Azure Redis Cache の 2016 年 5 月の更新


執筆者: Pranav Rastogi (Program Manager, Azure, ASP.NET, Cache)

このポストは、6 月 1 日に投稿された Azure Redis Cache May 2016 update の翻訳です。

 

Azure Redis Cache チームはこの数か月にわたって、サービスの機能強化を多数リリースしました。これらの機能強化は、お客様からのフィードバックを基に行ったものです。今回の記事ではこの変更の概要をご説明します。今回の機能強化が皆様のお役に立ちますと幸いです。

Import/Export のパブリック プレビュー

Import/Export は Azure Redis Cache のデータ管理操作です。Redis Cache Database (RDB) ファイルを使用して、Azure Redis Cache にデータをインポートまたはエクスポートできます。これにより、異なる Azure Redis Cache インスタンス間の移行やキャッシュへのデータの書き込みを行うことができます。

このリリースは、Cache UserVoice フォーラム (英語) にお寄せいただいた「Redis Cache へのダンプ ファイルのインポート機能の追加 (英語)」と「キャッシュのスナップショットの作成およびダウンロード (英語)」というご提案に対応したものです。この機能の使用方法の詳細についてはこちらの記事を参照してください。

Premium レベルへのスケーリングのパブリック プレビュー

Azure Redis Cache を Standard レベルから Premium レベルにスケーリングできるようになりました。Premium レベルに簡単に移行して、以下のメリットを得ることができます。

●  Basic レベルや Standard レベルと比較してパフォーマンスが向上

●  Redis の永続化によりデータ損失のリスクに対する耐障害性を強化

●  Azure Virtual Network を使用してセキュリティの強化とネットワークの分離をサポート

●  Redis のクラスタリングによりキャッシュのデータ保存容量とスループットが増加

データベースおよびメモリを最適化する Redis の設定

Redis データベースの容量を構成してフラグ (hash-max-ziplist-entries) を設定することにより、メモリを最適化できます。Redis のメモリ最適化の詳細については、こちらのガイド (英語) を参照してください。

注: メモリを最適化するためにこれらのフラグを変更すると、Redis Cache のパフォーマンスに影響する可能性があります。この操作は、Redis のしくみをよく理解したうえで十分に注意して実施してください。

この更新は、Cache UserVoice フォーラム (英語) にお寄せいただいた以下のご提案に対応したものです。

●  Redis データベースの容量を変更する機能 (英語)

●  Redis の hash-max-zipmap-entries および hash-max-zipmap-value の変更によるメモリ最適化 (英語)

設定可能なプロパティの詳細については、こちらの記事を参照してください。これらのプロパティは、Azure Powershell、CLI、管理ライブラリのいずれかを使用して設定できます。

PowerShell を使用した Redis Cache の診断の有効化

PowerShell で診断を有効化するオプションが追加されます。"Set-AzureRmRedisCacheDiagnostics" を使用すると、既存の Redis Cache に対して診断を有効化できます。

Redis メトリックの新しいパフォーマンス カウンター

Keys (Total/Expired および Evicted) カウンターが追加されました。また、Redis Cache の監視に使用可能なカウンターをすべて表示するオプションが Redis メトリックに追加されました。

Azure Redis Cache Advisor

Azure Redis Cache Advisor は、サービスの一部として開発された提案エンジンです。Redis Cache Advisor は Redis Cache の正常性を監視し、アプリのパフォーマンスに影響する可能性があると判断した場合に推奨される対策を示します。このエンジンは、Redis Cache に対して診断が有効化されていない場合でも機能します。

パフォーマンスへの影響が生じた場合の一般的な症状として、クライアント アプリでのタイムアウト例外が挙げられます。このような例外が発生する理由は多数あります。その 1 つとして、Redis Cache で使用中の帯域幅が推奨されるネットワーク帯域幅のしきい値を超過していることが考えられます。推奨されるネットワーク帯域幅のしきい値の詳細は、こちらの表を参照してください。

この機能が作成された主な理由は、これらのしきい値を超過することによるアプリのパフォーマンスへの影響についてユーザーが認識していないことが判明したためです。

以下のスクリーンショットでは、すべてのパフォーマンス カウンターについて、Redis Cache が推奨しきい値を超過していることがわかります。詳細については、こちらの記事 (英語) を参照してください。

Redis Cache Recommendations

世界各地のリージョンでの提供

Azure Redis Cache は世界各地で提供されており、米国政府および中国を含むすべての Azure リージョンで提供されます。詳細については、サービスの提供状況に関するドキュメントを参照してください。

コンプライアンスと認定

Azure Redis Cache はさまざまなコンプライアンス基準の認定を受けており、最近では Payment Card Industry (PCI) Data Security Standards (DSS) の準拠証明書を取得しました。Azure Redis Cache の認定および認証の一覧は、マイクロソフト トラスト センター (英語) でご確認いただけます。

Microsoft Azure や Azure Redis Cache をまだご利用でない方は、Azure の無料試用版アカウントを作成して Azure Redis Cache をお試しください

機能強化に関するご意見がありましたら、ぜひ UserVoice (英語) までお寄せください。サポートが必要な場合やご質問がある場合は、MSDN フォーラム (英語)StackOverflow (英語) をご利用ください。

 

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