Azure ポータルで SQL Database Query Editor の提供を開始

執筆者: Ninar Nuemah (Program Manager II, Azure SQL)

このポストは、1 月 30 日に投稿された SQL Database Query Editor available in Azure Portal の翻訳です。

 

このたび、SQL Database Query Editor のパブリック プレビューの提供を開始しました。これはブラウザー組み込み型のクエリ ツールで、Azure ポータル内で Azure SQL Database や SQL Data Warehouse のクエリを効率的に実行できます。

このエディターを使用すると、クライアント ツールからデータベースに接続したりファイアウォール ルールを構成したりしなくても、データベースにクエリを発行できます。

また、各種新機能を使用して、データベース クエリのエクスペリエンスをシームレスに作成できます。

Query Editor の機能

データベースへの接続

データベースにクエリを発行する前に、SQL Server または Azure Active Directory (AAD) のいずれかの資格情報を使用してログインする必要があります。クエリ先の SQL Server の AAD 管理者であれば、Query Editor を開いたときに AAD のシングル サインオン機能で自動的にログインされます。

AAD サーバーの管理者の構成方法については、こちらのドキュメントを参照してください。まだ Azure Active Directory を使用したことのないお客様は、まずこちらのドキュメントをお読みください。

T-SQL スクリプトの作成と実行

SSMS でのクエリの作成に慣れている方であれば、ブラウザー内ツールの Query Editor を違和感なくお使いいただけるはずです。

このエディターでは、テーブルの新規作成、テーブル データの表示や編集、ストアド プロシージャの作成、テーブルのドロップなど、数多くの基本クエリを実行できます。また、クエリの一部やバッチ クエリの実行も可能です。さらに、構文の強調表示やエラーの表示により、スムーズにスクリプトを作成できます。

また、既存のクエリ ファイルを Query Editor に読み込んだり、このエディターで作成中のスクリプトをローカル マシンに保存することもできるため、クエリの保存やエディター間でのクエリの移動が簡単にに行えます。

クエリ結果の管理

Query Editor も SSMS と同様に、[Results] ウィンドウのサイズを変更して [Editor] セクションと [Results] セクションの比率を変更できます。また、キーワードで結果を絞り込んで、全出力結果の表示画面を延々とスクロールせずに確認できます。

Query Editor の使用方法

SQL Database

Query Editor を使用するには、下図のように SQL Database で [Tools]、[Query Editor (preview) ] の順にクリックします。この機能は現在パブリック プレビューとして提供されているため、使用する際にはプレビューの使用条件に同意していただく必要があります。

SQL Database Find Query Editor SQL Database Query Editor

SQL Data Warehouse

Query Editor を使用するには、下図のように SQL Data Warehouse で [Query Editor (preview) ] の順にクリックします。この機能は現在パブリック プレビューとして提供されているため、使用する際にはプレビューの使用条件に同意していただく必要があります。

SQL Data Warehouse Find Query Editor

サンプル クエリの実行

下図のように、エディターを使用して手軽にクエリを実行し、テストを実施することができます。

Sample query

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