StorSimple で Cool BLOB ストレージをサポート

執筆者: Mike Emard (Principal Program Manager)

このポストは、6 月 2 日に投稿された StorSimple supports cool Blob storage の翻訳です。

 

このたび、StorSimple で Azure BLOB ストレージ アカウントがサポートされました。これにより、StorSimple 8000 シリーズ ストレージ アレイ (英語)StorSimple Cloud ApplianceStorSimple Virtual Array の各製品で、BLOB ストレージ アカウントで提供されている Hot アクセス階層と Cool アクセス階層の両方が完全にサポートされます。

BLOB ストレージ アカウントとは、Azure Storage に非構造化データを BLOB (オブジェクト) として保存するための専用ストレージ アカウントです。この BLOB ストレージ アカウントで Hot と Cool のストレージ アクセス階層を選択できるようになりました。Hot アクセス階層と Cool アクセス階層は、Azure ポータルでいつでも簡単に切り替えることができます。BLOB ストレージ アカウント (Hot および Cool) のレイテンシはミリ秒単位で、スケーラビリティとパフォーマンスの目標は汎用ストレージ アカウントと変わりません。Azure BLOB ストレージの詳細については、こちらのドキュメントを参照してください。

Azure BLOB ストレージ アカウントは、StorSimple で汎用ストレージ アカウントと同様に使用できます。BLOB ストレージ アカウントを使用するように StorSimple のボリューム コンテナーを構成すると、クラウド ティアリング データおよびクラウド スナップショット データはすべてこのストレージ アカウントに保存されます。

StorSimple アプライアンスでは、異なる種類のストレージ アカウントを混在させることができます。各ボリューム コンテナーの構成には 1 つのストレージ アカウントを使用します。このため、アクセス頻度が高いボリュームには Hot ストレージを使用し、アクセス頻度が低いボリュームには Cool ストレージを使用することができます。StorSimple を使用するケースでは、多くの場合 Azure Cool ストレージ階層が適しています。一般に、めったにアクセスしないデータには Cool ストレージ階層を使用することをお勧めします。

StorSimple のデータを汎用ストレージ アカウントから BLOB ストレージ アカウントに移行する機能は現時点ではサポートされていませんが、今後この機能を導入することを検討しています。移行をご希望のお客様は、memard@microsoft.com までご連絡ください。

StorSimple で Azure BLOB アカウントを使用する場合のベスト プラクティスは以下のとおりです。

  • 最初はアクセス階層を Hot に設定します。初回のデータ移行が完了し、アカウント内のアクセス頻度が低いデータが相当量に達したら、Cool への切り替えを検討します。

 

  • 現在の使用パターンを評価して、Cool ストレージ アカウントの使用が適しているかどうかを検討します。Azure Storage のメトリックを使用してストレージの使用パターンを把握する方法の詳細については、こちらのドキュメントを参照してください。

 

  • 開発/テストや研究用に StorSimple Cloud Appliance を使用する場合など、クラウド データへのアクセス頻度が高い場合は Hot ストレージが適しています。

 

  • データのクローニングを頻繁に行う場合も Hot ストレージが適しています。

 

Cool BLOB ストレージを使用するように StorSimple アプライアンスを構成する手順は、以下のとおりです。

 

 

料金の詳細については、営業チーム (storagesales@microsoft.com) までお問い合わせください。