Build 2016: Azure Storage に関する発表


執筆者: Sriprasad Bhat (Senior Program Manager, Azure Storage )

このポストは 3 月 31 日に投稿された Build 2016: Azure Storage announcements の翻訳です。

 

Azure Storage チームは Build 2016 にていくつもの魅力的な新機能を発表しました。今回は、その発表内容の概要と既存のプレビュー プログラムの最新情報についてお伝えします。ここでご紹介する新機能や更新によって、これまで以上に Azure Storage を皆様のサービスやアプリケーション、その他のニーズにご活用いただければ幸いです。

 

プレビュー プログラムに関する発表

Storage Service Encryption のプレビュー

Storage Service Encryption は、企業のお客様がセキュリティとコンプライアンスの要件に対応できるように、ブロック BLOB、ページ BLOB、追加 BLOB といった Blob Storage のデータを自動的に暗号化するサービスです。現在利用可能な暗号化方式の中でも特に強力な AES 256 ビット暗号化を使用することで、すべての暗号化、暗号化解除、キー管理を透過的に実行します。この機能を有効化しても追加コストは発生しません。

プレビュー プログラムへの参加をご希望の場合は、Azure ポータルまたは Azure PowerShell を使用してサブスクリプションをご登録ください。サブスクリプションが承認されると、Azure ポータルを使用して新しいストレージ アカウントを作成し、この機能を有効化できます。

この機能の詳細については、Storage Service Encryption の入門ガイド (英語) をご覧ください。

 

短期的なロードマップに関する発表

GetPageRanges API による増分スナップショットのコピー

Azure Virtual Machines 向けの高速かつ効率性の高いバックアップ ソリューションを構築できるようになる新機能が、まもなくページ BLOB の GetPageRanges API に追加されることになりました。この API は基点の BLOB とスナップショット間の変更点の一覧を返すため、スナップショットごとの変更を特定し、その部分のみをコピーすることができます。これにより、仮想マシンのディスクの増分バックアップ中に転送する必要のあるデータ量を大幅に削減できます。この API は、Premium Storage および Standard Storage のページ BLOB でサポートされ、2016 年 4 月より REST API と .NET クライアント ライブラリから提供されるほか、近いうちに他のクライアント ライブラリでもサポートされる予定です。

 

Azure Import/Export

Azure Import/Export では、サービスが提供されているすべてのリージョンで最大 8 TB のハード ドライブがサポートされるようになりました。また、2016 年夏には日本とオーストラリアでも Azure Import/Export の提供が開始されます。これにより、日本やオーストラリアでストレージ アカウントをご利用のお客様も、他地域のリージョンではなく国内の住所にディスクを送付できるようになります。

 

Azure Backup での Azure Premium Storage のサポート

Azure Premium Storage は、Azure VM で I/O 負荷の高いアプリケーションを実行する場合に最適なサービスです。今回、強力なクラウド バックアップ ソリューションを低コストでご利用いただける Azure Backup サービスに、Azure Premium Storage のサポートが追加されることになりました。今後は、Azure Backup サービスを利用して、Premium Storage の VM で実行されている重要なアプリケーションを保護することができます。

Azure Backup の詳細についてはこちらのページ、Premium Storage の詳細についてはこちらのページをご覧ください。

 

クライアント ライブラリとツールに関する最新情報

Java Client-Side Encryption の一般提供開始

Java 用 Azure Storage クライアント ライブラリで、Client-Side Encryption 機能の一般提供が開始されました。これにより、BLOB データ、Table データ、Queue データを Azure Storage に送信する前に暗号化できます。また、Azure Key Vault との統合がサポートされているため、Azure Key Vault にキーを保存して管理することも可能です。今回のリリースにより、Windows で .NET によって暗号化されたデータを Linux で Java を使って暗号化解除したり、反対に Linux で Java を使って暗号化されたデータを Windows で .NET を使って暗号化解除したりすることができます。

詳細については、入門ガイドをご覧ください。

 

Storage Node.js のプレビューの更新

Node.js 用 Azure Storage クライアント ライブラリの最新プレビュー版 (バージョン 0.10) がリリースされました。今回のリリースでは、充実した開発者エクスペリエンスの追加、アカウント レベルの SAS 機能の完全なサポート、サービス レベルの SAS の IP ACL とプロトコルの仕様の追加、お客様からの操作性に関するフィードバックへの対応が行われています。npmjs の azure-storage パッケージ (英語) を使用すると、今すぐアプリケーションで Node.js 用 Azure Storage クライアント ライブラリのプレビュー版をご利用になれます。

詳細およびソース コードについては、GitHub リポジトリ (英語) をご確認ください。

 

Storage Python のプレビューの更新

Python 用 Azure Storage クライアント ライブラリ (英語) の最新プレビュー版 (バージョン 0.30) がリリースされました。今回のバージョンでは、追加 BLOB、Azure File Storage、アカウント レベルの SAS、JSON テーブル形式のサポートのほか、2015-04-05 REST バージョンに含まれるすべての機能をご利用いただけます。

詳細については、入門ガイド最新ドキュメント (英語)アップグレード ガイド (英語)サンプル (英語)互換性に影響する変更点のログ (英語) をご確認ください。

 

Azure Storage Explorer

Azure Storage Explorer の最新パブリック プレビュー版がリリースされました。今回のリリースでは、Table Storage (CSV ファイルへのエクスポートを含む)、Queue Storage、アカウント レベル SAS のサポートが追加されたほか、UI エクスペリエンスが更新されています。

詳細や Windows、Linux、Mac プラットフォーム向けエクスプローラーのダウンロードについては、www.storageexplorer.com (英語) をご確認ください。

 

ドキュメントとサンプルに関する最新情報

Storage セキュリティ ガイド

Azure Storage では、安全性の高いアプリケーションの開発を可能にする包括的なセキュリティ機能が提供され、ストレージ アカウントを管理するうえでのセキュリティの確保、転送中のストレージ オブジェクトの暗号化、ストレージ アカウントに保存されているデータの暗号化などを行うことができます。Azure Storage セキュリティ ガイドでは、これらのセキュリティ機能の概要について説明し、さらに知識を深めるための関連資料をご紹介します。

詳細については、Storage セキュリティ ガイド (英語) をご覧ください。

 

Storage のサンプル

Azure Storage チームは引き続き、開発者の皆様のエンドユーザー エクスペリエンスの向上に努めてまいります。その一環として先日、わずか 5 分で利用を開始できる標準化されたサンプルを複数作成し、探しやすい形で公開しました。これらのサンプルは、きちんとした解説付きで、完全に機能し、コミュニティ向けに作られているほか、利用するプラットフォームに合わせて必要なサンプルを検索できる統合されたランディング ページからアクセスできます。コードはオープン ソースとなっており、Github からすぐにご利用いただけるため、コミュニティの皆様が各サンプルのリポジトリに対してご協力いただくことも可能です。

サンプルの利用を開始するには、Storage のサンプルのランディング ページ (サンプルは英語) にアクセスしてください。

Azure Storage をまだ利用したことがないお客様は、Azure Storage のドキュメント ページ (英語) をご確認いただくと、短時間で Azure Storage の概要を理解し、利用を開始できます。

今後とも Azure Storage をよろしくお願いします。

Azure Storage チーム

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