Site List Manager を使用したドキュメントモードの指定方法


こんにちは Internet Explorer サポートの 張替 です。

今回は、Site List Manager を使用したドキュメントモードの指定方法を紹介します。

2014 年 11 月リリースの MS14-065 の IE の更新プログラム適用後から、Enterprise Mode Site List Manager を利用し、ドキュメント モードを制御できるようになりました。なお、この設定はエンタープライズ モードとは独立した設定です。つまり、「エンタープライズ モードで IE9 や IE10 のドキュメント モードが使用できるようになる」というわけではなく、あくまでもドキュメント モードを指定するための設定項目です。
なお、上記の方法で設定したドキュメント モードは、優先度が最も高くなります。Meta タグや HTTP 応答ヘッダーで X-UA-Compatible を指定している場合でも、Enterprise Mode Site List Manager で設定したドキュメント モードが優先されますのでご注意ください。
この新しい機能については、以下の公開情報がありますので、併せてご覧ください。

Update adds the Document Mode section of Enterprise Mode website lists in Internet Explorer 11
https://support.microsoft.com/kb/3012775

Fix web compatibility issues using document modes and the Enterprise Mode site list
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/dn872481.aspx

また、最新の Enterprise Mode Site List Manager は以下からダウンロードできます。すでに古いバージョンがインストールされている場合でも、最新のインストーラーを実行すれば上書き更新されます。

Enterprise Mode Site List Manager
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=42501

ドキュメント モードについては以下のブログ記事でご案内していますので、ぜひこちらもご覧ください。

IE8互換モードについて
http://blogs.technet.com/b/jpieblog/archive/2009/09/09/3280034.aspx

このほか、以下の情報もぜひご覧ください。

Document modes are deprecated
https://msdn.microsoft.com/en-us/library/ie/dn384051.aspx
※ ドキュメント モード確定までのフローがあります。

Enterprise Mode schema guidance
https://technet.microsoft.com/en-us/library/dn894101.aspx
※ サイトリストの XML スキーマーに関する情報です。

それでは、実際にスクリーン ショットを交えつつ、この新たな機能について説明します。

Enterprise Mode Site List Manager を起動し、[Add] をクリックすると、[Add new website] 画面が表示されます。
今までは、”Enterprise Mode” もしくは “Default Mode” のみが選択可能でしたが、現在は IE5 モードから Edge モード (最新の IE のバージョン。現在は IE11 モードです) が選択可能となりました。

ここでは、URL に www.microsoft.com と入力し、モードの指定で “Enterprise Mode” を選択してみます。
 

続いて同様に、msdn.microsoft.com を “IE10 Document Mode” で表示するように設定してみます。
 

Web サイトの一覧を xml ファイルに保存して IE で読み込む前に、この設定が反映される前の状態を確認しておきます。

http://www.microsoft.comhttp://msdn.microsoft.com をそれぞれ開き、F12 キーを押して “開発者ツール” を起動してドキュメント モードを確認します。
以下のとおり、どちらも “Edge” となっているので、最新のドキュメント モード (=IE11) で表示されていることがわかります。
 

 

それでは、Enterprise Mode Site List Manager で先ほど設定した Web サイトの一覧を保存して、最新のサイト一覧の情報を読み込ませるために IE を再起動してしばらく待ちます。

サイト一覧が反映されないというお問い合わせをいただくことがあります。
IE は起動してから約 65 秒後に一度だけ サイト一覧 (XML ファイル) の更新確認を実施します。以降は IE11 を起動し直すまで更新の確認をしません。このため、サイト一覧を更新した場合は、IE11 を再起動し、約 65 秒待つ必要があることにご注意ください。この動作については、以下の公開情報にも記載があります。

エンタープライズ モードを有効にしてサイト一覧を使う
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn640699.aspx

IE を起動して約 65 秒待って、http://www.microsoft.com を開くと、以下のように、アドレス バーの左にエンタープライズ モードのマークが現れ、また、ドキュメントモードは IE8 となっています。
 

続いて、http://msdn.microsoft.com です。サイト一覧で設定したとおり、ドキュメント モードが IE10 となっています。
 

いかがでしたでしょうか。
これまでドキュメント モードを指定するためには、META タグや HTTP レスポンス ヘッダーで、X-UA-Compatible を使用する必要がありましたが、このためには、コンテンツを編集したり、Web サーバーの設定を変更する必要がありました。今回ご紹介した、サイト一覧でドキュメント モードを指定できる機能によって以前のような変更をせずに、指定したドキュメント モードでコンテンツを表示できるようになりました。ぜひ、この新機能をご活用ください。

Comments (2)

  1. 質問になります より:

    上記例でIE10を指定した場合、ユーザエージェント文字もIE10となりますでしょうか?
    JScriptでIEバージョン確認を行うロジックが存在するため質問させて頂きました。

  2. 質問になります 様

    はい。ドキュメント モード を IE10 に指定した場合、ユーザー エージェント文字列に含まれる "MSIE" トークンの値は "MSIE 10.0" となります。

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