VM のサイズ変更について


こんにちは。 Azure サポートチームの高橋です。

本日は VM のサイズ変更について、その方法と留意点をご紹介いたします。

 

Azure では必要に応じて VM のサイズを変更できる機能をご提供しております。

それぞれのシリーズに応じてスペックが異なり、用途に応じてご選択いただくことができます。

シリーズごとのスペックに関しましては、以下のドキュメントに詳しい記載がございますので、ご参考下さい。

  •  Azure の Windows 仮想マシンのサイズ

https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/virtual-machines-windows-sizes/

 

本記事では、リソースマネージャーモデル (ARM/V2) の VM のサイズ変更についてご紹介いたします。

クラシックシリーズ (ASM/V1) の VM については、サイズのシリーズをまたぐサイズ変更には多々制約があることをご留意願います。

 

サイズ変更の実施には、 VM の再起動が伴います。

対象の VM は停止、起動どちらの状態でもサイズ変更可能ですが、起動状態のままですと、まれにエラーが発生するという事例がございました。

そのため、サイズ変更実施の際にはポータルから停止の操作を行い、停止済み(割り当て解除)の状態にすることを推奨いたします。

なお、停止済み(割り当て解除)の状態にすることで VM を配置している物理サーバーの配置換えが行われます。

 

ポータルから停止済み(割り当て解除)の操作を行う際は以下の点にご注意ください。

  • 動的に設定しているパブリック IP の変更
  • 一時ディスク (Windows であれば D: ドライブ) のデータの消去。

ご利用のパブリック IP が変更となることによって支障のある環境につきましては、事前にパブリック IP の固定の実施を推奨いたします。詳しい設定方法については、以下の当ブログ記事にてご案内しております。ご参考ください。

 

"Q. Azureメンテナンスによる再起動において、動的に設定しているパブリック IP が書き換わるようなことはないということでしょうか。"

 

ポータル上で VM のサイズ変更を行う

    1. ポータル (https://portal.azure.com) にアクセスします。
    2. 対象仮想マシンを選択し、[すべての設定] をクリックします。
    3.  [設定]パネルより [サイズ] をクリックします。
    4. サイズ変更が可能となる仮想マシンサイズの一覧が表示されます。
    5. 変更したい仮想マシンサイズを選択し、下部 [選択] をクリックします。

Resize

 

別シリーズへのサイズ変更

VM が起動している状態でサイズ変更を実施する場合、同シリーズ内での変更のみが可能です。

 

別シリーズへの変更を行う場合には、 VM をポータル上から停止済み(割り当て解除)の状態にしていただく必要があります。

例えば、 D シリーズから DS シリーズに変更したい場合は、ポータル上から VM を停止しなければなりません。

 

ただし、先にご案内した通り、起動状態のままサイズ変更を実施するとエラーが発生する場合もございますので、 VM が停止済み(割り当て解除)の状態での実施を推奨いたします。

 

また、VM をホストするサーバー群 (クラスター) のスペックによっては、サイズの変更が行えない場合があります。
例えば A シリーズから D シリーズへのサイズ変更を実施したい場合でも、 A シリーズのみ動作可能なクラスターに配置されている VM はサイズ変更を行うことができません。これは、D シリーズの VM をホストするには、A シリーズをホストしていたサーバーよりも高スペックなサーバーが必要となるためです。

 

高スペックのシリーズに変更できる環境にしておくためには、あらかじめスペックの高いシリーズで VM を作成していただき、その後サイズ変更を行っていただきますようご留意願います。

 

 

マウントしているデータ ディスクがある場合のサイズ変更

基本的に、サイズ変更を実施してもマウントしているデータ ディスクが切断されることはございません。

 

ただし、データ ディスクは、選択する VM サイズによって、接続数に上限があります。
そのため、現在使用している VM サイズにマウントされているディスク数より、接続数上限が低い VM サイズには変更することはできません。その場合には、変更元にマウントしているディスク数を、変更先サイズの上限数まで減らしていただくことにより、サイズ変更は可能となります。

  • 例)
    ディスク数上限 : D3 / 8 本まで | D4 / 16 本まで | D12 / 8 本まで

D4 サイズで、ディスクが 9 本以上接続されている場合、上限が 8 本の D3、D12への変更ができませんが、

D4 サイズに接続されているディスク数を 8 本以下にしていただくことにより、変更可能となります。

 

 

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