Azure でオンプレミス データ ゲートウェイの一般提供を開始

執筆者: Dimah Zaidalkilani (Program Manager, Application Insights)

このポストは、5 月 4 日に投稿された Now Generally Available: On-premises data gateway in Azure の翻訳です。

 

今回の更新により、Azure でのオンプレミス データ ゲートウェイの一般提供が開始されました。このゲートウェイは、クラウド内のビジネス アプリからオンプレミスのデータ ソースに安全に接続できるようにするもので、データ ソースをオンプレミスの場所に置いたままクラウドとの間で相互にデータを移動することができます。現時点では Azure Logic Apps のみがサポートされていますが、今後数か月以内に Azure Analysis Services のサポートが追加される予定です。

今回のリリースでは以下の新機能が追加されました。

  • 複数リージョンのサポート
  • ゲートウェイ接続リソースを Azure から削除可能に
  • Azure Logic Apps 用の新しいオンプレミス コネクタ

このゲートウェイの最新版を入手するには、こちらからインストーラーをダウンロードしてください。

複数リージョンのサポート

今回の更新により、ゲートウェイ管理者がデータ ゲートウェイをさらに細かく設定できるようになりました。ローカル コンピューターにゲートウェイをインストールする際、インストールしたゲートウェイで使用するゲートウェイ クラウド サービスと Azure Service Bus の通信チャネルのリージョンを選択することができます。このリージョンはこれまで、お客様の Azure Active Directory テナントの場所に既定で設定されていました。

既存のゲートウェイは、お客様のテナントの元の場所に一致するようにマイクロソフトが移動します。このため、現在ゲートウェイをご利用の方にはこの変更について通知をお送りする場合があります。なお、この更新によって現在実行中の Logic Apps が影響を受けることはなく、引き続き正常に実行されます。

Gateway

: インストール後は、ゲートウェイをいったんアンインストールして再インストールしない限り、このリージョンを変更することはできません。また、このリージョンはゲートウェイ接続で使用する Azure リソースを作成する場所を指定するもので、この場所でのみ作成が可能です。このため、Azure でゲートウェイ接続リソースを作成する場合、インストール中にこの場所を適切に選択し、インストールされたゲートウェイのリストから適切なゲートウェイを選択できるようにしてください。

ゲートウェイ リソースを Azure から削除可能に

Azure からゲートウェイ接続リソースを削除し、そのゲートウェイを他の Azure リソースに関連付けられるようになりました。ゲートウェイのインストールを削除する機能は、間もなく追加される予定です。

Azure Logic Apps 用の新しいオンプレミス コネクタ

Azure Logic Apps、Oracle EBS、PostgreSQL の各オンプレミス データ ソースをサポートする新しいコネクタが追加されました。1 か月前に導入された MySQL と Teradata の 2 つのコネクタに続いて、これらのコネクタが今回さらに拡充されます。

Azure Logic Apps 用データ ゲートウェイを使用してオンプレミスのデータ ソースにアクセスする方法の詳細については、こちらのドキュメントを参照してください。