可用性に対するサイト復元構成の影響

(この記事は 2014 年 6 月 7  日に The Exchange Team Blog に掲載された記事 Site Resilience Impact on Availability の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)   この記事は、以前私が執筆した「データベース可用性グループ (DAG): 可用性の詳しい解説」という記事で行った分析の続編です。 優秀なテクノロジ ソリューションには高レベルの可用性が必須であることは、周知の事実です。そして、ソリューションの可用性を向上させる主要な要素として、簡潔性と冗長性の 2 つがあります。これを言い換えると、次のようになります。 ソリューションが簡潔な (独立した重要コンポーネントの数が少ない) ほど、ソリューションの可用性は高くなる ソリューションの冗長性が高い (互いに複製可能で冗長な機能を提供する同等のコンポーネントがより多く存在する) ほど、ソリューションの可用性は高くなる 前回の記事では、特定の設計における「計画された」可用性を表す数式をご紹介しました。この分析はデータ センター (サイト) が 1 つの場合について考察したものでしたが、その後、「Exchange の設計にサイト復元構成を導入すると、ソリューション全体の可用性にどのように影響するのか」というご質問をいただいたことがありました。そこでこの記事では、サイト復元構成で Exchange を展開した場合、ソリューション全体の可用性は向上するのか、向上するとしたらどの程度の効果があるのか、またサイト復元構成を採用する価値があるのかどうかについて検討します。   データ センターが 1 つの場合のソリューションの可用性 まず、サイトまたはデータ センターが 1 つの場合の重要なポイントについて再度説明します。データ センター内にはソリューションの重要コンポーネントが複数存在し、ソリューション全体の可用性は、「データベース可用性グループ (DAG): 可用性の詳しい解説」で説明した原理により、ソリューションのコンポーネント個々の可用性および冗長性のレベルに基づいて決まります。 ここで最も注目したいことは、可用性は展開されている冗長なデータベース コピーの数に依存するということです。ある単一のデータベース コピーの可用性を…


Exchange 2010 Service Pack 3 の更新プログラムのロールアップ 6 をリリース

(この記事は 2014 年 5 月 27 日に The Exchange Team Blog に投稿された記事 Released: Update Rollup 6 for Exchange 2010 Service Pack 3 の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。) Exchange 製品チームは、Exchange Server 2010 Service Pack 3 の更新プログラムのロールアップ 6 をリリースしたことを発表しました。更新プログラムのロールアップ 6 は、Exchange Server 2010 Service Pack 3 用としてお客様に提供される最新の修正プログラムで、お客様からご報告いただいた問題、およびこれまでにリリースされたセキュリティ情報についての修正が含まれています。更新プログラムのロールアップ 6 にはこれまでにリリースされていない新しいセキュリティ情報は含まれていないため、セキュリティ情報公開としては扱われません。Exchange Server 2010 Service Pack 3 の更新プログラムのロールアップ 6 で解決される問題のリストは、KB2936871 (英語) でご覧いただけます。Exchange Server 2010 Service Pack…


Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 5 をリリース

(この記事は 2014 年 5 月 27 日に The Exchange Team Blog に投稿された記事 Released: Exchange Server 2013 Cumulative Update 5 の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。) Exchange 製品チームは、四半期ごとに提供している Exchange Server 2013 の更新プログラムの最新版をリリースしたことを発表しました。Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 5、および UM 言語パックの更新版は、現在 Microsoft ダウンロード センターで入手可能です。累積更新プログラム 5 は Exchange Server 2013 のサービス継続に伴いリリースされるもので、Exchange Server 2013 Service Pack 1 をベースとして構築されています。このリリースには、お客様からご報告いただいた問題についての修正、製品の小規模な機能強化、およびこれまでにリリースされたセキュリティ情報についての修正が含まれています。お客様からのご報告を受けて Exchange Server 2013 の累積更新プログラム 5 で解決された問題のリストは、サポート技術情報記事 KB2936880 (英語) でご覧いただけます。以前のバージョンの Exchange…


