Power BI ソリューション テンプレートで Azure Analysis Services をサポート


執筆者: Richard Tkachuk (Principal Program Manager)

このポストは、3 月 14 日に投稿された Power BI solution templates now support Azure Analysis Services の翻訳です。

 

このたび、Power BI ソリューション テンプレートで Azure Analysis Services がサポートされるようになりました。本日より、「Twitter 向けキャンペーン/ブランド管理」、「System Center Configuration Manager」、「Dynamics 365 用の売上管理」、「Salesforce 用の売上管理」の各ソリューション テンプレートで Azure Analysis Services をご利用いただけます。

Power BI ソリューション テンプレートを利用すると、現在広く使用されているアプリケーションをベースに簡単かつスピーディに分析ソリューションを構築できます。簡単なガイドに従って構成するだけで、拡張性、柔軟性、安全性を備えたアーキテクチャを基盤に説得力のある分析/視覚化ソリューションを作成し、迅速に価値を実現することができます。自由にカスタマイズすることも可能です。数週間~数か月も期間をかけることなくすぐに分析を始められ、自社のニーズに合わせてその結果を拡張したりカスタマイズしたりできます。詳細については、Power BI ソリューション テンプレートのページをご覧ください。

ここでは、Azure Analysis Services の概要と今回これをサポートすることになった理由についてご説明します。

Azure Analysis Services (AAS) は、Power BI Desktop、Power BI サービス、SQL Server Analysis Services で実行されているエンジンと同じエンジンを再構築したもので、数か月前にこちらの Azure ブログ記事でリリースが発表されました。

Power BI Service も非常に優れた機能であるのに、今回なぜ AAS がサポートされることになったのでしょうか? Power BI ではなく、AAS にデータを保存したほうが良いという理由は何なのでしょうか? これには追加コストもかかります。

その最もシンプルな答えは、データ容量にあります。Power BI Service に発行できる Power BI Desktop のファイルの最大容量は 1GB (圧縮後) です。つまり、これより規模の大きなデータベースの場合は、Azure Analysis Services を使用する必要が出てきます。

しかし、データ容量に十分に余裕がある場合でも、AAS が持つエンタープライズ クラスの機能の価値を評価したほうがよい場合もあります。容量が一番大きな理由ですが、他にも次のようなさまざまな点を検討すべきです。

処理 – 皆様はどのくらいの頻度でレポートを更新したいとお考えですか? Power BI Service に発行するレポートは毎日数回更新可能です。AAS では、モデルの処理頻度をさらに高めたり、処理方法をより細かく制御したりすることができます。格納されているデータと同じ新鮮なレポートを発行できます。

パーティション分割 – AAS ではテーブルを論理的に分割し、それぞれを個別に処理できます。この機能は、少なくとも現時点ではソリューション テンプレート側で利用することはできません。ソリューション テンプレートは拡張が可能です。このため、たとえばお客様のデータとマイクロソフトが提供する機能を併用する見込みがある場合は、それをインポートして利用するほうがよいでしょう。

クライアント ツール – 残念ながら、Power BI ではすべてのニーズに対応することはできません。Excel にはあって、Power BI にはない機能もあります。他社製品を使用するしかなかったケースもあるかもしれません。しかし AAS なら、Excel を含む多くのクライアント ツールがサポートされています。

容量 – これが最も重要でわかりやすい点です。モデルが大規模になると、自社データをホストするだけでなく、必要な Azure リソースを確保して十分なパフォーマンスを発揮できるように、AAS への移行が必要になることがあります。

ぜひこの機能をお試しいただき、ご意見やフィードバックをお寄せください。コミュニティ サイト (英語) へコメントをいただくか、PBISolnTemplates@microsoft.com までメールにてご連絡ください。

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