Azure Alerts で Webhook のサポートを開始

このポストは、9 月 28 日に投稿された Webhooks for Azure Alerts の翻訳です。

このたび、Azure Alerts で新たに Webhook がサポートされることが発表されました。これにより、Azure リソースからのデータ (メトリック) の監視効率が向上し、またさらに先進的な機能として、結果への自動対応が可能になります。

Webhook (英語) とは、一般的にイベントによりトリガーされるユーザー定義の HTTP エンドポイントで、これを活用すると Azure Alerts の応用範囲が広がります。Webhook のエンドポイントには HTTP と HTTPS を指定でき、アラートの作成や更新は Azure ポータルから行います。

Webhook は Azure Alerts で次のように動作します。

  1. ユーザーが指定したエンドポイントに対して Azure Alerts サービスが HTTP POST 処理を作成します。
  2. アラートのメタデータが JSON ペイロードとしてエンドポイントに送信されます。
  3. 受信したデータをエンドポイントが処理し、アラートに応じた対応を取ります。

今回の更新によりアラートの活用範囲が広がり、下記のようなことが可能です。

Azure Alerts の JSON ペイロード スキーマの詳細については、こちらのドキュメント (英語) をご覧ください。

Azure Alerts の PagerDuty および OpsGenie との統合

次のビデオでは、Webhook の詳細およびアラートの Webhook と PagerDuty を統合する方法について説明しています。

[View:https://www.youtube.com/watch?v=AIck_eKTX_8&feature=player_embedded:0:0]

Azure Alerts と OpsGenie を統合する方法については、こちらのドキュメント (英語) をご覧ください。

Azure Automation スクリプトの実行

アラートに応じてより細かく Azure リソースへの対応を行う場合は、Azure Automation チームが作成した次のビデオにて、Azure Alerts で Webhook を使用して Runbook を実行する方法をご確認ください。

[View:https://www.youtube.com/watch?v=ZvN0lWcNPsg&feature=player_embedded:0:0]

Azure Alerts から Logic Apps をトリガーする

上記のほかにも、Azure チームが事前に構築した Logic Apps を使用して Azure Alerts と Webhook を統合すると、次のことが可能です。

Azure Insights SDK でさらに高度な操作を行う

Azure ポータルで上記の操作方法を理解したら、Azure Insights SDK (英語) でプログラム的に実行する方法をご確認ください。SDK を使用すると Webhook に JSON ペイロードと共に渡すカスタム プロパティ (キーと値のペア) を追加することができます。また、SDK では Azure Alerts に複数の Webhook を追加できます (最大 5 個)。次回の更新では、さらに複数の Webhook が Azure ポータルでサポートされる予定です。

こちら (英語) に C# の基礎的なサンプルをご用意していますので、参考にお使いください。

ぜひこの機能をお試しください。お好みの Webhook で Azure Alerts をご利用のうえ、ご意見をお寄せいただけますと幸いです。