リアルタイム AI を加速する深層学習アクセラレーターを公開

[2017 年8 月 22 日] IntelのFPGA「Stratix 10」を実装したProject Brainwaveシステム   本日、マイクロソフトは、コードネーム Brainwave と呼ばれる、深層学習の新しいクラウドベースのアクセラレーターを発表しました。クラウド上の深層学習モデルが様々なライブデータストリームを処理するようになってきていることから日々重要度を増しているリアルタイム AI を推進するために、受け取った情報を極めて小さな遅延で処理を行うシステムです。この仕組みにより高いパフォーマンスと柔軟性が実現されます。 Brainwave システムは「高パフォーマンスの分散システムアーキテクチャ」「FPGA 上に実装されたハードウェア DNN エンジン」「学習済みモデルを簡単に展開できるコンパイラとランタイム」の3つのパーツから成り立っています。


マイクロソフトの音声認識技術、人間と同等の認識率をさらに改善

[2017 年 8 月 20 日] 本日、マイクロソフトの研究チームが開発した音声認識システムによる 5.1%の誤認識率が達成されたことを発表します。これは業界の新たなマイルストーンであり、マイクロソフトが昨年達成した正確性を大きく上回ります。 昨年、マイクロソフトの音声認識システムは 5.9% の誤認識率を達成したと発表しました。これは人間と同等レベルですが、IBM の研究者により提唱されていたより厳格な基準である5.1%という数字が今回達成されました。過去 25 年間において、人間と同等の正確性を達成することがマイクロソフトにおける研究開発の目標でした。


人工知能で大空を鳥のように滑空するグライダーのテスト飛行

[2017 年 8 月 15 日]   「鳥のように大空を飛べたら—-」 人間が空を飛ぶにはプロペラやジェットエンジンのような大掛かりな仕掛けが必要ですが、鳥は自然を味方につけて小さな翼と小さな脳で空を飛びます。同じことを人工知能にやらせてみたらどうなるでしょう。それには、複雑な AI アルゴリズムを用意して、大気の温度、風向き、飛行禁止区域を認識しながら、風に乗り続けるためのリアルタイムの予測をする必要があります。しかも、少しのミスも命取りになるので、不確実な状況の中で連続的に正しい判断を行い、飛行コースを修正できるようシステムを組む必要があります。


会議が多すぎ!? AI が働き方改革の質についてアドバイス

  Office 365 はマイクロソフトが 2011 年からサービスを提供し、いまや月間アクティブユーザーが 1 億人にまで達している生産性向上クラウドサービスです。Office 365 を導入しているユーザーは、自分のメールやファイル、予定情報などをこのクラウドサービス上に格納し、サービス上で同僚や取引先と共同作業や情報共有を行っています。日本でもこのようなユーザーが年々増えており、日経 225 銘柄の基準となる上場企業の 85% 以上ですでに Office 365 が導入されています。 クラウド上ですべての作業を行いデータを溜めると、従業員の働き方についての様々な情報が「ビッグデータ」としてクラウド上に溜まります。すると「クラウド活用第 2 章」として、このデータを分析して、働き方改革を推進する上でのさまざまなインサイトを得ることができるようになります。


マイクロソフトが最も困難で基礎的な人工知能の研究を行う新組織「Microsoft Research AI」を設立

[2017 年 7 月 12 日]   昨年の 9 月に、マイクロソフトはMicrosoft AI and Research グループの設立を発表しました。社内の研究所、そして、Bing、Cortana、Azure Machine Learning などの製品グループから、約 7,500 名のコンピューターサイエンティスト、研究者、エンジニアを集結した新しい組織です。 本日、ロンドンで開催されたマイクロソフトの英国ケンブリッジ研究所の創立 20 周年を祝うイベントで、AI の最も困難で基礎的な課題の解決に特化したMicrosoft Research 内のスペシャリスト集団 Microsoft Research AI の設立を発表しました。科学者とエンジニアのチームが製品グループや機械学習/認知/自然言語処理などの研究分野を横断して統合的にアプローチを行い、お客様や社会に貢献できる製品やサービスへの最新の研究成果の統合を加速するものです。


