Data Management Gateway で自動更新の利用が可能に

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最先端のデータ統合を実現するにあたっての課題の 1 つに、サービスを中断することなくオンプレミス環境とクラウドの間でデータを移動できるようにすることが挙げられます。Azure Data Factory では、Data Management Gateway を使用してこの統合をシームレスに実現しています。

Data Management Gateway はオンプレミスにインストールするエージェントで、クラウドとオンプレミス環境の間でのハイブリッドなデータ転送を可能にします。このたびこの Data Management Gateway で、自動更新機能を使用できるようになりました。これまで不具合の修正や新しいコネクタを実装するためには、毎月新しいゲートウェイをダウンロードしてインストールする必要がありましたが、この自動更新機能を使用することでその手間がなくなります。

この機能を使用するには、最新のゲートウェイをダウンロードしてインストールする必要があります (未入手の場合)。

今回の更新では次の機能が追加されました。

  • Ÿ   ゼロ タッチの自動更新
  • Ÿ   トレイ アイコンにゲートウェイのステータスと更新通知インジケーターを追加
  • Ÿ   クライアントの「今すぐ更新」機能
  • Ÿ   更新時刻のスケジュール設定
  • Ÿ   PowerShell スクリプトによる自動更新の有効/無効の切り替え

更新を利用できるようになると、Azure ポータルの Azure Data Factory のホーム ブレードにインジケーターが表示されます。ここには、Data Management Gateway 構成マネージャーで設定した更新時刻も表示されます。

ゲートウェイを実行しているマシンでは、更新が保留されていること示す通知メッセージがシステム トレイに表示されます。

Data Management Gateway 構成マネージャーでは、更新をすぐにインストールすることも、スケジュール設定された時刻に自動的に更新されるまで保留することもできます。また、Data Management Gateway 構成マネージャーに新たに追加された [Update] タブでは、更新のスケジュールをビジネス プロセスに最も都合のよい時間に設定できます。

スケジュール設定された更新時刻にゲートウェイが何らかのタスクを実行している場合、更新はタスク完了後に開始されます。更新が失敗した場合はゲートウェイが自動的に前のバージョンに戻し、その後のデータ転送ジョブが中断されないようにします。