[今月の技術トピック] これは新しい! Hyper-V と話題のコンテナが融合した Hyper-V Container


ようやく Hyper-V Container の姿が見えてきた!

Hyper-V Container と聞いて、そもそも何が起きているかわからないという方もいるだろうし、Linux の Container を触っている方からすると邪道に見えるかもしれない。しかし、Hyper-V Container は Windows Server を業務で使ってくれている企業にとって、重要な役割を担う可能性が高いのだ。

例えば、人事や経理といった業務システムと開発用のサーバーを 1 つの仮想マシン上で動かしている企業は多くはないだろう。なぜなら共存させたくないという理由があるからだ。OS の機能として動作する Container の場合、ファイル システムやレジストリは分離されるものの、アプリケーションのプロセスは 1 つの OS 上で動作することになる。そのため「Container は使わない」と宣言をする企業すらある。

しかし考えてみてほしい。ビジネスのための IT に迅速さを求めたい企業にとって Container のポテンシャルは計り知れないものがあるということを。

だからこそ、マイクロソフトは Microsoft Research が研究開発をしてきた Drawbridge の成果なども活用しながら Hyper-V Container を開発している。Hyper-V Container を利用すれば、ファイルシステムやレジストリが分離されるだけでなく、アプリケーションのプロセスも仮想マシンで分けたように分離されるようになっている。しかも、Hyper-V Container と Windows Server Container の切り替えはコマンド 1 つである。そう、わざわざ仮想マシンを作る必要はないし、Docker コマンドや PowerShell を使って Container として扱うことができるのだから、Microsoft Azure の PaaS 用基盤技術として採用したくなるのも無理はない。

Microsoft Research が研究していた Drawbridge

Windows Management Instrumentation (WMI) の使い手でもあり、GMO インターネットで Hyper-V ベースのクラウドの開発から運用まで行い、コミュニティ InvokeV 代表もしてくれている樋口氏から聞いた話によると、WMI から見れば 各 Container は仮想マシンのように見えているとのこと。これも面白い話だ。

GMOインターネット
樋口氏に聞く

さて、仮想化の次とも目され、DevOps には欠かせないと言われ、パブリックなクラウドとプライベート クラウドの橋渡し役になるのではないかとも期待されている Container は、年末年始の空いた時間に勉強しておいて損はないだろう。以下のサイトから Windows Server 2016 Technical Preview 4 をダウンロードするか、Microsoft Azure のギャラリーに準備されている Container が動作する Windows Server 2016 Technical Preview 4 でお試しいただきたい。

Windows Server 2016 Technical Preview 4 ダウンロード

Windows Server Container や Hyper-V Container の情報はこちら

日本マイクロソフト株式会社
エバンジェリスト
高添 修 <Blog


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