SAP on SQL Server の更新まとめ – 2018 年 1 月

執筆者: Cameron – MSFT SAP Program Manager このポストは、2018 年 1 月 4 日に投稿された SAP on SQL Server: General Update – January 2018 の翻訳です。   SAP とマイクロソフトは、SAP on SQL Server プラットフォーム向けの新機能を継続的にリリースしています。SAP on Windows / SQL Serverのキーとなる目標は、最小のTCOとシンプルな操作で、最高のパフォーマンスと可用性を実現することです。今回の記事では、最近数か月にわたってリリースされた更新、不具合の修正、機能強化、推奨されるベスト プラクティスなどをまとめてお伝えします。 1. SAP on SQL Server の最新の導入事例 マレーシア航空は、そのデータセンターをオンプレミスからAzure に完全移行しました。移行対象は大規模な SAP 環境を含む 100 種類以上のアプリケーションで、Tata Consulting Services が作業を担当しました。プロジェクト全体を通じて Tata Consulting Services の…


フラット キューブ適用による SAP BW のパフォーマンス向上

執筆者: Martin Merdes このポストは、2018 年 1 月 4 日に投稿された Improve SAP BW Performance by Applying the Flat Cube の翻訳です。   概要 2 年ほど前に、SAPは列ストアに最適化されたフラット キューブをリリースしました。今回の記事では、フラット キューブを適用するメリットを簡単にご紹介します。多くのお客様にお役立ていただけますと幸いです。 フラット キューブには、BW のクエリ パフォーマンスの向上やキューブへのデータ転送プロセス (DTP) の高速化など、さまざまなメリットがあります。また、改良された BW のクエリ ジェネレーター (FEMS プッシュダウン) を使用する際の必須条件となっています。フラット キューブを使用する前に、各キューブをフラット キューブに変換しておく必要があります。ここでは、新しい RSDU_IC_STARFLAT_MASSCONV レポートを使用して、すべてのキューブをすばやく変換する方法をご紹介します。このレポートは、以下の SAP Note の修正指示で取得可能です。 SAP Note 2562629 – Mass Conversion of Star InfoCubes to Flat…


SAP ERP における列ストア機能のカスタマーエクスペリエンス

執筆者: Martin Merdes このポストは、2017 年 12 月 18 日に投稿された Customer Experience with Columnstore on ERP の翻訳です。   数か月前に、SAP はMSS_CS_CREATE レポートをリリースしました。このレポートプログラムにより、すべてのSAP ERP のテーブルに対して非クラスター化列ストアインデックス (NCCI) を作成できるようになります。詳しくはこちらのブログ記事 (英語) をご覧ください。 複数のお客様による検証の結果、この機能を使用することで、大規模な集約を行うレポート処理のパフォーマンスを向上できることがわかっています (詳細は後述)。また、MSS_CS_CREATE レポートに対する機能追加の要望が寄せられたため、新たなバージョンのレポートプログラムが「SAP Note 2419662 – ERP テーブル用列ストア インデックスの改良」で公開されました。コードを更新するために、この SAP Note の修正指示を再適用する必要があります。 SAP CO-PA のパフォーマンス向上 あるお客様は、SQL Server の内部クエリの並列処理数を増やすだけで、飛躍的なパフォーマンスの向上に成功しました。SAPにおける並列処理についての詳細はこちらのブログ記事 (英語) を参照してください。SQL Server 構成オプションの並列処理の最大限度”max degree of parallelism”を大きく設定することもできますが、CO-PA 以外のすべての SAP クエリにも適用されてしまう点に注意が必要です。このお客様は、ABAP コードの…


Azure 東日本リージョンで HANA ラージインスタンスが利用可能に

執筆者: 池本 仁   2018 年 1 月に Azure 東日本リージョンにおいて HANA ラージインスタンスが利用可能となりましたのでご報告いたします。 HANA ラージインスタンスとは、これまでのパブリッククラウドでは利用できなかった 4 TB 以上のメモリを持つインスタンスを、お客様専用のベアメタルサーバーとして利用可能とするものです。HANA ラージインスタンスにより、これまでは困難であった大規模 SAP HANA ユーザのワークロードのクラウドでの運用が可能となりました。 メモリ容量としては最小 768 GB から最大 20 TB まで多彩なインスタンスがあり、お客様が利用する HANA の規模に応じて最適なものを選択可能です。 HANA ラージインスタンスの特徴は下記のとおりです。 ・スタンドアロンで最大 20 TB、スケールアウト構成で最大 60 TB のメモリに対応 ・最大 960 thread の大規模 CPU の利用 ・高可用性構成においてパブリッククラウドで最高となる 99.99 % の SLA を提供 ・高性能ストレージによる高速バックアップ/リストア ・ストレージレプリケーションによる DR 対応  …


