Azure Application Insights を使用して WordPress Web アプリの利用状況を確認
このポストは、10 月 15 日に投稿された Determine your WordPress web app usage with Azure App Insights の翻訳です。
Visual Studio Application Insights (プレビュー) は、運用しているアプリケーションの利用状況やパフォーマンスをリアルタイムで把握できる、拡張可能な分析サービスです。開発者向けに構築されたこのサービスは、アプリのパフォーマンスや利用状況の継続的な改善を支援します。
この分析サービスでは、Web アプリケーションのページに JavaScript コードを埋め込むことで、利用状況に関するテレメトリ データの収集を可能にします。今回の記事では、任意の場所で実行されている WordPress アプリで Azure Application Insights を構成する方法について説明します。
手順 1: インストール
- プラグイン (英語) をダウンロードします。
- ダウンロードしたプラグインを、WordPress をインストールしたディレクトリの wp-content\plugins に展開します。
- WordPress に管理者としてログインし、プラグインのリストに移動してプラグインをアクティブ化します。
- 該当するプラグインのチェックボックスをオンにし、[Activate] をクリックします。
手順 2: Azure Active Directory アプリケーションを登録する
この手順では、Azure Active Directory テナントにアクセス可能な Azure サブスクリプションが必要です。
- Azure プレビュー ポータルにサインインして [Active Directory] に移動します。次に、使用するディレクトリ (テナント) を選択します。このディレクトリは Azure サブスクリプションに関連付けられている必要があります。
- [Applications] タブで [Add] をクリックして新しいアプリケーションを登録します。
- [Add an application my organization is developing] を選択し、わかりやすい名前を指定します。アプリケーションの種類には [Native client application] を指定します。
- リダイレクト URL を https://www.example.com/wp-admin/options-general.php という形式で入力します。
手順 3: Azure ポータルで Application Insights を作成する
- Azure プレビュー ポータルで Application Insights のリソースを作成します。Application Insights のリソースの作成方法については、こちらのページを参照してください。
手順 4: プラグインを構成する
- Microsoft Azure の資格情報を使用してログインします。
- [Settings] から Application Insights ダッシュボードに移動します。
- [Tenant ID] および [Client ID] フィールドに入力し、[Authorize Plugin] をクリックします。これらの値は、Azure プレビュー ポータルの Azure Active Directory アプリケーションの [Configure] タブで確認できます。
- Azure Application Insights のリソースから取得したインストルメンテーション キーを入力します。
- プラグインの構成が正常に完了すると、WordPress ダッシュボードにメトリックスが表示されます。
- ダッシュボードでは [Users]、[Sessions]、[Page Views]、[Server Response Time] などの情報が表示されます。
まとめ
Visual Studio Application Insights (プレビュー) は、ユーザー トラフィックに関する問題の検出と分析を通じて、アプリケーションの継続的な改善を支援します。また、必要な場合はいつでも Application Insights PHP SDK (英語) を使用して、独自のイベント追跡プログラムを作成することができます。