Cloud Foundry で Azure Blob Storage と Managed Disks のサポートを開始

執筆者: Ning Kuang (SR. Program Manager, Microsoft Azure)

このポストは、3 月 14 日に投稿された Now Supported in Cloud Foundry: Azure Blob Storage and Managed Disks の翻訳です。

 

Cloud Foundry on Azure は常に進化を続けています。

今回、Cloud Foundry で Azure Blob Storage と Managed Disks の使用がサポートされました。

この機能強化は、Pivotal Cloud Foundry on Azure のリリース (英語)Azure Service Broker (英語) のリリースに続くものです。マイクロソフトはこれで満足せず、今後も Azure のエンタープライズ レベルのサービスとオープン ソースの Cloud Foundry プラットフォームのさらなる統合強化を進めてまいります。

これらの新機能は、以下の手順で利用を開始できます。

1. Cloud Foundry Cloud Controller Blobstore Azure Blob Storage を使用する

Cloud Controller の Blobstore は重要なデータ ストアであり、Buildpack、Droplet、パッケージ、リソース プールのすべてをホストしています。今回、このコンポーネントに Azure Blob Storage を使用できるようになりました。これまでは NFS サーバーが必要でしたが、これにより可用性とスケーラビリティが向上することになります。

Blobstore の構成では、既定で Ruby gem の Fog を使用しています。このことから、Azure チームは Fog コミュニティと協力して Fog Azure RM gem (英語) を更新し、Azure Blob Storage をサポートするようにしました。

これまでの経緯や構成の手順については、Cloud Foundry のドキュメント (英語) をご確認ください。BOSH デプロイメント テンプレート (英語) (マルチノード) が更新され、既定で Azure Blob Storage が使用されるようになりました。これは、今後リリースされる Pivotal Cloud Foundry 1.10 にも統合されています。

2. Azure Managed Disks を使用する

Azure CPI v21 では、BOSH によって Azure Managed Disks サービスがサポートされました。

これにより、VM やディスクのデプロイと管理が容易になるほか、スケーラビリティ、セキュリティ、信頼性も向上します。

Managed Disks を使用してデプロイメントを新規作成することも、既存のデプロイメントを Managed Disks に移行することも可能です。いずれの場合も、BOSH マニフェスト ファイルを簡単に編集するだけで完了です。詳細な手順については、Managed Disks の使用 (英語) に関するガイダンスをご確認ください。

この機能強化は、近日中に BOSH および Pivotal Cloud Foundry のデプロイメント テンプレートに組み込まれ、今後数か月のうちに公開される予定です。

Azure での Cloud Foundry の実行には、お客様から多くの関心が寄せられています。これにお応えして、マイクロソフトはさらなる取り組みを行っています。現在、Cloud Foundry のランタイムおよびサービス ブローカーにさらに多くの Azure データベース サービスを追加する取り組みを進めているほか、近日中には Azure OMS を使用して Cloud Foundry アプリのログやメトリックを操作できるようになる予定です。ご提案がありましたら、ぜひこちらのページ (英語) までアイデアをお寄せください。