Exchange 2013 の累積更新プログラム 5 で OAB の機能を強化

(この記事は 2014 年 5 月 13 日に The Exchange Team Blog に投稿された記事 OAB Improvements in Exchange 2013 Cumulative Update 5 の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。) 近日中に、Exchange Server 2013TM の累積更新プログラム 5 (CU5) がリリースされます。今回はそれに先駆けて、CU5 に搭載されるオフライン アドレス帳の動作の変更についてご説明します。皆様が CU5 の導入計画作成、テスト、および展開を行ううえで、この情報がお役に立ちますと幸いです。 以前のリリースのオフライン アドレス帳 これまでに提供されてきたすべてのメジャー リリースでは、オフライン アドレス帳 (OAB) は、管理者が定義したスケジュールに従って組織内の特定のサーバーで生成されていました。このアーキテクチャは、OAB 生成サーバーをお客様の環境内のニーズに応じて展開可能で、さらに OAB の展開方法に応じて各ユーザーが OAB を使用可能な最寄りの CAS (英語) からダウンロードできるという柔軟性を持っていました。 例を挙げて見ていきましょう。Contoso 社では、レドモンドとポートランドのそれぞれのオフィスで分散メッセージング環境を運用しています。各サイトでは既定のグローバル アドレス一覧に基づいて OAB が生成されており、ローカル ユーザーは通信料が高価な (かつ待機時間が長い) WAN を使用せずに OAB…


MAPI over HTTP による Outlook の接続

(この記事は 2014 年 5 月 9 日に The Exchange Team Blog に投稿された記事 Outlook Connectivity with MAPI over HTTP の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。) Exchange 2013 SP1 では多数の新機能が導入されましたが、その中の 1 つに、MAPI over HTTP (略称: MAPI/HTTP) と呼ばれる Outlook との接続メソッドがあります。この新しい接続メソッドには、ユーザーの皆様から多くの関心が寄せられています。今回の記事では、この機能の詳細な内容、この機能で何ができるのか、また将来の展望について説明します。さらに、お客様のユーザーの皆様にこの機能をお使いいただくために、導入方法や導入環境についてのヒントをご紹介します。 MAPI over HTTP の概要 MAPI over HTTP とは、Outlook と Exchange の接続に使用される新しい転送方式です。この MAPI/HTTP は、Exchange 2013 SP1 および Outlook 2013 SP1 で最初に導入され、Office 365 でも 5 月から段階的に導入が進められています。これは RPC…


PelNet がリリースされました

(この記事は 2014 年 4 月 30 日に The Exchange Team Blog に投稿された記事 Released: PelNet の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)     ダウンロードはこちら   私が現在担当している大規模な環境では、お客様のトランスポートの変更の確認、特に、新たに追加された送信コネクタやスマートホストの確認に苦労しました。メール フローのトラブルシューティングも同様に、Telnet で SMTP ステータスを手作業でチェックして、その結果に応じて対応していく必要があるので手間がかかります。もしセキュリティ上の理由で Telnet の使用が禁止されたらどうすればよいでしょうか? また、複数のコネクタの 20 ~ 30 のスマートホストについて、40 台ものトランスポート サーバーを確認しなければならないとしたらどうでしょうか? さらに、大量の送信コネクタに大量のアドレス スペースがあるとしたら、トラブルシューティングに備えて、あるいは送信コネクタの変更時にトランスポートの変更を確認しやすいように、どうかにかしてチェックを自動化することが必要になります。 ここでは、そんなときに役立つとてもシンプルで効率的な「PelNet」というツールをご紹介します (「PowerShell Telnetting」を縮めてこのように名付けました)。 では、このツールで何ができるかを見ていきましょう。 まず使い方の前に、スクリプトで使用可能なパラメーターをご紹介します。   AddressSpace: 送信コネクタのアドレス スペースを指定します。   sendConnector: 単一の送信コネクタを対象にする場合に指定します。   SourceTransportServers: テストするトランスポート サーバーの一覧 (CSV 形式) を指定します。   smartHost: テストするスマート…


MEC 2014 の情報をお探しの方へ

(この記事は 2014 年 4 月 24 日に The Exchange Team Blog に投稿された記事 MEC 2014 Recordings are here! の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。) 数週間前、テキサス州オースティンで開催されたイベント「MEC 2014」が幕を閉じました。イベントの様子については、MEC を振り返ったこちらのブログ記事 (英語) でお読みいただけます。そして本日、マイクロソフトは、MEC 2014 の基調講演とブレイクアウト セッションの映像 (英語) を Channel 9 で公開しました。MEC では、Exchange の基本的なトピックや、グループなどの新機能、その他さまざまな事柄に関して、オンプレミス版 Exchange のお客様と Office 365 のお客様の両方に向けて最新コンテンツをご紹介しましたが、そのコンテンツが Channel 9 で視聴できるようになりました。イベントに参加できなかったお客様は、まず MEC 2014 の基調講演 (英語) で、Exchange エンジニアリング チームの最近の取り組みについての発表や、Perry Clarke のコーナーをぜひご覧ください。 MEC は、単なるイベントではなく、コミュニティの役目も果たしています。Twitter でコミュニティのハッシュタグ「#IamMEC」を使用して検索すると、情報をチェックできます。また、Office 365 IT Pro Network…


