マイクロソフトの IME チーム

IME のいろいろな話題について書く前に、マイクロソフトの IME チームについて軽くご紹介させていただきます。

マイクロソフトで日本語 IME を開発しているチームは、マイクロソフトの調布技術センターというところで研究開発を行っています。この場所は住宅街で、近くにいろいろなお店などが少ないのですが、それだけに落ち着いて仕事ができる環境です。

IME チームは、マイクロソフトの他の Engineering チームと同様に、主に仕様を担当するプログラムマネージャ、プログラムを開発するデベロッパー、品質保証を担当するテスターの 3つの仕事から構成されています。これら 3つのチームは、明確に役割を分担しあいながらも、相互の仕事の質を高めあうために協力して仕事を進めています。

IME は、レドモンド本社の開発組織とは横並びの関係を保ち、日本人のための IME を日本で開発しています。方向を決めプランを作ることから、開発・テスト、さらにリリースした後にお客様のご要望にお答えすることまで、何から何まで、日本の専任チームが自立的に運用をしています。また、日本人のパソコンユーザならば、ほとんどの方が私どものお客様です。非常に責任の重い仕事ですが、お客様に満足いただけるように、チーム一同、頑張って仕事をしております。

なお、この日本のチームは、いろいろなチームと協力し合って製品を開発しています。中国の IME チーム、韓国の IME チーム、Windows、Office、マイクロソフトリサーチ、とさまざまチームと共通のエリアは一致して取り組むということを行っています。

日本の IME チームを、どうぞよろしくお願いいたします。

佐藤