マイクロソフト、アマゾンと協業で深層学習をすべての開発者に解放~『Gluon』の発表

[2017 年 10 月 12 日] マイクロソフトは本日、アマゾン ウェブ サービスと共同で、「Gluon (グルーオン)」という新しい深層学習ライブラリを発表しました。このオープンソースベースの Gluon を使うと、訓練速度を損なうことなく深層学習モデルを作成するプロセスを大幅に簡素化でき、深層学習の専門家に限らずデータサイエンティストや一般の開発者に広く使っていただくことができるようになります。


マイクロソフト、次世代の機械学習ツールと AI 開発ツールを発表

[2017 年 9 月 25 日]   米国フロリダ州のオーランドで 9/25~9/29 で開催されている Microsoft Ignite 2017 において、マイクロソフトの様々な最新 AI テクノロジーのロードマップが公開されました。新しい次世代の機械学習ツールの発表、Visual Studio に統合された AI 開発環境の提供、そしてプレビューで提供されている様々なツールや API の一般提供開始、などです。この記事では主なアップデートをまとめました。


マイクロソフト、量子コンピューターの一般的な実用化にむけて Azure にも搭載

[2017 年 9 月 25 日]   現在利用できるいかなるスーパーコンピューターよりもさらに1億倍以上も高速に計算を行うことができる、そんな夢のコンピューターが「量子コンピューター」です。量子力学の重ね合わせを用いて並列計算を高速に行うことが可能で、現在のノイマン型のコンピューター (プログラムを記憶装置に格納し順番に読み込んで実行する方式) とは異なる方式です。現在のスーパーコンピューターだと数千年かかる課題も数秒で解けるようになる可能性を秘めています。特に AI の分野ではこの計算パワーが AI の進化にとても有効であるといわれています。たとえば、デジタルアシスタントであるコルタナのトレーニングアルゴリズムは、1か月かかるところを 1 日のうちに完了させることができるようになります。  


マイクロソフトとフェイスブック、AI フレームワークの相互運用性を確保する仕組み「ONNX」を公開

[2017 年 9 月 7 日]   本日、マイクロソフトはフェイスブックと一緒に AI フレームワーク間の相互運用性を保つための共通フォーマット Open Neural Network Exchange (ONNX) フォーマットを発表しました。従来、深層学習モデルを開発するためのフレームワーク (Tensorflow, Caffe, PyTorch, Chainer など) は、ひとつを選択するとそこで作成したモデルは他のフレームワークへの移行ができず、深層学習モデルを開発する際の大きな課題の一つとなっていました。ONNX はこの課題を解決するために考案されました。


マイクロソフトのコルタナとアマゾンのアレクサが年内に相互接続して利便性が向上

[2017 年 8 月 30 日] 自宅で、オフィスで、移動中に — 1日の予定を確認したり、オーディオブックを開いたり、買い物リストにほしいものを追加したり — 近年、音声認識技術を使った「デジタルアシスタント」によるデバイスやサービスの操作が身近になってきていますが、人々の利便性を向上させるための前例のない提携を、このたびアマゾンとマイクロソフトで行うことになりました。


リアルタイム AI を加速する深層学習アクセラレーターを公開

[2017 年8 月 22 日] IntelのFPGA「Stratix 10」を実装したProject Brainwaveシステム   本日、マイクロソフトは、コードネーム Brainwave と呼ばれる、深層学習の新しいクラウドベースのアクセラレーターを発表しました。クラウド上の深層学習モデルが様々なライブデータストリームを処理するようになってきていることから日々重要度を増しているリアルタイム AI を推進するために、受け取った情報を極めて小さな遅延で処理を行うシステムです。この仕組みにより高いパフォーマンスと柔軟性が実現されます。 Brainwave システムは「高パフォーマンスの分散システムアーキテクチャ」「FPGA 上に実装されたハードウェア DNN エンジン」「学習済みモデルを簡単に展開できるコンパイラとランタイム」の3つのパーツから成り立っています。


マイクロソフトの音声認識技術、人間と同等の認識率をさらに改善

[2017 年 8 月 20 日] 本日、マイクロソフトの研究チームが開発した音声認識システムによる 5.1%の誤認識率が達成されたことを発表します。これは業界の新たなマイルストーンであり、マイクロソフトが昨年達成した正確性を大きく上回ります。 昨年、マイクロソフトの音声認識システムは 5.9% の誤認識率を達成したと発表しました。これは人間と同等レベルですが、IBM の研究者により提唱されていたより厳格な基準である5.1%という数字が今回達成されました。過去 25 年間において、人間と同等の正確性を達成することがマイクロソフトにおける研究開発の目標でした。


マイクロソフトが最も困難で基礎的な人工知能の研究を行う新組織「Microsoft Research AI」を設立

[2017 年 7 月 12 日]   昨年の 9 月に、マイクロソフトはMicrosoft AI and Research グループの設立を発表しました。社内の研究所、そして、Bing、Cortana、Azure Machine Learning などの製品グループから、約 7,500 名のコンピューターサイエンティスト、研究者、エンジニアを集結した新しい組織です。 本日、ロンドンで開催されたマイクロソフトの英国ケンブリッジ研究所の創立 20 周年を祝うイベントで、AI の最も困難で基礎的な課題の解決に特化したMicrosoft Research 内のスペシャリスト集団 Microsoft Research AI の設立を発表しました。科学者とエンジニアのチームが製品グループや機械学習/認知/自然言語処理などの研究分野を横断して統合的にアプローチを行い、お客様や社会に貢献できる製品やサービスへの最新の研究成果の統合を加速するものです。


iPhone カメラと人工知能でアートな写真を撮ろう

[2017 年 6 月 16 日] 本日、マイクロソフトからリリースされた iPhone/iPad カメラアプリ Microsoft Pix の新機能を使うと、手元で撮った写真を有名美術館にある絵画のようにアートなスタイルに変換することができます。Microsoft Pix はシャッターチャンスを捕らえたり、イメージの品質を向上したりといったことを AI と深層学習をフルに使って行う最先端の写真アプリです。 Microsoft Research Asia および Skype チームと連携して開発された、人工知能を駆使したこの新機能を使えば、写真を撮ることがもっと楽しくなります。新機能のひとつである Pix Styles は、写真を有名な絵画に触発されたスタイルに変換したり、画像が燃えているように見える特殊効果を追加する11 種類のスタイルを使うことができます。


マイクロソフトの AI が「ミズ・パックマン」を完全攻略

[2017 年 6 月 14 日]   マイクロソフトの研究者が作った AI が、1980 年台のビデオゲームである Atari 2600バージョンの「ミズ・パックマン」で、過去に出たことがないパーフェクトスコアの 999,990 点を叩き出しました。(人間のハイスコアは 266,330 点といわれています) これは、今年初めにマイクロソフトが買収したカナダの深層学習スタートアップ Maluuba が、AI の一種である強化学習 (Reinforced Learning) と呼ばれる手法 (“ハイブリッド報酬アーキテクチャ (Hybrid Reward Architecture, HRA) ” と名付けた) を使い、分割統治法アルゴリズムを使って成し遂げたものです。分割統治法アルゴリズムは、 AI エージェントに人間の能力を真似た複雑なタスクの遂行を教えるにあたり広範囲にわたる影響を及ぼすといわれています。