Azure Container Service の一般提供を開始


執筆者: Ross Gardler (Senior Program Manager, Azure)

このポストは、4 月 19 日に投稿された Azure Container Service is now generally available の翻訳です。

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このたび、Azure Container Service の一般提供を開始しました。Azure Container Service は、最も柔軟性が高くシンプルかつオープンな方法でコンテナー アプリケーションを実行できるクラウド ソリューションです。

ところで、コンテナー サービスのメリットとは何でしょうか? 今日クラウド コンピューティングについて議論するときは、コンテナー エコシステムによる開発のアジリティと移植性のメリットが必ず話題に上がります。多くの企業は、コンテナー テクノロジがクラウドとオンプレミスのアプリケーションにどのような影響を与えるか、開発や IT 運用の特定のシナリオにおいてどのように使用するのが最適であるかを理解するために、コンテナー テクノロジの試用を既に開始しています。

しかし、コンテナーを導入し、運用環境へのスケーリングを検討してみると、コンテナー化されたアプリケーション ワークロードのデプロイや運用はそれほど簡単ではないことがわかります。大規模にデプロイされた高密度のコンテナーの追跡と管理は急激にその複雑さを増し、従来の手動の管理方法では対応できなくなりました。

このような問題に対応するために、Azure Container Service は、クラウドでの実行に最適化された、実績のあるオープン ソースのコンテナー オーケストレーション テクノロジを簡単な構成で提供します。わずか数クリックで、運用環境で大規模にデプロイされたコンテナーの複雑さを軽減するためのフレームワークにコンテナー ベースのアプリケーションをデプロイできます。

Azure Container Service ではお好みのオープン ソースのテクノロジ、ツール、スキルを使用し、活発なコミュニティとエコシステムのサポートを受けることで、コンテナー化されたアプリケーションを実行するメリットを非常に迅速に得ることができます。

Docker イメージがサポートされ、オーケストレーション レイヤーのオープン ソースのソフトウェアにも対応するため、あらゆるクラウドやオンプレミスにアプリケーションを完全に移植することができます。他のコンテナー サービスと異なり、Azure Container Service は完全にオープン ソースのソフトウェアであるため、ワークロードの移植性が非常に高いほか、広く普及しているオーケストレーション エンジンの DC/OS と Docker Swarm のいずれかを選択することができます。

DC/OS

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DC/OS (英語) は、大規模な企業向けアプリケーションのオーケストレーション用ソリューションで、Docker イメージにもその他のコンテナー形式にも対応しています。DC/OS テクノロジは Twitter、Apple、Yelp、Verizon といった企業で大規模に利用されている実績があります。マイクロソフトは Mesosphere と緊密に連携して DC/OS を Azure Container Service のお客様に提供しています。

さらに本日、Mesosphere がマイクロソフトをはじめとする 50 以上のパートナーと協力し (英語)オープン ソースの新しい "Datacenter Operating System" (DC/OS) プロジェクト (英語) を立ち上げることを発表しました。これは Apache Mesos、Mesosphere の Marathon、その他多数の重要なコンテナー管理テクノロジを組み合わせたものです。

DC/OS バージョンの Azure Container Service を選択すると、アプリケーションのオーケストレーションに関する次のような数多くの重要な機能を使用することができます。

  • 高可用性: Marathon はリーダー選出機能を持つアクティブ/パッシブ クラスターとして実行されるため、稼働時間を最大化することができます。
  • 制約に基づくデプロイメント: 強力な制約定義によって、アプリケーションのデプロイ先とデプロイ方法を確実に指定することができます。
  • サービス検出と負荷分散: 複数のサービス検出手法を柔軟にサポートします。
  • 正常性チェック: 個々のサービスの正常性チェックを定義し、Web インターフェイス、REST API、コマンド ラインのいずれかを使用して監視できます。
  • メトリック: API から詳細なメトリックを JSON 形式でプルしたり、Graphite、StatsD、Datadog などのシステムにプッシュしたりできます。
  • イベントのサブスクリプション: HTTP エンドポイントを登録すると、スケジューラーからイベント通知を受信できます。
  • アプリケーション グループと依存関係: コンテナーを「ポッド」と呼ばれる関連コンポーネントのグループにまとめて、1 つのユニットとして管理できます。
  • ダウンタイムを発生させないローリング アップグレード: Marathon は、プログレッシブ ロールアウト、正常性チェック、ロールバックにより、アプリケーションやサービスのアップグレードのロールアウトの管理を支援します。
  • シンプルで強力な UI: Marathon のユーザー インターフェイスでは、数クリックで簡単にコンテナーのデプロイ、管理、スケーリングを行うことができます。
  • フル機能を備えた REST API: 強力な REST API を使用して既存のシステムに統合できます。

Docker Swarm

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Docker Swarm (英語) バージョンの Azure Container Service では Docker スタックを使用しているため、Docker に準拠している任意のツールを Azure Container Service のアプリケーション管理に使用できます。Docker Swarm により、Azure Container Service は Docker Universal Control Plane と同じオープン ソース テクノロジを使用して、「Docker ネイティブな」ソリューションを提供し、お客様の希望に応じてネイティブなアップグレード パスを提供します。Azure Container Service の Docker Swarm では、次の機能が提供されます。

  • フル機能を備えた CLI: Docker CLI および Docker Compose により、コマンド ラインからクラスターにアクセスしてすべての機能を使用できます。
  • REST API: Docker Remote API により、サードパーティ製ツールにアクセスできます。
  • 広く活用されている API: Docker Remote API は広く普及しているため、監視やログ記録など、数百ものサードパーティ製ツールにアクセスできます。
  • 自己完結型のアプリケーション定義: Docker Compose は、すべての依存関係を含むアプリケーション全体を定義します。
  • 大規模での高パフォーマンスのオーケストレーション: Swarm は大規模で効率的に機能することが実証されています。
  • 検出サービス: キー/値ペアの抽象化レイヤーを使用して、さまざまな基盤となるキー/値ストアを使用して検出に利用できます。
  • 制約に基づくデプロイメント: ラベルやノードで使用可能なドライバーを使用して、特定のノードへのコンテナーのスケジュールを自動的に最適化します。

Azure Container Service の一般提供が開始されたことで、コンテナーをクラウドで活用する準備が整いました。企業のお客様は、コンテナーへの期待を迅速かつ確実に具体的なビジネス価値へと変換できます。Azure では既に多数のお客様がコンテナー化されたアプリケーションを実行し、クラウド規模のアジリティや効率性をビジネスの成果につなげています。Azure Container Service の使用開始方法と詳細については、こちらのページをご覧ください。

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