Azure SQL Database で 10 年間までのバックアップ長期保持に対応 (パブリック プレビュー)

執筆者: Alexander (Sasha) Nosov (Principal Program Manager, Azure SQL Database)

このポストは、10 月 31 日に投稿された Azure SQL Database: Now supporting up to 10 years of Backup Retention (Public Preview) の翻訳です。

 

皆様がお使いのアプリケーションには、長期間データを保持しなければならないという要件がありますか? また、操作ミスからデータを復旧できるように、組み込みのバックアップ機能の 35 日間の保持期間をさらに延長したいという希望はありますか? 実は今後、それがわずか数回のクリックで簡単に行えるようになります。このたび Azure SQL Database で、バックアップを Azure Backup サービスの資格情報コンテナーに保存できるようになり、組み込みの保持期間が 35 日間から最大 10 年間まで簡単に延長できるようになりました。

今回の決定により、データ保持期間の要件への対応が格段に簡単になりました。Azure SQL Database はデータベースの完全なバックアップを毎週自動的に作成します。Azure ポータルまたは API から長期保持ポリシーをデータベースに適用すると、毎週作成されるバックアップが Azure Backup サービスの資格情報コンテナーに自動的にコピーされるようになります。データベースが透過的なデータ暗号化 (TDE) によって暗号化されている場合には、バックアップの保存中に自動的に暗号化されます。バックアップの保持期間を過ぎたバックアップは、タイムスタンプに従ってサービスの資格情報コンテナーから自動的に削除されるため、バックアップのスケジュールを管理したり、古いファイルをクリーンアップしたりする必要はありません。下の図は、ポータルから長期保持ポリシーを追加する方法を示したものです。

Blog screen shot

Azure SQL Database のバックアップ長期保持のプレビューは、Azure ポータルにアクセスし、SQL サーバーで Azure Backup サービスの資格情報コンテナーを選択して、データベースのデータ保持ポリシーを作成すると使用できます。データベースのバックアップは 7 日間以内に資格情報コンテナーに作成されます。

Azure SQL Database の詳細については、こちらのページを参照してください。