Azure CDN のカスタム ドメインで HTTPS をサポート

執筆者: Manling Zhang (Program Manager, Azure Media Services)

このポストは、2 月 6 日に投稿された Announcing custom domain HTTPS support with Azure CDN の翻訳です。

 

このたび、Verizon 提供の Azure CDN のカスタム ドメインに HTTPS プロトコルを使用できるようになりました。HTTPS を有効化するエンドツーエンドのワークフローはワンクリックと簡単で、証明書も自動で管理されます。また、追加料金はかかりません。

Web アプリケーションの機密データの送受信では、通信中にプライバシーやデータの整合性を確保することが重要です。HTTPS プロトコルを使用すると、機密データは暗号化されてからインターネットで送受信されます。Azure CDN では以前から HTTPS をサポートしていましたが、Azure で提供されたドメインを使用する場合に限られていました。たとえば、Azure CDN で CDN エンドポイントを作成した場合 (例: https://contoso.azureedge.net)、既定で HTTPS が有効になります。今回、カスタム ドメインで HTTPS がサポートされたため、カスタム ドメイン (例: https://www.contoso.com) でも安全に通信できるようになりました。

カスタム ドメインでの HTTPS のサポートについて、主な特長を説明します。

  • 追加料金なし: 証明書の取得や更新、HTTPS トラフィックの利用について、追加料金はかからず、CDN の GB ベースの料金のみでご利用いただけます。
  • 簡単に有効化: Azure ポータルからワンクリックでプロビジョニングできます。
  • 証明書を自動で管理: お客様が資格情報の取得や管理を行う必要はありません。証明書は自動的にプロビジョニングされ、更新も有効期限が切れる前に自動的に実施されます。そのため、証明書の有効期限が切れてサービスが中断する心配はまったくありません。

カスタム ドメインの HTTPS 有効化の詳細については、この機能のドキュメント (英語) を参照してください。

Akamai 提供の Azure CDN でも今後この機能がサポートされる予定です。どうぞご期待ください。

参照情報

  1. CDN の概要
  2. カスタム ドメインを追加する

Azure CDN に追加を希望する機能がございましたら、お気軽にこちら (英語) までお知らせください。