顔の表情から読み取れる心理 ~ 人工知能が古代の仏像に秘められた感情を読み解く

Geoff Spencer Microsoft Asia ライター 2019 年 2 月 19 日 日本の阿修羅像が表しているのは喜びなのか、悲しみなのか? 研究者らが AI を利用して解明する 阿修羅像の 3 つの顔は何世紀にもわたって、古代日本の都、奈良の興福寺から人々を見守っています。しかし反対に、信者や学者が阿修羅像を見つめる時、彼らの目には何が映るのでしょうか? あるいは、少なくとも彼らは何が見えると考えているのでしょうか? 1,200 年前に作られた、6 本の腕と 3 つの顔を持つ、背が高くスリムな仏像彫刻の傑作は、信仰の対象として崇拝され、芸術作品として賞賛されてきました。正式に国宝にも指定されています。しかし、西洋人が長い間、モナリザの謎めいた微笑みを不可解に感じてきたように、日本人は阿修羅像の微妙な表情に不思議な魅力を感じてきました。 奈良の興福寺 現在、研究者らは阿修羅像などの貴重な仏像を理解するための新しい方法を開発し、人工知能 (AI) ツールを利用して芸術作品の謎を解き明かしています。


マイクロソフト、次世代の機械学習ツールと AI 開発ツールを発表

[2017 年 9 月 25 日]   米国フロリダ州のオーランドで 9/25~9/29 で開催されている Microsoft Ignite 2017 において、マイクロソフトの様々な最新 AI テクノロジーのロードマップが公開されました。新しい次世代の機械学習ツールの発表、Visual Studio に統合された AI 開発環境の提供、そしてプレビューで提供されている様々なツールや API の一般提供開始、などです。この記事では主なアップデートをまとめました。


港湾の水際対策! 人工知能でヒアリを防げ!

  今年、日本上陸が話題になっている危険外来生物のヒアリ (火蟻、fire ant) ですが、国内外において陸海空で莫大な量の貨物が毎日運搬されているため、日本国内のあらゆる場所でヒアリに遭遇する可能性があります。もしアリと遭遇した場合、みなさんはヒアリと普通のアリを見分けられますか? 環境省から以下の図のようなヒアリの特徴が公開されています。全体が赤茶色で「腰」の部分に二つのこぶがあり、腹部は黒っぽい色、となっていますが、アカカミアリなど類似のアリとの判別など、いろいろな写真をよくよく見ておかないと専門家でも判別が難しいケースが存在します。


ライブ会場で、コンサートで、参加者の満足度を人工知能が分析

[2017 年 9 月 1 日] ライブ会場やコンサート、イベントなどで参加者から発信される様々な感情。時には何万人にもなるような参加者の満足度を知りたい場合、ペンライトを振ってもらう、赤か白の札を出してもらう、後でアンケートを取る、などの方法がありますが、いずれも定性的な情報が中心で、多くの人数分のフィードバックを正確かつ迅速に収集する方法は今までなかったと言っていいでしょう。人工知能とカメラを組み合わせると、カメラを通して見える参加者の表情を分析して瞬時に満足度が分かる、そんなシステムの実証実験がはじまっています。


オンライン詐欺の防止に人工知能が活躍

[2017 年 6 月 15 日] 「あなたのPCでウイルスが検出されました。」朝、PCを起動しようとしたり、Web ページでサイトを開いた瞬間にこのようなポップアップが表示され、表示されている電話サポートまで連絡するように指示されます。ポップアップを消そうとしてもすぐに再表示されてしまいます。これを取り除くために多くの人が詐欺サイトの所有者やサポート会社に不必要なコストを支払っています。米連邦取引委員会 (FTC) が先月、大規模な詐欺の摘発を行った際、マイクロソフトの研究者とデジタル犯罪ユニットの調査員と連携して調査を実施しました。マイクロソフトは機械学習と呼ばれる AI を使って、大量の Web サイトを迅速に調査する方法を利用しました。


