IoT のリアルタイム分析

このポストは、9 月 29 日に投稿された Real-time analytics on your IoT の翻訳です。

このたび、Azure IoT Suite (英語) の発売が発表されました。信頼性の高い Azure クラウド プラットフォームを基盤として構築された Azure IoT Suite は、事前構成済みのサービスを統合し、企業のお客様が Internet of Things ソリューションを迅速かつ簡単に開発、デプロイできるように支援します。

Azure IoT Suite の主要なサービスである Azure Stream Analytics には、多数の更新が追加され、IoT のデプロイメントに関する一般的なビジネス ニーズへの対応が強化されました。Stream Analytics の最新の更新内容は以下のとおりです。

  • IoT Hub の入力のサポート : Stream Analytics ジョブに Azure IoT Hub からのデータを取り込むプレビュー機能が追加され、すべての接続デバイスから取得した大量のイベントをリアルタイムで分析できるようになりました。

  • Azure プレビューポータルへの統合 : Azure 管理ポータルに加えて、Azure プレビュー ポータルにも Stream Analytics が統合されました。

  • DocumentDB への出力のサポート : Stream Analytics ジョブから Azure DocumentDB に出力し、非構造化 JSON データのアーカイブや高速なクエリを実行できるようになりました。

  • 異種混合のイベントに対応する TIMESTAMP BY: 単一のデータ ストリームに複数種類のイベントが含まれ、各イベントのタイムスタンプが異なるフィールドに格納されている場合、式に TIMESTAMP BY (英語) を使用して、ケースごとに異なるタイムスタンプ フィールドを指定できるようになりました。

この記事では、IoT Hub との統合についてご説明します。IoT Hub が統合されることで、リアルタイム分析の機能を存分に活用できるようになり、すべての接続デバイスから取得した大量のイベントからインサイトを得られます。今後は、Stream Analytics をご利用のお客様は、Azure Event Hub、IoT Hub、Azure Blobs から取り込まれたデータに対してリアルタイム分析を実行できます。

IoT Hub は、膨大な数の IoT デバイスとアプリケーション バックエンド間での信頼性と安全性に優れた双方向通信を可能にする、完全に管理されたサービスです。Azure IoT Hub では、デバイスからクラウド、クラウドからデバイスへの信頼性の高いハイパースケール メッセージングを利用できるほか、デバイスごとのセキュリティ資格情報とアクセス制御を使用して安全な通信を実現し、最も広く利用されている言語やプラットフォーム向けのデバイス ライブラリを提供します。

IoT Hub の入力の設定方法

  1. Azure プレビュー ポータルで Stream Analytics ジョブを新規作成します。Stream Analytics には [Data + Analytics] カテゴリからアクセスできます。

  2. [Inputs] をクリックし、[Inputs] ブレードの [Add] をクリックします。

  3. [Type] として [Data stream]、[Source] として [IoT hub] を選択し、エンドポイントや共有アクセス ポリシー、キーなど、IoT Hub への接続情報を入力します。IoT Hub の特定のプロパティの詳細については、こちらのページをご覧ください。

  4. [Create] ボタンをクリックして、入力の設定を終了します。

    Stream Analytics は引き続き、Azure 管理ポータルでも完全にサポートされます。Stream Analytics ジョブの入力を IoT Hub に接続するには、サブスクリプションから既存の IoT Hub を選択するか、IoT Hub を新規作成するか、別のサブスクリプションから IoT Hub を選択します。

     

    Stream Analytics の詳細については、Stream Analytics のラーニング パス (英語) をご確認ください。また、Stream Analytics フォーラム (英語)Azure フィードバック フォーラム (英語) では、皆様からのフィードバックをお待ちしています。近日中には製品の最新情報をお伝えしていく予定ですので、引き続きご注目ください。