Azure #CosmosDB を使用したラムダ アーキテクチャ: 高性能かつ低 TCO で DevOps の負担を軽減

執筆者: Denny Lee (Principal Program Manager, Azure CosmosDB) このポストは、2018 年 1 月 31 日に投稿された Lambda Architecture using Azure #CosmosDB: Faster performance, Low TCO, Low DevOps の翻訳です。   バッチ処理とリアルタイム処理、両方の取り込みとクエリを実行可能な Azure Cosmos DB は、TCO を抑えながらラムダ アーキテクチャを実装できるスケーラブルなデータベース ソリューションです。ラムダ アーキテクチャでは、大規模なデータ セットを効率よく処理することが可能です。また、バッチ処理、ストリーム処理、サービス レイヤーによって、ビッグ データのクエリのレイテンシを最小化します。 ラムダ アーキテクチャの実装時に以下のテクノロジを組み合わせると、リアルタイムのビッグ データ分析処理をさらに効率化することができます。 Azure Cosmos DB: 業界初のグローバル規模の分散型マルチモデル データベース サービス Apache Spark for Azure HDInsight: 大規模なデータ分析アプリケーションを実行する処理フレームワーク Azure…


Azure Security Center のアラートを SIEM ソリューションに統合

執筆者: Miri Landau (Senior Program Manager, Azure Security Center) このポストは、2018 年 1 月 31 日に投稿された Integrate Azure Security Center alerts into SIEM solutions の翻訳です。   お客様からの「Azure Security Center のアラートを SIEM ソリューションに表示して、全社的なセキュリティ ポスチャを一元的に監視したい」というご要望にお応えして、このたび新たに SIEM Export のパブリック プレビューをリリースします。これは、Azure Security Center のアラートを Splunk や IBM QRadar などの主要な SIEM ソリューションにエクスポートする機能で、マイクロソフトでは引き続きサポート対象のパートナーの拡大を進めています。この機能は、クラウドとオンプレミスのワークロードのセキュリティ管理を統合する取り組みの一環として実装されます。 Security Center では、さまざまな検出機能を駆使し、お客様の環境に対する潜在的な脅威を検知してアラートを生成します。これにより、アラートの原因、環境内の標的、攻撃元、修復手順などの情報を参照することができます。また、環境内の特定のニーズに対するカスタム アラートを柔軟に設定することも可能です。 Security Center のアラートを取得して社内の SIEM ソリューションに統合することができれば、注意すべきポイントを単一の管理ビューで確認して、すばやく対処できるようになります。…


VNet のサービス エンドポイントと Azure Storage 用ファイアウォールの一般提供を開始

執筆者: Alan Stephenson (Senior Program Manager, Azure Storage) このポストは、2018 年 2 月 1 日に投稿された Virtual Network Service Endpoints and Firewalls for Azure Storage now generally available の翻訳です。   今回の記事は、Azure ネットワーキングの主任プログラム マネージャーを務める Anitha Adusumilli と共同で執筆しました。 このたび、仮想ネットワーク (VNet) のサービス エンドポイントと、Azure Storage 用のファイアウォールおよび VNet の一般提供を開始いたします。Azure Storage のファイアウォールと VNet でこのサービス エンドポイント (英語) を使用すると、特定の VNet やサブネットからのトラフィックを許可するネットワーク ルールを設定して、データを保護するネットワーク境界を作成することができます。この機能は、Azure パブリック クラウドの全リージョンと Azure…


