Azure Resource Manager テンプレートを使用したハイブリッド インフラストラクチャの自動化

このポストは、11 月 18 日に投稿された Hybrid Infrastructure Automation with Azure Resource Manager Templates の翻訳です。

今年 5 月に Azure Resource Manager テンプレートを発表しました。

今日のオンライン番組「Microsoft Mechanics」では、Microsoft Azure コンピューティングのチームを率いる Corey Sanders が、Azure Resource Manager テンプレートの技術的な特徴についてご紹介しました。SharePoint などのテスト環境や運用環境をセットアップしたことがある方なら、Active Directory、バックエンド データ用の SQL、SharePoint サーバーというように複数のツールをセットアップしなければならないことをご存じでしょう。

高度なスクリプト作成スキルやレベル 400 のタスク シーケンスのスキルがあれば自動化も可能ですが、テンプレートやマニフェスト ファイルを選択してクリックするだけで十数個の VM をつなげて相互通信を構成できれば非常に便利です。Azure Resource Manager テンプレートを使用すれば、Corey がお見せしたとおり、クラウドやオンプレミス、またはその両方でリソースを自動化することができます。

[View:https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=DevCgPFbiS8:0:0] 

クラウドとオンプレミスで共通のインフラストラクチャ自動化モデル

新たにリリースされる Azure Stack では、自社のデータセンター内で Microsoft Azure の運用管理モデルとリソース管理モデルを構築できますが、Azure Resource Manager テンプレートは、クラウドやオンプレミスでアプリとサービスを実行するインフラストラクチャの構築を自動化するための統一モデルとして使用できます。

簡単に言えば、アプリの実行に必要なインフラストラクチャの構成要素が十分に検証された参照アーキテクチャが手に入るということです。

テンプレート自体がソリューションで必要なリソースを事前にまとめて 1 つに構成し宣言したものなので、必要なリソースを論理的単位として管理して、繰り返し実行可能な方法でオンプレミスとクラウドのテスト環境、ステージング環境、運用環境それぞれにアプリをデプロイできます。さらに、Corey のデモのように、Azure Active Directory の同期によってセキュリティ構成を簡単に複製することが可能で、リソースやタグ リソースへのアクセスを統治して使用料を追跡管理できます。

PowerShell を超えるメリット

PowerShell コマンドレットも引き続き提供しますが、Azure Resource Manager テンプレートは普段使用しているスクリプトやタスクのシーケンスとは別の方法を提供します。PowerShell で 3 行のコードを呼び出すだけでテンプレートをデプロイできるので、同じインフラストラクチャを自動化しデプロイするロジックやコマンドレットを定める時間を短縮できます。

インフラストラクチャ自動化のクイックスタート テンプレート

マイクロソフトのオープン モデルでは、DataStax、Cloudera、Mesosphere など、テンプレートの作成を行うパートナーが増えつつあります。現在マイクロソフトが提供しているテンプレートと IT コミュニティが用意しているインフラストラクチャ自動化関連のテンプレートの数は合わせて数百種類にも上っています。

実際に試してみたい方は、こちらの動画 (英語) をご覧いただき Azure クイックスタート テンプレートをお試しください。