Internet Explorer 11 への移行 – よくあるお問い合わせ ~ 特定のサイトの動作が遅い ~


こんにちは。日本マイクロソフト Internet Explorer サポート チームの長田です。

今回は、Internet Explorer のバージョン アップをご検討いただいているお客様からよくいただくお問い合わせの中で、特定のサイトの動作が遅くなった場合についてご紹介します。

 

IE11 にアップデートをしたら、なんか動作が遅い!!

 

IE11 で取り入れられた機能によって動作が遅くなる場合があります。

HSTS の機能の無効化や、最新のセキュリティ累積更新プログラムの適用で改善される場合があります。

 

下記をお試しください。

HSTS の無効化

HSTS とは、HTTPS 通信(暗号通信)を行うための前段階の通信を傍受されないようにする仕組みです。

RFC6797 の準拠をすでに対応している主要ブラウザ(Chrome , Firefox , Safari)に追従するために Internet Explorer 11 では、MS15-056 で取り入れられました。

無効にするには、下記のレジストリを設定します。

 

x86(32bit) PCの場合

キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\Main\FeatureControl\FEATURE_DISABLE_HSTS

名前:iexplore.exe

種類:REG_DWORD

値:1(無効)  0(有効)

 

x64(64bit) PCの場合は、x86(32bit) のレジストリと、下記のレジストリも設定します。

キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Internet Explorer\Main\FeatureControl\FEATURE_DISABLE_HSTS

名前:iexplore.exe

種類:REG_DWORD

値:1(無効)  0(有効)

 

HSTSに関する公開情報はこちらです。

 Internet Explorer 11 adds support for HTTP Strict Transport Security standard

https://support.microsoft.com/en-us/kb/3071338

 

 

最新のセキュリティ累積更新プログラムの適用

2015年10月のセキュリティ更新プログラム (MS15-106) にて、セキュリティ向上のため、メモリー プロテクション機能を Internet Explorer に対しても有効にしました。

メモリー プロテクション機能の影響で、一部 Internet Explorer の動作が遅くなる事象が発生いたしました。

遅くなる事象に対して、メモリー プロテクション機能の処理をさらに最適化いたしました。

KB3119070 の修正プログラムの適用か、2015年12月 (MS15-124) 以降のセキュリティ更新プログラムを適用することで最適化されたメモリー プロテクション機能が動作いたします。

 

確認方法

Internet Explorer のバージョン情報を開き、「更新バージョン」の KB 番号をクリックすることで、適用されているセキュリティ更新プログラムのセキュリティ番号 (MSxx-xxx) や公開時期などが表示されます。

2015年10月 (MS15-106) や、2015年11月 (MS15-112) のセキュリティ更新プログラムの場合は、KB3119070 の修正プログラムか、最新のセキュリティ更新プログラムの適用をご検討ください。

 

KB3119070 の公開情報はこちらです。

KB3119070 : Internet Explorer 11 consumes high memory and CPU cycles after you install update MS15-106

https://support.microsoft.com/en-us/kb/3119070

 

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