Azure 最速の VM「Fv2」シリーズの提供を開始


執筆者: Corey Sanders (Director of Compute, Azure)

このポストは、10 月 23 日に投稿された Fv2 VMs are now available, the fastest VMs on Azure の翻訳です。

 

このたびマイクロソフトは、新たな VM ファミリである「Fv2」の一般提供開始を発表しました。この VM ファミリは、コードネーム Skylake で知られる最速の Intel® Xeon® スケーラブル プロセッサをパブリック クラウドで提供するものです。Azure に対しては、金融モデルの構築、科学的分析、ゲノム解析、地熱分布の視覚化、ディープ ラーニングなどを行うお客様から、大規模なコンピューティングに対応できることが期待されており、マイクロソフトは Azure のイノベーションを継続的に進めることで、こうした世界を変革するワークロード向けのコスト効率の高い業界最高レベルのハードウェアを提供することを目指しています。以前発表したもののうち、パブリック クラウドで初めて Tesla P40 を搭載した ND シリーズと、Tesla P100 を搭載した NCv2 シリーズでは InfiniBand 接続がサポートされており、GPU を利用した驚異的かつ圧倒的な演算処理を可能にしています。今回提供が開始される Fv2 では Intel® Xeon® スケーラブル プロセッサを搭載し、CPU による演算処理としては最速の性能を実現しています。

Fv2 シリーズはハイパースレッド対応の Intel® Xeon® Platinum 8168 プロセッサで実行されます。プロセッサのベース クロック周波数は 2.7 GHz、シングル コアでのターボ ブースト時の最大クロック周波数は 3.7 GHz です。最新の Intel スケーラブル プロセッサである Intel® AVX-512 のユーザー ガイドには、単精度浮動小数点演算と倍精度浮動小数点演算のいずれの場合でも、ベクトル処理ワークロードのパフォーマンスが 2 倍に向上すると記載されています。従って、あらゆるコンピューティング ワークロードをきわめて高速に実行できます。現時点では、Skylake を提供している競合他社のクラウドでは、クロック周波数は最高でも 2.0 GHz に留まっています。このため Azure はコンピューティング集中型ワークロードにとって、最新かつ優れたツールが用意された最高の環境となっています。

Fv2 VM には 7 種類のサイズが用意されており、最上位の VM には 72 コアの vCPU、144 GiB の RAM が搭載されています。これらのサイズでは、Azure Premium Storage のディスクが既定でサポートされます。また、クラウド最高クラスのスループットを誇る高速ネットワーク機能を利用でき、VM 間のレイテンシも非常に低く抑えられます。Fv2 VM は Azure で最もコスト パフォーマンスに優れており、コンピューティング集中型ワークロードに最適です。

新たに追加された Fv2 VM サイズの詳細は以下のとおりです。


サイズ vCPU メモリ: GiB ローカル SSD: GiB キャッシュが有効な場合のローカル ディスクの最大 IOPS (キャッシュ サイズ: GiB) 最大データ ディスク数 (各ディスクの容量は 1,023 GB) 最大 NIC 数







Standard_F4s_v2 4 8 GiB 32 8,000 (64) 8 2
Standard_F8s_v2 8 16 GiB 64 16,000 (128) 16 4
Standard_F16s_v2 16 32 GiB 128 32,000 (256) 32 8
Standard_F32s_v2 32 64 GiB 256 64,000 (512) 32 8
Standard_F64s_v2 64 128 GiB 512 128,000 (1024) 32 8

 

これらの VM サイズは、米国西部 2、西ヨーロッパ、米国東部の各リージョンで本日より提供されます。東南アジアでも近日中に提供を開始する予定です。新たに追加された VM サイズの活用事例を皆様からお聞かせいただけることを期待しています。

次回もどうぞお楽しみに。

Corey Sanders

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