TechNet 2.0 – エピソード 1 – 主要シナリオとブランド化

こんにちは。TechNetオンライン担当のxx(失礼しました)松近です。

マイクロソフトの TechNet チームでは、今後 2 ~ 3 か月の間に Web サイトを大幅に変更する計画を立てており、このプロジェクトを "TechNet 2.0" (略称、TN20) と呼んでいます。今日から、8回にわたり、このプロジェクトの重要な背景を日本の皆さんにもお伝えするために、私と一緒にこのプロジェクトを本社側で担当している Keithのブログ投稿を日本語にして投稿します。

以下、Keith のブログ「TechNet 2.0 – Episode 1 – Core Scenarios and Branding」より。

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TechNet チームを統率している John Martin と協力して、TechNet チームが計画している新しい機能を紹介して IT コミュニティからフィードバックを得られるように、この新しいシリーズのブログを公開することにしました。

そこで 2 月は毎週2-3回、このプロジェクトの重要な側面をお伝えする新しいエピソードを公開します。

先週、私は John と腰を落ち着けて話をしました。エピソード 1 では、TechNet のビジョン、私たちが重要だと考えるユーザー シナリオ、TN20 プロジェクト、ブランド化について新たに取り組んでいることを紹介します。

 
TechNet とは

TechNet は、マイクロソフトが IT プロフェッショナルを対象に公開している Web サイトです。TechNet サイトでは、マイクロソフト製品を使うのに役立つ情報を提供したり、IT プロフェッショナルの仕事に役立つテクニカル コンテンツやツールを提供したり、マイクロソフトの製品グループやテクニカル コミュニティにアクセスできるようにしています。

TechNet で実現しようとしていること

私たちには、TechNet サイトのオンライン エクスペリエンスを IT プロフェッショナルにとって可能な限り最適なものにするという任務があります。ご存じのとおり、私たちの任務は、単に製品ドキュメントやホワイト ペーパーを提供することではありません。今後も、マイクロソフト製品とテクノロジに関する基本的なアーキテクチャと計画に関するガイドを提供する必要があることに変わりはありませんが、新しい TechNet サイトでは、IT プロフェッショナルがマイクロソフト社内外のユーザーと接点を持ち、TechNet サイトに参加できるようにしたいと考えています。

この目標を達成するために、次の 5 つの主要シナリオに重点を置きました。

  1. トラブルシューティング: すぐにテクニカル コンテンツを見つけて、技術的な問題を解決できるようにする
  2. ラーニング: 技術的なスキルを向上して、専門領域に関する最新情報を入手するのに役立つコンテンツとリソースを提供する
  3. 製品に関する情報: 今後の計画に関する情報を提供し、フィードバックを送れるようにする
  4. 他のユーザーとの交流: マイクロソフトとコミュニティで情報通のユーザーを探してアクセスする方法を提供する
  5. ダウンロード: IT プロフェッショナルの仕事に必要なツールやリソースを簡単に見つけてダウンロードできるようにする

この 5 つのすべてのシナリオでは、次の点に留意しました。

  1. コンテンツの品質、関連性、および適時性
  2. 見つけやすさ
  3. コミュニティへの参加と貢献の機会

TechNet 2.0 とは

TechNet 2.0 は、上記の主要シナリオのエクスペリエンスを向上するために、今月から着手した大掛かりなイニシアチブです。特に、IT プロフェッショナルの皆さんが必要な情報を見つけやすくなるようにしたいと考えています。

もちろん、サイトの操作性も強化します。このシリーズの他のエピソードで紹介しますが、きっと気に入ってもらえるトリックをいくつか用意しています (このトリックにより、サイト内を移動しやすくなるだけでなく、それ以上の効果が得られます)。

TechNet 2.0 プロジェクトでは、コンテンツの品質と適時性を向上し、IT プロフェッショナルの皆さんが TechNet サイトに参加する機会を増やすことも目標としています。今すぐ主要シナリオのお株を奪うつもりはありません。詳細については、このブログ シリーズの今後のエピソードで取り上げます。

このプロジェクトの戦略と任務について理解していただけたと思うので、今度は、見た目ですぐにわかる TechNet 2.0 の新機能の 1 つを紹介しましょう。実際、これから紹介する新機能は、TechNet 2.0 が公開されるまで待つ必要はなく、一部は既に公開されています。

重ねて表示新しい TechNet のブランドと製品ブランドの TechCenter

右側のスクリーンショットからわかるように、TechNet ブランドでは新しい外観を採用し、TechNet ホーム ページには新しいデザインと色彩設計が反映されています。ですが、この画像からわかるように (クリックすると大きな画像が表示されます)、TechNet は青一色ではなくなり、TechCenter の外観は変化しています。

TechNet 2.0 公開時には、各主力製品の TechCenter では、各製品独自のブランド要素を取り入れたテーマが採用されていることをご確認いただけます。IT プロフェッショナルにとって、TechCenter は、各製品に関する情報をオンラインで入手するスタート地点となり、TechNet では各製品独自のホーム ページが展開されます。

これが最も顕著に現れているのは、オレンジを基調としたテーマを採用している Office のホーム ページです。ただし、すべての製品の TechCenter には、いくつかの重要な共通のデザイン要素が組み込まれています。このようなデザインを採用することで、TechCenter では一貫性のあるエクスペリエンスを提供できます。また、その結果、サイトは使いやすくなり、必要なコンテンツをより簡単に見つけることができます。

個人的には、製品ベースのブランド化が良いのではないかと思います。色とテーマから、適切な場所で情報を探しているかどうかを瞬時に判断できるからです。たとえば、「Exchange Server 技術情報ポータル」にアクセスしてみてください。このサイトでは Exchange Server のロゴ、テーマ、バージョンが掲載されています。TechCenter でのバージョンの扱いや他の変更点については、このシリーズの他のエピソードで取り上げます。

まとめ

TechNet 2.0 は、TechNet で主要シナリオをより適切にサポートすることを目的とした大掛かりなイニシアチブです。TechNet チームでは、5 つの主要シナリオについて、コンテンツ、見つけやすさ、およびサイトへの参加という観点から重点的に取り組んでいます。大きな変更点は、TechNet と TechCenter のブランド化です。ですが、それだけではありません。このシリーズは全 8 回を予定していますが、エピソード 2 ~ 8 にわたって、TechNet 2.0 を構成するすべての新機能について詳しく説明します。

ぜひ、コメントを投稿してください。このシリーズの各エピソードで取り上げる機能に関する皆さんのご意見をお待ちしております。投稿していただいたご意見は真摯に受け止め、現在または今後 TechNet 取り組む作業を考えたり、作業の優先順位を付けたりする際に活用させていただきます。私が TechNet チームで働きたいと思った理由の 1 つは、technet.microsoft.com ほど IT プロフェッショナルに多大な影響を与えられる場所はないと確信したからです。

私は TechNet v.Next について既に検討を始めている v-team のメンバーでもあります。ですから、今後、数週間から数か月の間に、TechNet 2.0 に関する好きな点と嫌いな点についてのフィードバックをぜひお寄せください。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

木曜日には「TechNet 2.0 - エピソード 2 - 新しい TechCenter」を公開します。エピソード 2 では、TechCenter の新しいデザインと、このデザインが必要な情報を迅速に見つけるのにどのように役立つかを説明します。またお会いしましょう。