StorSimple Data Transformation のプレビューを発表

執筆者: Vivek Darera (Senior Program Manager, Cloud + Enterprise)

このポストは、11 月 30 日に投稿された Announcing StorSimple Data Transformation preview の翻訳です。

 

マイクロソフトでは、StorSimple を使用してクラウドに移行したデータを、Azure Media Services、Azure HDInsight、Azure Machine Learning などの Azure サービスでもっと活用できないか、というご意見を多くのお客様からいただいていました。これまではスケーラブルなデータの活用は困難とされてきましたが、これがついに実現することになりました。

このたび、StorSimple Data Transformation のプライベート プレビューが開始されます。これは、StorSimple 形式から Azure BLOB にデータを変換するマネージド サービスで、変換したデータは Azure の多種多様なサービスで活用できます。

StorSimple Data Transformation を使用すると、オンプレミスの StorSimple ボリュームに存在するファイルが Azure BLOB に変換されます。各ファイルは、ストレージ アカウントに BLOB として保存されます。StorSimple はメディア コンテンツの保存に使用されることが多いため、Media Services アカウントでファイルをメディア アセットに直接変換するオプションも提供されています。このオプションでは、簡単な操作でデータを透過的かつシームレスに移動するジョブをセットアップし、Azure ポータルから開始するか、または API を使用してコードに統合 (WebJobs や Worker ロールなど) することができます。

下のブロック図は、StorSimple Data Transformation でのソリューションのしくみを示したものです。

StorSimple Data Transformation は、下記のような用途でお使いいただけます。

  • コール センターにて StorSimple にすべての通話の録音を保存している場合、StorSimple Data Transformation と Azure Media Services を使用することで、通話内容をテキストに変換し、通話中の無音時間や感情、オペレーターのパフォーマンスを分析できます。
  • 監視カメラの映像を StorSimple に保存している場合、Azure Media Services でこのサービスを使用して顔認識やぼかし処理を行うことができます。
  • ログ ファイルを StorSimple に保存している場合、クラウド コンピューティングを利用してログを分析することができます。

既存の StorSimple のデータを Azure で活用してみたい方は、こちらの手順 (英語) でプレビューにサインアップしてください。Media Services や HDInsight をご利用中で、オンプレミスのストレージを利用しながら Azure のソリューションをお試しになりたい方は、こちらの案内 (英語) に従ってご登録ください。