Azure Container Service で Kubernetes の一般提供を開始


執筆者: Saurya Das (Program Manager II, Azure Linux)

このポストは、2 21 日に投稿された Kubernetes now Generally Available on Azure Container Service の翻訳です。

 

Azure Container Service

クラウド コンピューティングは一貫して、アプリケーションが実行されるマシンではなく、アプリケーションそのものに焦点を当てて進化しています。その中で最も注目されている分野のコンテナーは、仮想化に新たな進化をもたらすと期待されています。

さまざまな規模や業界の企業が、開発、テスト、デプロイというサイクルにコンテナーを利用することで、可用性の高いアプリケーションをきわめて迅速に配信しています。Azure Container Service (ACS) は、コンテナー アプリケーション向けに最適化されたサービスです。今回、ACS に対するさまざまな強化が発表されました。中でもとりわけ重要なのは、Kubernetes の一般提供によりオーケストレーターの選択肢が 3 つになったことです。

Azure のように、コンテナー サービスで主要なオープン ソースのオーケストレーターが 3 種類から選択可能なパブリック クラウド プラットフォームは他にはありません。Azure のコンテナー導入は、ACS のオープン性重視のアプローチを軸に推し進められています。大企業やスタートアップの間でも ACS は話題となっており、アプリケーションの迅速なデプロイ、ポータビリティ、スケーラビリティといった ACS のメリットも注目されています。

マイクロソフトは、今回の発表 (英語) のように、オープン ソースのオーケストレーターやツールに関するお客様の選択肢を広げ、クラウドにおけるコンテナー ベース アプリケーションのデプロイの簡素化を目指しています。ACS チームが今回新たに発表した内容は次のとおりです。

  • Kubernetes の一般提供 (GA): 2016 年 11 月に Kubernetes のプレビュー版を発表して以降、お客様から貴重なフィードバックをたくさんお寄せいただきました。ご意見を基に Kubernetes サポートを改善し、今回より、一般提供を開始いたします。詳細は Brendan のブログ、サービスとしてのコンテナー: 次世代 PaaS の基盤 (英語) をご覧ください。
  • Kubernetes 対応 Windows Server コンテナーのプレビュー: 最新の Kubernetes リリースと同時に Windows Server コンテナーのサポートが追加されます。企業のお客様が Windows Server コンテナーの導入や運用に強い興味を示している今、オーケストレーターの選択肢の追加は、ACS を利用している Windows Server ユーザーの皆様には絶好のタイミングです。ACS で Docker Swarm (昨年プレビュー開始) と Kubernetes のプレビューのが利用できるようになったことで、3 つの主要な Linux コンテナー オーケストレーション プラットフォームのうち 2 つの選択肢と整合性を確保することができます。
  • DC/OS 1.8.8 へのアップデート: DC/OS バージョン 1.8.8 がサポートされます。DC/OS は、コンテナーとビッグ データ サービスの両方を柔軟に支援する実績あるプラットフォームです。ACS では、オープン ソースの DC/OS を提供すると同時に、Mesosphere と連携してさらなる機能をエンタープライズ向けのお客様に提供します。1.8.8 の主な機能には、スケジュールされたジョブを実行するための「Metronome」と呼ばれる新しいオーケストレーション フレームワークがあります。これは、DC/OS UI の新しい [Jobs] タブに追加されています。UI については、その他、さまざまな改善がなされており、ユニバーサル コンテナー ランタイムでは GPU と CNI がサポートされています。Apache Mesos をベースとする DC/OS は、Esri や BioCatch をはじめとする数多くの Fortune 1000 企業の信頼を得ています。Mesosphere と共同で作成した『ACS と DC/OS を利用したマイクロサービスとコンテナーのデプロイ (英語)』という電子ブックもご参照ください。

Azure でのコンテナーの利用方法やアプリケーション開発サイクルにおけるメリットについて、皆様からフィードバックをお寄せいただければ幸いです。イスラエルのスタートアップである BioCatch は、リアルタイムの詐欺防止ソフトウェアの開発に ACS を導入し、PoC から運用までをたった数週間で実施しました。こうした事例は、コンテナー ベース アプリケーションの力を証明すると共に、さまざまな可能性を広げてくれます。ぜひ皆様の事例もお聞かせください。

今回のアップデートは、2 月 22 日よりご利用いただけます。Azure Container Service クラスターのデプロイは、Azure ポータルを利用するか、先日リリースされた Azure CLI 2.0az acs (英語) コマンドを使うと簡単です。たとえば、こちらのチュートリアルをご覧いただければ、Azure CLI 2.0 の簡単なコマンドを使って ACS DC/OS クラスターをデプロイする方法についてご紹介しています。

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