[今週の技術解説] 【クラウドとオンプレミスをシームレスに連携】 マイクロソフトのクラウドとは?


※ この記事は、2 週間前 『20 万人の IT エンジニアが愛読する、現場に役立つニュースレター TechNet Flash』 の特集として配信されたものです。
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日本国内の市場規模が 2014 年には約 5 倍になるとも予測されている (*) クラウド コンピューティング。マイクロソフトは 2010 年もクラウドビジネスに注力することを表明しており、インターネットを介してあらゆる人々がさまざまなデバイスを通してつながっていくことができる世界を実現したいと考えています。「マイクロソフト クラウド」は、オンプレミス (内部設置) とクラウド、そしてそれらをシームレスに連携するハイブリッド クラウドを、SaaS/PaaS/IaaS のすべての領域のサービスをご提供しており、お客様のあらゆるニーズに対応できる IT 環境を実現します。

クラウド コンピューティングの登場により、リソースの使用状況に応じた従量課金、保守管理コストの削減、生産性の向上といったメリットが認識されるようになりました。今後はアプリケーション開発、IT システム管理の両側面において、リソースとしてのオンプレミス (内部設置) とクラウドの境目がさらに無くなってゆくと考えられます。それにあわせて、マイクロソフトは SaaS 分野のオンライン サービスはもちろん、PaaS/IaaS の分野でも下記のような新サービス提供・機能強化を行っていきます。

1) オンプレミス/クラウド、両環境同レベルでのアプリケーション開発効率化
Visual Studio 2010 + Windows Azure Tools v1.2 により実現されていますが、オンプレミス環境と変わりない操作で Windows Azure へのアプリケーションのデプロイが可能になり、さらに、Windows Azure上のアプリケーションにも IntelliTrace が使用できることでデバッグが容易になりました。(もちろん先週発表された Visual Studio LightSwitch もクラウド アプリケーション開発に対応しています。) また、Windows Azure における Role 機能強化として挙げられている VM Role は、自動管理から一歩進んだ、より詳細なコントロールを可能とします。このようにオンプレミス/クラウドの両環境で、その2つの環境やその差を意識することが少なくなる形で、今後もアプリケーション開発の効率化が実現されていきます。

2) オンプレミス/クラウド連携
Windows Azure Platform 上では Windows Azure Platform AppFabric がサービス バス・アクセスコントロール・ワークフロー機能を提供しており、Windows Server 上にも Windows Server AppFabric が実装され、オンプレミスとクラウド両方のサービスを管理・構築し、そして連携させる機能を持つことになります。また、Codename “Project Sydney” は IPSec で暗号化することにより、Windows Azure 上のサービスとオンプレミスのリソースをセキュアに接続し、さらに仮想プライベート ネットワークを実現することになります。こうしたオンプレミス/クラウド連携により、既存リソースの活用なども視野に入れた柔軟なハイブリッド クラウドが実現されます。(**)

3) クラウドによる IT システム保守・管理の自動化
Microsoft Online Services などの SaaS 型のサービスではもちろんのこと、Windows Azure Platform においても Guest OS には絶え間なく機能改善やセキュリティパッチ適用などが行われ、プラットフォームの保守管理が行われています。また、Windows Intune によりネットワーク経由で PC 管理やマルウエア対策、アップグレード対応などが可能になることで、クラウドによるオンプレミス/クラウド両方の IT システムの保守・管理の自動化が進むようになります。

マイクロソフトは「マイクロソフトの描く未来像:Productivity Future Vision」に代表されるような「より便利で豊かな世界をソフトウエアで実現して行く」というビジョンを掲げています。この実現に向けて、マイクロソフトはこれからも皆様にご活用いただけるクラウド プラットフォームを提供して参ります。マイクロソフトのクラウド コンピューティングへの取り組みは「マイクロソフト クラウド – We’re all in」の Web サイトに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

 

(*) IDC Japan「国内クラウドサービス市場予測を発表」 (2010/04/12) によれば “2014 年の市場規模は 2009 年比 4.6 倍”、総務省 スマートクラウド研究会「クラウドネットワーク技術に関する市場予測、及び利活用の実態(野村総合研究所)」 (2010/05/13) では 2009 年は 3871 億円、2014 年には新市場開拓分を含めて 2 兆 480 億円 (2009 年比 5.29 倍) と予測されています。

(**) オンプレミスでクラウド環境を実現するプライベート クラウド製品、およびクラウド環境を外部に提供するためのパブリック クラウド製品につきましては、System Center Virtual Machine Manager Self Service Portal (英語) をご覧ください。

 

【関連サイト】


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