Enterprise Mode Site List Manager (エンタープライズ モード サイト リスト マネージャー) の新機能


こんにちは。Internet Explorer サポートの 薄 です。

 

以前、エンタープライズ モードのサイトリストを作成するツール Enterprise Mode Site List Manager (エンタープライズ モード サイト リスト マネージャー) について、以下の記事でご紹介しました。

 

Site List Manager を使用したドキュメントモードの指定方法

https://blogs.technet.microsoft.com/jpieblog/2015/04/21/site-list-manager/

 

こちらの記事の公開以降、Enterprise Mode Site List Manager ツールにいくつかの新機能が追加されています。

V2 向け Enterprise Mode Site List Manager ツール

V2 向け Enterprise Mode Site List Manager ツール

 

  1. [Compat Mode] (互換モード) に “IE7 Enterprise Mode (IE7 エンタープライズ モード)” が追加されました
  2. [Open In] (Web サイトを開くブラウザ) の指定が追加されました ※ Windows 10 のみ

 

今回の記事では、こちらについてご紹介します

 

エンタープライズ モードとは

IE11 のエンタープライズ モードは、IE11 で Web ページを表示する時、IE8 または IE7 と同等の動作をさせるための機能です。設定はグループ ポリシーで行います。

エンタープライズ モードについて詳しく知りたい方は、以下のブログ記事をご参照ください。

 

早わかり!エンタープライズ モード

https://blogs.technet.microsoft.com/jpieblog/2014/08/07/61/

 

IE7 エンタープライズ モード

 

“IE7 Enterprise Mode” (IE7 エンタープライズ モード) は、平たく言うと、「IE8 で、”互換表示機能” を利用してページを表示する」のと同等の動作となるモードです。

IE7 エンタープライズ モードを指定された Web ページは、IE8 の互換表示機能と同様、ドキュメントモードの判定ロジックや、送出する ユーザーエージェント文字列が IE7 と同等になります。

IE7 エンタープライズ モードを利用して表示されている Web ページは、従来のエンタープライズ モード (IE8 エンタープライズ モード) と同様、アドレスバーの左にビル型のアイコン (Site List Manager と同様のアイコン) が表示されます。

 

※ご注意

IE7 エンタープライズ モードでページを表示しているときに「F12 開発者ツール」を起動すると、「開発者ツール」の処理の影響により [既定のドキュメントモード]、及び [ユーザーエージェント文字列] が IE8 相当となります。

この動作は、F12 開発者ツールが IE7 エンタープライズ モードに対応していないために発生するもので、将来的には改善を検討しております。

 

IE7 エンタープライズ モードを利用するには

 

2015 年 6 月に公開の IE11 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB3058515) の適用が必要です。

IE11 のIE7 エンタープライズ モード 機能はこの更新プログラムに含まれています。

 [MS15-056] Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (2015 年 6 月 9 日)

https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3058515

 

IE7 エンタープライズ モードにつきましては、以下のドキュメントも併せてご参照ください。

 IE7 エンタープライズ モードまたは IE8 エンタープライズ モードの使用

https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/mt269909.aspx

 

 

[Open In] (Web サイトを開くブラウザ) の指定 ※ Windows 10 のみ

 

URL を、Microsoft Edge と IE11 のどちらで開かせるかを指定できる機能です。(指定しないこともできます)

この設定はWindows 10 でのみ有効です。

 

[Open In :] で “MSEdge” を指定したサイトを Windows 10 の IE11 で開くと、以下のような Web ページが表示され自動的に Microsoft Edge が起動して Web ページが表示されます。

この Web サイトには Microsoft Edge が必要です

 

Enterprise Mode Site List Manager ツール での指定手順

※ 2016 年 6 月 15 日 更新

 Enterprise Mode Site List Manager ツールを以下からダウンロードします。2016 年 6 月 14 日現在の最新バージョンは、5.0 です。

OS 別に 2 種類の Enterprise Mode Site List Manager ツールがありますが、インストールする端末の OS ではなく、サイトリスト配布対象の OSによってツールを選択してください。

