【Win2008】 マイクロソフト 仮想テクノロジー Hyper-V の製品候補版 リリース

ちょっとプレスリリースに遅れてのご案内ですが、最近の IT Pro 道場 でも何度かご覧いただいている x64版のWindows Server 2008 に搭載の Hyper-V の製品候補版(RC)が提供開始となりました。

Microsoft Reaches Virtualization Milestone With Release Candidate of Hyper-V
Feature-complete version of Windows Server 2008 virtualization technology made broadly available to customers and partners.
https://www.microsoft.com/presspass/press/2008/mar08/03-19RCHyperVPR.mspx

Description of the Hyper-V Release Candidate update for Windows Server 2008
https://support.microsoft.com/kb/949219/en-us (英語)
https://support.microsoft.com/kb/949219/ja (機械翻訳 日本語)

抜粋 & 奥主の日本語解釈

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Windows Server 2008 用の更新プログラム (KB949219)
https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=b7464b44-821d-4a7c-9d9c-7d74ec14437c&DisplayLang=ja

このパッケージは以下のアイテムを含みます。

x86 版の Windows Server 2008 用 の更新されたバージョンの Hyper-V Manager コンソールと Virtual Machine Connection リモート接続ツール
x86 版の Windows Server 2008 用 の更新されたバージョンの Integration Services

※ Integration Services:アーキテクチャ的には違うものですが、わかりやすく解釈すると Virtual PC や Virtual Server でいうところの VMAddition と思ってください。UI 上は日本語に変わっているのですが、ここでは英語のままISについて書いておきます。Integration Components とも言っていた関係でICという表現をすることもあります。

最新バージョンの Integration Services (x86 版のWindows Server 2008 用)をインストールするには、このパッケージを仮想マシン内 及び 実行しているマシンでインストールする必要があります。

Windows Server 2008 x64 Edition 用の更新プログラム (KB949219)https://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=ddd94dda-9d31-4e6d-88a0-1939de3e9898&DisplayLang=ja

このパッケージは以下のアイテムを含みます。

Hyper-V 役割の更新されたバージョン
x64 版の Windows Server 2008 用 の更新されたバージョンの Hyper-V Manager コンソールと Virtual Machine Connection リモート接続ツール
下記 OS 用の更新されたバージョンの Integration Services
Windows Server 2008 x64版
Windows Server 2003 x86版とx64版
Windows Vista Service Pack 1 (SP1) x86版
Windows XP Service Pack 3 (SP3) x86版

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含まれているもの、仮想マシン用、実マシン用と混ざって入っているのであえて全部日本語で書いてみました。私もちょっと混乱しましたし。(*^_^*)

Hyper-V はサーバーの仮想化を目指したもので、運用でサーバーを仮想環境でたてることが主眼で開発されているわけですから検証環境で XP や Vista を使うデスクトップの仮想化を行うために開発を行ったというわけではありません。バランスとトレードオフがここでも働いています。デスクトップで使う場合にはセキュアなことよりも操作性が結構大事なわけですが、サーバーを本気で仮想運用しようと思うとセキュアであることが一番に来ますので Virtual PC との操作性の違いはそこにあると思ってください。なので、ファイルの共有などを行う場合には通常のリモートマシンのように扱ってネットワーク共有機能で普通にファイル共有で受け渡してください。

それでもオールインワンな検証環境を整備するために要望の多い Vista と XP の Integration Services も RCではご覧のように用意されましたので使ってみてください。(●^o^●)