Azure Event Grid の一般提供を開始

執筆者: Corey Sanders (Director of Compute, Azure) このポストは、2018 年 1 月 30 日に投稿された Announcing the general availability of Azure Event Grid の翻訳です。   モダン アプリケーションは、モノリシック アーキテクチャから離れる代わりに多様なサービス セットを連動させることで、クラウドの俊敏性と柔軟性を最大限に活用しています。これには、Azure のようなクラウド プラットフォームで提供される基本サービス (データベース、ストレージ、IoT、コンピューティング、サーバーレス機能など) とアプリケーション独自のサービス (在庫管理、支払いサービス、製造プロセス、モバイル エクスペリエンスなど) が含まれます。これらの新しいアーキテクチャではイベント主導による実行が基軸となるため、サービス間の通信をポーリングする手間が解消すると同時に、メカニズムが簡素化されます。イベントには、IoT デバイスのシグナル、クラウドのプロビジョニング通知、ストレージ Blob のイベントのほか、人事システムへの新規従業員の追加などのカスタム シナリオも含まれます。新しいアプリのパラダイムでは、こうしたイベントに効率よく確実に応答することが不可欠です。 このたび、Azure Event Grid の一般提供開始が発表されました。これは、イベント ベースのアプリケーションの開発を簡素化するフル マネージド型のイベント ルーティング サービスです。 Azure Event Grid はこれまでにないタイプの製品で、アプリやサービスが Azure サービスや同様のアプリの異なる部分から、対応する必要のあるすべてのイベントをサブスクライブできます。 イベントはプッシュ配信されるため、コードが簡素化され、リソース消費も抑制されます。また、変更を継続的にポーリングする必要がなくなり、料金はイベント数によって決定されます。サービスは自動でスケーリングされ、1 秒あたり数百万回以上のイベントに対応できます。 Azure…


Network Watcher Connection Troubleshoot の一般提供を開始

執筆者: Abhishek Pathak (Senior Program Manager, R&D Azure NW PM-US) このポストは、2018 年 1 月 29 日に投稿された Network Watcher Connection Troubleshoot now generally available の翻訳です。   Azure Network Watcher Connection Troubleshoot の一般提供が開始されました。これはプレビュー時に Connectivity Check と呼ばれていた機能で、今回名前が変更されました。Connection Troubleshoot は Network Watcher スイートで提供されるネットワーク ツールや機能の一部で、Azure のネットワーク パフォーマンスや接続に関する問題のトラブルシューティングに使用するものです。 Azure Network Watcher のツールは拡張を続けており、今回の追加機能によって接続元から接続先までのホップ バイ ホップのパスが可視化され、ネットワーク パフォーマンスや接続に影響を与える可能性のある問題を特定できるようになります。 Network Watcher Connection Troubleshoot の機能 Connection…


Azure ExpressRoute の更新 – 新規パートナー、監視機能、利用の簡素化

執筆者: Yousef Khalidi (CVP, Azure Networking) このポストは、2018 年 1 月 29 日に投稿された Azure ExpressRoute updates – New partnerships, monitoring and simplification の翻訳です。   Azure ExpressRoute を使用すると、企業のお客様はマイクロソフトのクラウド サービスに直接プライベート接続できるようになり、従来のインターネット接続よりもネットワークの予測性が向上します。ExpressRoute では世界 42 か所でピアリングを提供しており、100 を越える接続プロバイダーが大規模なエコシステムをサポートしています。リーディング企業では、ミッション クリティカルなアプリケーションやサービスの管理と実行に欠かせない機能として、オンプレミス ネットワークから Azure への接続に ExpressRoute を採用しています。 Azure ExpressRoute エクスペリエンスの構築に Cisco が参入 Azure ExpressRoute エクスペリエンスの向上を続ける中で、ハイブリッド アーキテクチャによって内部ネットワーク内で発生するネットワークの問題を企業のお客様が理解できるというメリットがあることがわかりました。こうした内部ネットワークの問題は、クラウドで実行されるミッション クリティカルなワークロードに影響を与える可能性があります。 オンプレミスで発生する問題を解決するにはネットワークに関する高度な専門知識が通常必要になりますが、それを回避するために、Cisco と緊密な連携をとることで、お客様のネットワーク関連のエクスペリエンスを継続的に改善しています。Azure ExpressRoute をご利用のお客様がネットワーク関連の難しい問題に直面しても、両社の協力によってこれを解決することができます。 本日 Cisco は、マイクロソフトとのパートナーシップを拡大し、Cisco Solution…