小売業界の AI 戦略 (6/6) AIを活用して効果的なマーケティングキャンペーンを実行


AIを活用して効果的なマーケティングキャンペーンを実行

効果的なマーケティングキャンペーンを実現するには、ターゲットとなる購買層に響く広告を制作することが求められます。そのためには調査や分析が欠かせません。AI を利用してお客様と関連性の高いコンテンツを用意し、ターゲット層に直接訴えかけるキャンペーンを展開する必要があるのです。


効果的なマーケティングを推進するAIトレンド 4 選

・ ダイナミック マーケティング

・ 感情に訴えかける対応

・ 適応力の高いアダプティブ R&D

・ 需要予測


AI の活用で、ターゲット層に向けた最適なマーケティングが可能に

ここで具体的な利用シーンを紹介しましょう。靴ブランドのマーケティング ディレクターを務めるサトウさんは、AI ベースのプログラムを活用したホリデーキャンペーンを計画中です。昨年と同様にポップアップ広告やメールのプロモーションを予定しているため、サトウさんはまず、昨年のキャンペーンを分析。ポップアップが成功したスペースやパフォーマンスの高かったクリエイティブを特定し、今回も高い効果が見込まれるスペースを確保しました。

またサトウさんは、販売データやソーシャルメディア、検索クエリのデータなどから新たな市場を見つけ出しました。同市場で製品への関心が高まっていることから、この市場に向けたポップアップスペースも確保します。

メールのクリエイティブに関しては、まず自然言語処理でお客様の意見を分析。この情報により、クリエイティブチームがターゲットごとに異なるクリエイティブを用意します。
パフォーマンスが芳しくないクリエイティブはシステム側でフラグをつけ、キャンペーン期間中にデザインチームに戻され、微調整します。

キャンペーンの開始時には AI がセールスチームをサポート。お客様の過去の購買履歴やプロフィールをベースにメールをカスタマイズします。日々の生活や好みなどの追加情報を提供したお客様には、さらにターゲットを絞ったメールや特典を用意し、ブランドとの関係を高めていきます。


デジタルトランスフォーメーションへの道

・マーケティングに関する調査や編集作業は、AI システムの導入で作業負担を軽減させましょう。チームとしては、感情に関わるコンテンツや説得力のあるストーリーを用意するなど、人間にしかできない仕事に注力しましょう。

・コンテンツに関わるチャネルを再検討し、マーケティング調査で明らかになったことをボットや自動メッセージシステムに実装しましょう。

・AI による調査で、まずは来年の予測から実施し、5 年や 10 年といったレベルまで広げてみましょう。

・お客様にはデータをどのように利用するのか明確にしておき、どこまでデータを使っていいのか消費者側で決められるようにしておきましょう。


イノベーション事例

データを駆使したマーケティングを行う Ignition AI では、Microsoft Azure のクラウドベース プラットフォームを活用し、データの保管や処理、分析を実施しています。同社は、過去のお客様とのやり取りやソーシャルメディアの履歴など、さまざまなチャネルからデータを引き出し、Azure で分析しています。また、Azure の API で第三者システムとシームレスに接続し、専門サービスの幅を広げています。

 

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