SAP HANA と SAP Business Warehouse のデータが Azure Data Factory に統合可能に


執筆者: Linda Wang (Program Manager)

このポストは、3 月 21 日に投稿された Azure Data Factory offers SAP HANA and Business Warehouse data integration の翻訳です。

 

Azure Data Factory はデータの移動と変換のオーケストレーションと自動化を行えるクラウド ベースのデータ統合サービスです。オンプレミスとクラウドの 25 種類以上のデータ ストアからデータを迅速かつ容易にコピーできます。このたび、Azure Data Factory で新たに、SAP HANA および SAP Business Warehouse (BW) から Azure BLOB、Azure Data Lake、Azure SQL DW などの複数の Azure データ ストアにデータを取り込み、高度な分析やレポート作成に使用できるようになりました。

新機能

SAP は、世界で最も広く使用されているエンタープライズ ソフトウェアの 1 つです。ユーザーの皆様からご意見をいただいていたとおり、既存の SAP システムと Azure を統合してビジネス インサイトをスムーズに入手できる機能を実現することは、マイクロソフトがお客様を支援するうえできわめて重要なことです。今回、SAP 製品の中で特にエンタープライズのお客様によく使用されている SAP HANA と SAP BW が Azure Data Factory でサポートされ、SAP データの統合が可能になりました。

今回のリリースにより、既存の SAP HANA や SAP BW から Azure にデータを容易に取り込めるようになるため、Azure のトップ クラスの情報管理サービスやビッグ データ ストア、高度な分析ツール、データをスマートなアクションに変換するインテリジェントなツールキットを活用して、独自のインテリジェント ソリューションを構築できます。具体的には以下のことが可能です。

  • SAP HANA コネクタ: SQL クエリを使用して、HANA の情報モデル (分析ビューや計算ビューなど)、行テーブル、列テーブルのデータをコピーできます。この接続には、最新の Data Management Gateway (バージョン 2.8) および SAP HANA ODBC ドライバーをインストールする必要があります。SAP HANA のサポート対象バージョンやインストールの詳細については、こちらのページ (英語) をご覧ください。
  • SAP BW コネクタ: MDX クエリを使用して、Business Warehouse 7.x の InfoCubes と QueryCubes (BEx クエリを含む) のデータをコピーできます。この接続には、最新の Data Management Gateway (バージョン 2.8) および SAP NetWeaver ライブラリをインストールする必要があります。SAP BW のサポート対象バージョンやインストールの詳細については、こちらのページ (英語) をご覧ください。

今後の展望

今回の SAP HANA と SAP BW のサポートに続いて、皆様が統合を希望される SAP 製品のサービスについてもご意見をお寄せいただきたいと考えています。Azure のフィードバック フォーラム (英語) で投票やコメントの投稿をお願いいたします。

使用を開始するには

この新機能を使用するには、Data Factory を Azure ポータルからプロビジョニングします (まだプロビジョニングしていない場合)。次に [Copy data] をクリックして直観的なコピー ウィザードを起動し、これに従って構成を行います。下図のように、[Source data store] ギャラリーに SAP HANA と SAP BW が表示されます。

Data Factory source data store gallery

SAP HANA

ギャラリーで SAP HANA を選択し、Data Management Gateway の名前、HANA サーバー、ユーザー名、パスワードなど、接続に必要な情報を指定します。

SAP HANA connection settings

ナビゲーターとクエリ エディターのページが表示されます。メジャーとディメンションを参照して指定すると、選択内容に沿って自動的に基本の SQL クエリがエディターに生成されます。ここで内容を確認し、必要に応じてカスタマイズします。[Validate Query] をクリックするとデータとスキーマを確認できます。

SAP HANA navigation and custom query

SAP BW

ギャラリーで SAP BW を選択し、Data Management Gateway の名前、BW サーバー、システム番号、クライアント ID、ユーザー名、パスワードなど接続に必要な情報を指定します。

SAP BW connection settings

ナビゲーターとクエリ エディターのページが表示されます。メジャーとディメンションを参照して指定すると、選択内容に沿って自動的に基本の MDX クエリがエディターに生成されます。ここで内容を確認し、必要に応じてカスタマイズします。[Validate Query] をクリックすると、データとスキーマを確認できます。

SAP BW navigation and custom query

SAP のソースの設定が完了したら、ウィザードを先に進めて接続先を構成します。

参考資料

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