新元号への対応についてのアップデート


皆さまこんにちは。新元号への対応についてのアップデートをお伝えいたします。
新元号の発表時期等についてメディアでも取り上げられる機会が増え、皆さまから頂戴するお問い合わせも徐々に増えてまいりました。
私たちでは、政府とも連携を行いながら準備を進めており、引き続き新しい情報がございましたらこの Blog でお伝えしていく予定です。

● 新元号への対応レベルにつきまして

弊社製品の新元号への対応レベルとしては、大きく下記の 3 点があります。個々の製品やサービス、バージョンによって必要な対応レベルが異なるため、弊社ではどのような対応が必要か精査を急ピッチで実施しています。

- 日付フォーマットの変換
"日付フォーマットの変換" とは、主に西暦 ⇔ 和暦の変換処理を指します。
西暦 2019 年 5 月 1 日以降の日付は平成ではなく、新しい和暦に変換される必要があります。
Win32 や ATL / COM、.NET Framework に含まれる API、オブジェクトやメソッドによる日付フォーマットの変換が主となります。
この対応は 2019 年 4 月末までに完了できればよいというものではなく、新元号での変換が業務で必要となるまでに完了しなければならない点に注意してください。

- 合字への対応
"合字" は耳慣れない言葉ですが、「㍿」や「℡」のように 2 つ以上の文字を 1 文字で表現する記号を指します。
明治以降の元号は、Unicode 上に以下のような合字が存在しています。

㍻ (U+337B)
㍼ (U+337C)
㍽ (U+337D)
㍾ (U+337E)

弊社によるこれまでの調査では、和暦の表示等に合字を使用しているケースが相当数存在し、このようなシステムでは新元号に対しても同様に合字への対応が必要と考えられます。
新たな合字の作成には Unicode コンソーシアムでの文字の標準化作業を含み、そのスケジュールは標準化作業の進捗に大きく影響されます。また、「㍾」、「㍽」、「㍼」は JIS X 0208 の集合に含まれていますが、「㍻」は含まれておりません。そのため、JIS X 0201/0208 で使用される符号化方式の一つであるシフトJISでは「㍻」を使用することができません。新しい元号についても同様となります。(CodePage 932 は互換性問題解消を目的に策定しており、今後更新の予定はありません。)
本 Blog で以前お伝えしております通り、新しい合字を正しく表示するには上記のような符号位置の決定とともにフォントの対応も必要不可欠です。

- 正規化

"正規化" とは、先にお話しいたしました合字と関連の深い対応になります。
例えば、"平成" と "㍻" を同様に扱う処理などがこの影響を受けます。検索キーワードとして元号が指定された際、合字を含むドキュメントを検索できる必要があり、このような処理ができるよう対応する必要があります。

● 弊社製品での今後の対応につきまして

弊社では新元号に対応する製品やそのバージョン、および更新の実施方法について検討を進めており、2018 年 6 月を目標に確定し公開できる予定です。

また、Windows 10 の次期機能アップデートにおいて、アプリケーション開発者様向けに日付フォーマット変換の開発や検証を目的とした API レベルの仮対応を実施する予定です。具体的な内容については、リリース時までの公開を予定しております。

加えて、4 月下旬にはパートナー様、開発者様向けの説明会を実施いたします。また、
Shift-JIS 対応に関するお問い合わせも複数頂戴しており、日程や詳細につきましては、別途ご案内いたします。

引き続き、新元号についての新しい情報は本 Blog にてお伝えしていきます。


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