オンライン詐欺の防止に人工知能が活躍

[2017 年 6 月 15 日] 「あなたのPCでウイルスが検出されました。」朝、PCを起動しようとしたり、Web ページでサイトを開いた瞬間にこのようなポップアップが表示され、表示されている電話サポートまで連絡するように指示されます。ポップアップを消そうとしてもすぐに再表示されてしまいます。これを取り除くために多くの人が詐欺サイトの所有者やサポート会社に不必要なコストを支払っています。米連邦取引委員会 (FTC) が先月、大規模な詐欺の摘発を行った際、マイクロソフトの研究者とデジタル犯罪ユニットの調査員と連携して調査を実施しました。マイクロソフトは機械学習と呼ばれる AI を使って、大量の Web サイトを迅速に調査する方法を利用しました。


解説アニメ「4 分でわかる IoT」を公開

[2017 年 6 月 16 日] (日本語字幕をご用意していますので、YouTubeの設定アイコンから字幕の言語で日本語を選択してください)   今後数年間で、およそ300億から500億のデバイスがネットに接続される世界が到来します。IoT(モノのインターネット)によって、かつてないほど膨大なデータが生まれ、共有されます。そこから生まれる情報を分析することで、私たちの生活を改善し、家庭やオフィス、あらゆる場所で新しい体験を作り出すことができます。 Microsoft Story Labs が提供する “Explanimators” の最新エピソード「4分でわかるIoT」では、おとぎ話をもとにしたアニメーションで、IoTについてわかりやすく説明しています。


iPhone カメラと人工知能でアートな写真を撮ろう

[2017 年 6 月 16 日] 本日、マイクロソフトからリリースされた iPhone/iPad カメラアプリ Microsoft Pix の新機能を使うと、手元で撮った写真を有名美術館にある絵画のようにアートなスタイルに変換することができます。Microsoft Pix はシャッターチャンスを捕らえたり、イメージの品質を向上したりといったことを AI と深層学習をフルに使って行う最先端の写真アプリです。 Microsoft Research Asia および Skype チームと連携して開発された、人工知能を駆使したこの新機能を使えば、写真を撮ることがもっと楽しくなります。新機能のひとつである Pix Styles は、写真を有名な絵画に触発されたスタイルに変換したり、画像が燃えているように見える特殊効果を追加する11 種類のスタイルを使うことができます。


マイクロソフトの AI が「ミズ・パックマン」を完全攻略

[2017 年 6 月 14 日]   マイクロソフトの研究者が作った AI が、1980 年台のビデオゲームである Atari 2600バージョンの「ミズ・パックマン」で、過去に出たことがないパーフェクトスコアの 999,990 点を叩き出しました。(人間のハイスコアは 266,330 点といわれています) これは、今年初めにマイクロソフトが買収したカナダの深層学習スタートアップ Maluuba が、AI の一種である強化学習 (Reinforced Learning) と呼ばれる手法 (“ハイブリッド報酬アーキテクチャ (Hybrid Reward Architecture, HRA) ” と名付けた) を使い、分割統治法アルゴリズムを使って成し遂げたものです。分割統治法アルゴリズムは、 AI エージェントに人間の能力を真似た複雑なタスクの遂行を教えるにあたり広範囲にわたる影響を及ぼすといわれています。


TensorFlow から CNTK に移行する理由

深層学習は、過去数年間に人工知能 (AI) に革命をもたらしました。一部の上位の企業だけではなく誰でも自由に人工知能を使えるように、というマイクロソフトのビジョンに基づき、オープンソースの深層学習フレームワークであるMicrosoft Cognitive Toolkit (CNTK) が作成されました。今日では、GitHubスターの数で TensorFlowとCaffeに続く、そしてMxNet、Theano、Torchなどよりも順位が高い、3番目に人気のある深層学習フレームワークとなりました。 TensorFlowの人気が高いことを考えると、TensorFlowの代わりにCNTKを使用する理由はなになのかということをよく聞かれます。人間は大勢がやっていることに従う傾向があり、そうすること自体は間違いではありません。しかし、この記事では、CNTKに有利ないくつかの強力な理由を指摘したいと思います。