Azure SQL Data Warehouse の 2016 年 1 月の更新

このポストは、2 月 8 日に投稿された Azure SQL Data Warehouse: January 2016 Updates の翻訳です。

SQL Data Warehouse の 1 月の更新では、安定性と信頼性を向上させる機能強化が実装されました。

読み込み

  • 外部テーブルに対して Polybase クエリを実行すると、場合によっては JVM のメモリ不足を示すエラー メッセージが表示されて失敗するという問題がありましたが、これが修正されました。この問題は、多数の日付/時刻データ型の値が含まれるフラット ファイルを読み込むときに発生することがあります。
  • 一括読み込み処理の実行時間が非常に長くなる、あるいは処理が停止して最終的に失敗するという問題がありましたが、これが修正されました。この問題は特に、同時に実行されている読み込み処理の対象テーブルが同一だった場合に発生することがあります。これは、Azure Data Factory を使用して Azure SQL Data Warehouse にデータを読み込む場合に多いパターンです。

監視

sys.dm_pdw_exec_requests (英語) の動的管理ビューでセッションに関連付けられていない行が意図せず表示される問題がありましたが、これが修正されました。

安定性

Azure SQL DW サービス チームによって開始され、ユーザーの操作が関係していないアップグレードの処理中にデータ ウェアハウスのインスタンスが断続的に使用できなくなる問題がありましたが、これが修正されました。サービス チームは、全世界に存在するすべてのデータ ウェアハウスの正常性を監視し、サービスの正常性に関する問題を事前に検出して解決しています。この問題が修正されたことで、特定の問題の発生が防止されました。

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