推奨されるアーキテクチャ

(この記事は 2014 年 4 月 21 日に The Exchange Team Blog に投稿された記事 The Preferred Architecture の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。) 先日私は、Microsoft Exchange Conference (MEC、英語) で担当したセッション (英語) の中で Exchange Server 2013 のマイクロソフトが推奨するアーキテクチャ (以下「PA」) について発表しました。PA は、Exchange 2013 にとって最適と思われる展開アーキテクチャを実現するために Exchange エンジニアリング チームが策定した規範的なアプローチです。Office 365 で展開するアプローチと非常によく似ています。 Exchange 2013 のオンプレミス展開では、さまざまなアーキテクチャを選択することができますが、今回はマイクロソフトがこれまで最も検証を重ねてきたアーキテクチャについて解説します。他の展開アーキテクチャもサポートされていますが、推奨されるものではありません。 PA は、いくつかのビジネス要件を考慮して設計されています。たとえば、アーキテクチャでは以下のことを実現できる必要があります。   データセンター内の高可用性とデータセンター間のサイトの復元   各データベースの複数のコピーのサポートと、それによる迅速なアクティブ化   メッセージング インフラストラクチャのコスト削減   障害ドメイン周辺の最適化と複雑さの軽減による可用性の向上 PA は具体的な規範を示すものであるため、当然ながら、すべてのお客様が展開できるとは限りません (たとえば、複数のデータセンターを持たないお客様には当てはまりません)。また、異なるビジネス要件やニーズを抱えるお客様には、ここで示すものとは別のアーキテクチャが必要になります。ただし、こうした例外に該当するお客様がオンプレミスでの Exchange の展開を希望する場合にも、実際のニーズと大きく離れている箇所以外は可能な限り PA…


Exchange Server 展開アシスタントの更新を発表

(この記事は 2014 年 4 月 17 日に The Exchange Team Blog に投稿された記事 Updated: Exchange Server Deployment Assistant の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)   マイクロソフトは、Exchange Server 展開アシスタントの更新を発表します。この記事では、今回の更新で導入される新しい展開オプションについて説明すると共に、展開をより柔軟かつ簡単に構成できるようにする新機能の概要をお伝えします。   新しい展開アシスタントには、次の機能が含まれています。   すべてのオンプレミスおよびハイブリッドの展開シナリオにおける Exchange 2013 のエッジ トランスポート サーバー ロールのサポート Exchange 2013 または Exchange 2010 の Hybrid Edition のプロダクト キーを要求するプロセスを自動化する新機能のサポート   Exchange 2013 SP1 で新たに導入されたエッジ トランスポート サーバーは、インターネットに接続されたメール フローをすべて処理することにより、攻撃範囲を最小化するものです。これにより、Exchange 組織で SMTP 中継およびスマート ホスト サービスの機能が提供され、接続や添付ファイルのフィルタリング、アドレス書き換えが可能となります。詳細については、エッジ…


Exchange Online または Exchange 2013 で匿名の予定表の共有 URL を発行する方法

(この記事は 2014 年 4 月 15 日に The Exchange Team Blog に投稿された記事 How to publish Anonymous Calendar Sharing URL in Exchange Online or Exchange 2013 の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)   皆様は、匿名のユーザーと予定表を共有しようと思ったことはないでしょうか。今回の記事では、Web リンクを使用して匿名ユーザー (外部のユーザー) と予定表を共有する場合のヒントについて説明します。ユーザーは、自身の予定表を OWA を使用している匿名の閲覧者に対して発行することができます。また、組織の管理者もユーザーの予定表を発行できます。今回は、この両方の方法について説明します。   注: 匿名ユーザーに対して予定表を発行すると、リンクを受け取ったすべてのユーザーが、ログインせずに予定表を閲覧できるようになります。   OWA で予定表を発行する 予定表を発行する: OWA にログインして [Calendar] に移動します。次に、共有する予定表を右クリックし、[permissions…] を選択します。 ドロップダウン メニューで [Not Shared] (既定) から [Availability only] (またはその他のアクセス許可) を選択し、[Save]…