  • Windows 10 向けのサイトリストを作成する

Enterprise Mode Site List Manager for Windows 10

https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=49974

  • Windows 8.1 / Windows 7 向けのサイトリストを作成する

Enterprise Mode Site List Manager for Windows 7 and Windows 8.1

https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=42501

2016 年 6 月に公開された Inernet Explorer の累積的なセキュリティ更新プログラム (MS16-063)  で、Windows 7/Windows 8.1  もスキーマ バージョン 2 をサポートするようになりました。

そのため、Enterprise Mode Site List Manager ツールも対象の OS 別ではなく、スキーマ バージョン別に公開されるようになりました。

スキーマ バージョン 2 向け

Enterprise Mode Site List Manager (schema v.2)

スキーマ バージョン 1 向け

Enterprise Mode Site List Manager (schema v.1)

エンタープライズ モードのスキーマについて

Inernet Explorer の累積的なセキュリティ更新プログラム (MS16-063)  公開前は、Enterprise Mode Site List Manager ツール は Windows 10 向け、Windows 8.1 / Windows 7 向けに用意されていました。理由は、それぞれサポートされている エンタープライズ モード スキーマが異なるためでした。

Windows 10 では、2015 年 11 月のアップデートであるバージョン 1511 で、Windows 10 向け サイトリストのスキーマがバージョンアップし、バージョン 2 になりました。一方  Windows 8.1 / Windows 7 環境では、バージョン 1 のスキーマのみがサポートされていました。

2016 年 6 月に公開された MS16-063 において、Windows 8.1/Windows 7 環境でスキーマ バージョン 2 をサポートするための修正が行われました。

サイトリストのスキーマ バージョンは、ルート ノードから確認できます。

  • <rules> キーがふくまれていたら、バージョン1
  • <site-list> キーが含まれていたら、バージョン 2

スキーマの詳細につきましては、英語のドキュメントとなりますが以下をご参照ください。

 

手順

  1. [Add] ボタンをクリックします。
  2. スタートメニューなどから、[Enterprise Mode Site List Manager] を起動します。
  3. [Add new website] ダイアログで、以下のように指定します。

    V2 向け Enterprise Mode Site List Manager ツール

    V2 向け Enterprise Mode Site List Manager ツール

    V1 向け Enterprise Mode Site List Manager ツール

    V1 向け Enterprise Mode Site List Manager ツール

    • [URL:]
      対象としたいWeb サイトの URL を入力します (<domain>.com<domain>.com/<path> など)
      http:// や https:// を指定しないでください。検証中、ツールにより両方のバージョンが自動的に試行されます。
    • [Notes about URL :]
      Web サイトに関するコメントを入力します。
      管理者は、このツールでのみコメントを確認できます。
    • [Compat Mode :]
      「IE7 エンタープライズ モード」を指定するには、“IE7 Enterprise Mode” を選択します。
      IE8 Enterprise Mode” は、これまでの「エンタープライズ モード」のことです。
      以前のバージョンの Site List Manager では “Enterprise Mode” と表記されていましたが、IE7 Enterprise Mode が追加されたのに伴い、名称が変更されました。
    • [Open In : ] (Windows 10 向けのみ)
      [Open In]URL で指定した Web サイトを、IE11 / Microsoft Edge のうちどちらで開くかを指定できます。
      “None” を選択した場合は、開くブラウザーの指定を行いません。
    • [Open In IE] (Windows 8.1 / Windows 7 向けのみ)
      Web サイトを IE11 で表示させる場合には、チェックを入れます。
      チェックを入れない場合は、開くブラウザーの指定を行いません。
  4. [Save] ボタンをクリックすると、Site List Manager によって URL の検証が行われます。
  5. サイトが検証に合格した場合、リストに追加されます。サイトが検証に合格しない場合、問題について説明するエラー メッセージが表示されます。サイトをキャンセルするか、検証の問題を無視して一覧に追加することができます。
  6. [File] メニューで、ファイルを保存する場所に移動して [Save to XML] をクリックすると、サイトリスト (XML ファイル) が保存されます。

 

作成したエンタープライズ モード サイトリストを利用し、エンタープライズ モードを有効にする方法につきましては以下のドキュメントをご参照ください。

 エンタープライズ モードを有効にしてサイト一覧を使う

https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn640699.aspx

 

今回のお話は以上となります。

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