[今月の注目トピック] 早春に芽を出した Windows Server "8" ~ 3 世代目となる Hyper-V にも注目を~

※ この記事は、先月  『20 万人の IT エンジニアが愛読する、現場に役立つニュースレター TechNet Flash』 の特集として配信されたものです。
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これから Windows Server "8" の全貌が明らかになっていきます

この次期サーバー OS は、クラウドから学び、お客様から学ぶことで、これまでにない進化を遂げようとしています。Hyper-V Replica という誰もが使える災害対策機能、ストレージ ライブ マイグレーションや NIC チーミング & QoS、仮想マシンの自動作成機能を備えた VDI など、仮想化だけでも注目に値する機能拡張がなされています。

また、「仮想化を超える」というコンセプトの元、大企業やデータセンター事業者にも喜ばれる機能を多数盛り込みました。ネットワークの仮想化や Cisco Nexus 1000v/OpenFlow へのフォワーディング、データセンター内通信の高速化など、Windows Server "8" は「これからのデータセンター」を知る最適な教材になるかもしれません。

さらに、Windows Server "8" はストレージとしての顔を持つようになります。複数のディスクをプール化し、そこから論理ディスクを切り出し、ファイル サーバーだけでなく iSCSI ターゲット サーバーや NFS サーバーとしてもアクセス可能です。ストレージ専用機を利用する高額なシステムと、サーバー単体で利用する低価格なシステムの間にはデータを保持するしくみに大きなギャップがあります。Windows Server "8" を使う事で、そのギャップを埋めることができるはずです。

Windows Server と共に生きてきた人だけでなく、これまで避けてきた方にとっても、Windows Server "8" と世界中のパートナー様で作る新しいプラットフォームは、無視できない存在になるでしょう。もちろん、まだベータの段階ですから、気になる点があればぜひフィードバックをいただいて、一緒に良いサーバー OS へと仕上げましょう。

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