開発/テストに IT は欠かせない: テスト用ハイブリッド クラウド環境のセットアップ

このポストは、10 月 8 日に投稿された Dev-Test Starts with IT: Set up a hybrid cloud environment for testing の翻訳です。

 

開発者の 65% は、開発/テストのリソースを用意するのは面倒で時間がかかるものだと考えています。* しかし、そうとは限りません。

このブログ シリーズでは、開発/テスト環境のセットアップにマイクロソフト クラウドを活用することで、効果的に開発/テストを実行する方法をご紹介します。もう何時間も何日もかける必要はなく、数分でできる時代になりました。

  

運用環境を再現した開発/テスト環境の構築では、特にハイブリッド アプリケーションやワークロードに関して、スケーラビリティと複雑さによる課題が生じることが少なくありません。

Azure では、オンプレミス ネットワークへの接続と拡張を行う、クロスプレミスな仮想ネットワークを簡単に作成できます (クラウド専用の仮想ネットワーク作成に役立つリソースについては、前回のブログ記事を参照してください)。

Azure では、テスト用ハイブリッド クラウド環境の新規セットアップ手順を公開しています。詳細なテスト用環境設定手順に従うことで、開発/テスト用に実際のハイブリッド環境を Azure でシミュレートすることが可能です。ハイブリッド環境では、機能的なクロスプレミスの Azure Virtual Network のセットアップに、ローカルのインターネット接続とパブリック IP アドレス (1 つ) を使用します。また、この構成のシンプルなイントラネット部分は、分離サブネット上の 3 台のコンピューターで作成し、単一の Hyper-V サーバーなどの仮想化サーバーでホストすることが可能です。

この基本構成を拡張または調整すれば、ハイブリッド クラウドをベースとする IT ワークロード向けの開発/テスト環境や概念実証環境を作成できます。この方法は、Azure 機能の試用、アプリケーションの開発やテスト、シンプルな IT ワークロードでのテスト、Site-to-Site VPN 接続とインターネットのパフォーマンス比較などに最適です。

インターネットの直接接続やパブリック IP アドレスが利用できない場合は、代わりにハイブリッド クラウドをシミュレートした環境を作成することもできます。方法については、テスト用のシミュレートされたハイブリッド クラウド環境を設定するための詳細手順をご覧ください。この構成では、Azure インフラストラクチャのコンポーネントのみを使用してもう 1 つの Azure Virtual Network (VNET) 内にシンプルなイントラネットを作成し、VNET 間接続でリンクさせています。この構成では本当の意味でのクロスプレミスな仮想ネットワークを利用することはできませんが、それでも開発/テスト用機能の実行やシンプルな IT ワークロードの実行に使用できます。

このシリーズの次回の記事では、テスト用ハイブリッド クラウドでの SharePoint ファームのセットアップについてご説明します。

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Azure の開発/テストの詳細についてはこちらを参照してください

 

*出典: テスト環境管理のビジネス ケースに関するホワイトペーパー (Cognizant 社)