ついに日本語で翻訳コンニャクが実現!? Skype と人工知能の組み合わせで

  ここ数年間、日本を訪れる海外からの観光客の数は着々と増加しています。今後数年間に、2019 年ラグビーワールドカップや 2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会をはじめ数々の世界的なスポーツイベントが開催され、その数はさらに増加するでしょう。それにともない、日本と海外のコミュニケーション機会も増加していきます。 マイクロソフトでは、従来から AI による日本語の音声認識と機械翻訳への投資を行ってきましたが、この度、Microsoft Translator アプリ/ライブ機能や Skype 翻訳など音声認識と機械翻訳を行うサービス/製品において、いままでに得られたブレークスルーを提供します。また、開発者もMicrosoft Cognitive Services のひとつ、Translator API でそのパワーを利用できます。


お疲れ顔にエナジードリンク! 顔の特徴や表情で変わる広告を人工知能が提供

電通が毎年リリースしている「日本の広告費」2016 年版によると、広告業界はますますデジタル・ファーストの様相を強めています。インターネット広告費が制作費を除く媒体費用で初の1 兆円の大台に乗り、成長率は 13%、市場規模 6 兆 2,800 億円 (成長率 1.9%) の中で 20.8% を占めるまでになりました。 そんな中、デジタル屋外広告、いわゆるデジタル OOH と呼ばれる広告媒体でも、デジタルが近年急成長しています。交通・屋外広告自体は 2008 年のリーマンショック以降、市場規模はずっと 5,000 億円前後で推移していますが、デジタルサイネージ市場は富士キメラ総研によると、今後 7 年で約 3 倍に成長することが見込まれています。駅や街中に設置されたデジタルサイネージでデジタル広告を目にする機会がどんどん増えていくと予測されています。


人工知能との会話のハードルを下げることで「AI の民主化」を進めるマイクロソフト

[2016 年 12 月 13 日]   マイクロソフトは、1991 年に Microsoft Research を設立してから25 年以上にわたり、AI の可能性に投資してきました。複数の業界標準ベンチマークにおいて、マイクロソフトの画像認識アルゴリズムは業界他社を凌駕しました。10 月に、マイクロソフトは、業界で初めて音声認識で人間と同等の成績を達成しました。 9 カ国語をサポートする Skype Translator も功績を達成しています。これは、研究開発から製品への移行が加速している実例です。また、マイクロソフトのビジョンが HoloLens などの製品や AI を活用したアプリを構築している Uber などのお客様によって具体的成果を上げています。


「AI の民主化」マイクロソフトの AI ビジョン~すべての人と組織が使えるように

[2016 年 9 月 30 日]   「AI を誰でも使えるようにする。」将来を考えるとき、過去の歴史に学ぶと方向性が見えてきます。マイクロソフトでは、AI を民主化して誰でも使えるようにする、という大規模でかつ大胆なアプローチを進めています。 近代の情報化の歴史を見ると、1400 年代に活版印刷の発明により情報の氾濫が始まりました。人類が広く学べるようになり「情報の民主化」が最初に行われた瞬間でした。 この時点から、人類は知識を創造して流布することができるようになり、人類の進歩の仕方が変わりました。ただし、時間がかかる、足りない、ということは相変わらず変わりませんでした。


顔画像から年齢を推測する機械学習サイト「How Old Do I Look」が登場

[2015 年 5 月 4 日]   マイクロソフトのチームでは、開発者向けのカンファレンス Microsoft Build 2015 のデモ用に、新しくリリースされたばかりの顔認識 API を使った Azure の簡単でインテリジェントなデモサービスをリリースしました。人の年齢を推測する http://how-old.net というサービスです。このサイトでは、ユーザーがアップロードした画像の中から API が顔を見つけ出し、その年齢と性別を判定するというものです。現在のところ、このAPIでは顔の場所と性別はとても正確に同定できますが、年齢はそれほど正確ではありません (特にアジア人の年齢は若めに出ます)。それでも、ユーザーがちょっと試して楽しむには十分な精度があります。