[今月の技術トピック] 経営者から喜ばれる IT 構築のために! ~ System Center 2012 SP1 登場~

※ この記事は、先月 『20 万人の IT エンジニアが愛読する、現場に役立つニュースレター TechNet Flash』 として配信されたものです。
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仮想化エンジニアを驚かせた Windows Server 2012 の次の一手は System Center 2012 SP1 です。仮想化を超える自動化や SDN、ハイブリッド クラウド構築に加え、開発ツール連携などの新機能が、IT をサービスに変え、ビジネスの武器に変えるお手伝いをします。

コスト削減、ビジネスへの貢献、迅速なサービス提供、DevOps・・・これらの単語に聞き覚えがある方も今すぐ評価を!

 

さて、System Center 2012 SP1 を改めておさらいしておきましょう。

  • Windows Server 2012 Hyper-V ベースの仮想化基盤を管理するための Virtual Machine Manager は、Linux 仮想マシンの自動作成・管理やネットワーク仮想化基盤の構築など、クラウド基盤構築にも使えます。
  • Virtual Machine Manager の上にかぶせる形で実装する Service Provider Foundation は、クラウド基盤管理用の API として動作し、Windows Azure の管理ポータルそっくりの Web UI と共にクラウドサービス構築をお手伝いします。
  • App Controller は、Virtual Machine Manager や Windows Azure に加えて、Service Provider Foundation の管理も可能な、ハイブリッドクラウド用のセルフサービスポータルになりました。
  • 日本語化された Orchestrator は、管理対象をさらに広げつつ、Windows Azure を含めたハイブリッドクラウドの自動化を推進します。
  • バックアップと復元の機能で企業のデータ保護をする Data Protection Manager は、データの一時保管先として Windows Azure 上のバックアップサービスを指定できるようになりました。
  • Operations Manager の監視対象はアプリケーションにまで及び、SP1では、マイクロソフトのデータセンターを活用した外部からのWebアプリケーション監視までも可能にし、グローバルな企業には必須のシナリオをSystem Centerというツールの中で完結します。
  • CMDB を持つ Service Manager は、サービスデスク用のツールでもあり、ITをサービス化するための中心的な役割も果たし、課金を管理するツールとしても存在感を示していきます。
  • 多様化するデバイスの管理を担う Configuration Manager は、Windows 8 や Mac OS の管理も開始します。クラウド版デバイス管理ツール Windows Intune との連携も見ものです。

 

 1 つ 1 つのツールに加えて、それらの連携がもたらす効果は絶大です。テストのための日本語の手順書も順次提供を予定していますので、お楽しみに!

 

 

マイクロソフト株式会社 エバンジェリスト 高添 修 マイクロソフト株式会社 エバンジェリスト 高添 修ブログ「高添はここにいます」