるようになりました。その結果、お客様への対応に一貫性を持たせながらも、管理上の負担を大幅に削減できました。

また、パフォーマンスも向上したため、お客様の環境で重要な問題が発生した場合にも、すぐに対処することができます。ハートビート ログなどのメトリックがほぼリアルタイムで得られるのも大きなメリットとなっています。おかげで、サーバー停止時のアラートをかつてない速さで受け取れるため、環境の復旧にすばやく取り掛かかれるようになりました」

Dugan Sheehan 氏 (Rackspace、Fanatical Azure サポート担当プリンシパル製品アーキテクト)

ここからは、より迅速になったアラート機能と統合エクスペリエンスについて詳しくご説明します。

 

迅速なアラート

メトリック アラート: 新しいアラート プラットフォームでは、メトリック アラートの待ち時間短縮が実現されています。メトリックの値を 1 分という短い間隔で監視し、アラートを 5 分以内に発行できます。また、多次元的なメトリックに基づいてアラート ルールを設定できるため、より複雑できめ細かいアラート ルールを設定することができます。たとえば、ストレージ アカウント内で PutBlob や GetBlob などの特定の API の受信頻度を監視するアラート ルールの設定などが可能です。

ログ アラート (限定パブリック プレビュー): 新たに導入された「ログからのメトリック アラート (英語)」機能では、パフォーマンス カウンターやハートビートなど、Log Analytics の特定の種類のログに関して、短い待ち時間でアラートを発行できます。これは、ミッション クリティカルなインフラストラクチャやアプリケーションでは重要な要素です。この機能では、Log Analytics のログからメトリックを抽出することで、ログに基づくアラートを新しいメトリック アラート プラットフォームで迅速に発行できます。Azure リソース以外に、ハイブリッド シナリオでもアラート ルールの設定が可能です。ハイブリッド環境でアラートを利用するには、Azure とオンプレミスのリソースからデータを収集できる Log Analytics の機能と、この「ログからのメトリック アラート」機能を併用します。

 

統合エクスペリエンス – Azure のすべてのアラートを一元的に管理

CreateAlertRule

一貫したアラート エクスペリエンス: Azure Portal のアラート エクスペリエンスが刷新されました。新しいメトリック アラート プラットフォーム、ログ (詳細は後述)、アクティビティ ログの監視対象となっているソース全体に対して、一貫したデザインと操作性のエクスペリエンスからアラートを設定、管理できます。また、この統合エクスペリエンスではアクション グループを一元的に管理できます。アクション グループを使用すると、個人用デバイス、自動化システム、または ITSM プラットフォームにアラート通知を発行することができます。個人用デバイスには、メール、SMS、Azure アプリによるプッシュ通知、先日リリースされた音声通話アクションなどで通知が送信されます。さらに、複数のアラートを 1 つのアクション グループに関連付ければ、それぞれのアラートの通知を構成する手間を省くことができます。

「当社では、問題がないか常に監視しアプリケーションのダウンタイムを発生させないために、アラートを大いに活用しています。数百件のアラートを管理するのは簡単なことではありませんが、新しいアラート管理機能によって、管理作業が大幅に簡素化され、ほぼリアルタイムにメトリック アラートやログ アラートを発行できるようになりました。特に重要なワークロードを監視するうえでアラートは不可欠な要素であるため、新しいアラート管理機能にはとても満足しています」

Stanislav Zhelyazkov 氏 (Sentia Denmark、シニア インフラストラクチャ エンジニア兼 Microsoft MVP for Microsoft Azure)

Azure でログ アラートをサポート: これまで OMS ポータルで提供されていたログ アラート機能が、Azure Monitor の機能として Azure Portal から使用できるようになりました。これにより、ウィンドウを切り替えることなく、Azure Portal からアラートや Azure リソースを管理できるようになります。ログ アラート機能では、クエリ ベースのアラート ルールを作成できるため、お客様の環境で複雑なシナリオを強力かつ柔軟に監視できます。現在はアラート ルール数が 250 個に制限されていますが、この制限が廃止されるほか、Azure Portal から OMS ポータルのアラート ルールにアクセスするツールが提供されます。

さらに、同じエクスペリエンスから Application Insights のログ アラートの作成と管理 (パブリック プレビュー、英語) も行えます。

新しいアラート エクスペリエンスにアクセスするには、Azure Portal で [Monitor]、[Alerts] の順に選択します。従来のアラート機能は、[Alerts (Classic)] から使用できます。複数のアラートを管理する必要がある場合は、新しいアラート エクスペリエンスを使用することをお勧めします。

料金の詳細については、料金ページをご覧ください。[Alerts (Classic)] から使用する従来のアラート ルールは、無料でご利用いただけます。

この記事で紹介した機能は、すべて本日からご利用いただけます。ただし、ログからのメトリック アラートは、限定パブリック プレビューとして提供されます。詳細については、こちらのドキュメントをお読みください。新しい Azure のアラート機能についてご意見をお聞かせください。お客様のニーズにさらにお応えするべく、今後の改良の参考とさせていただきます。ぜひお気軽に azurealertsfeedback@microsoft.com までお寄せください。

 

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