Azure Logic Apps の最新イノベーション – クラウド ベースの Enterprise Integration Pack の一般提供を開始


執筆者: Frank Weigel (Principal Director, Program Management)

このポストは、12 月 15 日に投稿された New Azure Logic Apps innovation – general availability of cloud-based Enterprise Integration Pack の翻訳です。

 

サービスの可用性を低下させずにインフラストラクチャのコストを削減するために、企業はさまざまな方法を模索しています。そうした中、サーバーレス環境などの新しいクラウド開発アーキテクチャに期待をかける企業では、複数のサードパーティ サービスとのイベント駆動型の統合に対する需要が高まっています。開発者は Azure Logic AppsAzure Functions などのサーバーレス環境をチューニングしてワークフローの自動化やシステムの統合を行い、アプリケーション配信の迅速化やコスト削減を進めています。Logic Apps では視覚的なデザイナーを使用したり、標準で用意されている Dynamics CRM、Salesforce、Office 365 などの各種サービスとのコネクタを利用したりして、すばやく簡単に強力な統合ソリューションを構築することが可能です。

そして今回、この統合ソリューションがさらに大きく進化しました。Logic Apps の Enterprise Integration Pack の一般提供が開始され、クラウドでの企業間 (B2B) 通信をさらに簡素化する機能が広くご利用いただけるようになります。これにより、ビジネス トランザクションの信頼性を容易に高められるほか、B2B イベントの追跡とトラブルシューティングが可能になり、より多くのコネクタを活用できるようになります。

電子データ交換 (EDI) と企業間 (B2B) トランザクション

Enterprise Integration Pack では、従来の統合ソリューションよりも高速で信頼性の高い B2B ソリューションや EDI ソリューションを幅広く使用できます。Enterprise Integration Pack の統合アカウントを使用すると、マップやスキーマ、取引先パートナー、契約、証明書などのクラウド ベースの B2B 関連アーティファクトをすばやく作成し管理することができます。今回のリリースでは、電子データ交換 (EDI) が今までになく容易になり、AS2、EDIFACT、X12 などのさまざまなプロトコルで B2B トランザクションの送受信やトラブルシューティングを行えます。Mission Linen Supply などの多くのお客様に、既に Logic Apps の EDI 機能のメリットを実感していただいています。「(電子データ交換) プロバイダーでは 2 か月以上を要していたサプライヤーのオンボーディングが、導入した Azure Logic Apps ソリューションでは 2 週間もかかりません。パートナーとの統合が速ければ速いほど、当社のビジネスの成長もさらに早められます」– (Dave Pattison 氏、Mission Linen Supply、IT 担当ディレクター)

次の図は、Enterprise Integration Pack の統合アカウントの画面です。

integrationaccount

管理機能

システム管理ソリューションから B2B イベントを確認してトラブルシューティングを行う機能は、包括的な EDI 機能と同じくらい重要です。Enterprise Integration Pack には多数の柔軟な追跡機能が組み込まれており、これを使用して B2B イベントを追跡できます。また、その結果は標準で提供されるトラッキング ポータルを使用して Microsoft Operations Management Suite (OMS) に転送することができます。B2B トランザクションの確認やトラブルシューティングは、AS2 形式や X12 形式で簡単に行えます (今後数週間以内に EDIFACT にも対応する予定です)。さらに、新しい RESTful な追跡用 API を使用すれば、Logic Apps 本体とその他のアプリケーションの両方の追跡イベントを送信し、エンドツーエンドで視覚化することができます。このほかにも、Operations Management Suite では、ビジネス プロセス全体で追跡データを収集したり関連付けたりすることができます。

次の図は、Operations Management Suite ポータルで追跡中の B2B イベント表示している画面です。

Microsoft Operation Management Suite

エンタープライズ コネクタ

マイクロソフトのお客様の多くが、複雑で時間のかかる接続構成を必要とするミッション クリティカルなアプリケーションやビジネス プロセスを運用しています。Logic Apps ではエンタープライズ コネクタの充実が図られており、ビジネス アプリケーションとの接続を迅速かつ容易に確立できるようになっています。たとえば、SAP コネクタを使用すると、Logic Apps でオンプレミスの SAP システムをクラウド アプリケーションに簡単に接続できます。しかも、市販の他のサーバーレス製品で必要となるような複雑なコーディングも必要ありません。今回は MQ シリーズと SAP ECC の各コネクタのプレビューが開始され、今後数か月の間にさらに追加される予定です。Logic Apps で現在利用できるコネクタの全一覧については、コネクタの一覧のページをご覧ください。

今すぐ使い始めましょう

Enterprise Integration Pack の一般提供が開始されたことにより、運用環境でのご利用に SLA やサポートによる完全な保証が適用されるようになります。マイクロソフトでは引き続きサーバーレス環境のコンピューティング機能や統合機能をお届けし、投資計画や新規リリースに関する最新情報を配信してまいります。Azure Logic AppsAzure Functions などのサーバーレス サービスの詳細をご覧になり、ぜひその機能をお試しください。いつものお願いではありますが、ご意見などがありましたら Logic Apps (英語) チームや Functions (英語) チームまでお気軽にお寄せください。

今すぐ利用を開始する場合は Logic Apps の料金ページドキュメント ページもご確認ください。

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