Exchange ブログ 2016 年 4 月のまとめ

2016 年 4 月の Exchange ブログをまとめてみました。あなたが見逃しているかもしれないブログも一覧でご覧になることができますので、この機会にぜひご覧ください。 •4 月 6 日: EWSEditor で OAuth を使用する (Exchange Server Support)•4 月 7 日: Office 365 でメールをご利用のお客様へ: コネクタを構成している場合の重要なお知らせ (Japan Office Official Blog)•4 月 25 日: Exchange Online でのアイテムの保持機能と削除された場合のアイテムの動き (Exchange Server Support)•4 月 25 日: Exchange Server 2007 のサポート終了まで残り 1 年へ (Japan Office Official Blog)


Office 365 でメールをご利用のお客様へ: コネクタを構成している場合の重要なお知らせ

(この記事は 2016 年 3 月 29 日に Exchange Team Blog に投稿された記事 Important notice for Office 365 email customers who have configured connectors の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)   この記事には、Exchange Online または Exchange Online Protection (EOP) のサブスクリプションをご利用かつコネクタを構成しているお客様に影響の可能性がある、重要な情報を記載しています。メール フローの中断を確実に回避するために、この記事をご覧いただき、できるだけ早い時期に必要な対策を講じることを強くお勧めします。 今回の変更によって影響を受けるのは、以下のいずれかに該当するお客様です。 インターネット上の宛先に NDR (配信不能レポート) メッセージを送信する必要があり、このメッセージを Office 365 で中継する必要があるお客様。 独自のメール サーバー (オンプレミス環境) からのメッセージを、Office 365 に登録 (Office 365 でドメインを追加する方法を参照) していないドメインから送信する必要があるお客様。たとえば、お客様の組織を「Contoso」として、組織に属していないドメイン「fabrikam.com」からメールを送信する必要がある場合です。 オンプレミス サーバーで転送ルールが設定されており、メッセージを Office 365 で中継する必要があるお客様。たとえば、お客様の組織のドメインを「contoso.com」として、組織のオンプレミス…


EWSEditor で OAuth を使用する

こんにちは、Exchange サポート チームの小間です。以下のブログ記事でご紹介しているように、オープン ソースで開発されている EWSEditor 1.14 で OAuth を使用できるようになりました。 TITLE: EWSEditor 1.14 ReleasedURL: https://blogs.msdn.microsoft.com/webdav_101/2016/04/02/ewseditor-1-14-released/ Exchange Online では EWS 接続に OAuth を使用することができますので、独自開発した EWS アプリケーションのトラブル シューティングなどに EWSEditor も活用できるようになります。しかしながら、OAuth を使用するには Azure Active Directory にアプリケーションを登録する必要があります。そのため、今回の記事ではアプリケーションの登録方法と、EWSEditor の設定方法をご紹介します。 なお、Azure Active Directory を使用するため、今回の記事は Office 365 (Exchange Online) のテナントをお持ちで、かつ管理者アカウントで Microsoft Azure のサブスクリプションも有効化されている方を対象にしています。 アプリケーションの登録 1. 以下の URL から、Office 365 の管理者アカウントで Microsoft Azure の旧ポータルにサインインします。https://manage.windowsazure.com/ 2. 左ペインから [ACTIVE…


Exchange ブログ 2016 年 3 月のまとめ

2016 年 3 月の Exchange ブログをまとめてみました。あなたが見逃しているかもしれないブログも一覧でご覧になることができますので、この機会にぜひご覧ください。 •3 月 2 日: Exchange 2007 / 2010 でパブリック フォルダー データベースが削除できない場合の対処方法について (Exchange Server Support)•3 月 3 日: Exchange 2013 のハイブリッド展開をご利用のお客様へ: 証明書の期限切れに関する重要なお知らせ (Japan Office Official Blog)•3 月 8 日: Exchange 2013/2016 向けの ExMon ツールを公開 (Japan Office Official Blog)•3 月 8 日: Office 365 ハイブリッド構成ウィザードが Exchange 2010 に対応 (Japan Office Official…


Exchange 2013 にて、オンライン モードの Outlook でアドレス帳のフリガナ検索を有効化する方法

Exchange 2013 CU12 がリリースされました。多数の修正が含まれていますが、日本のお客様にとって重要な修正がありますのでご紹介します。これまで Exchange 2013 は、Outlook をオンライン モードで使用したときに、アドレス帳の中でフリガナを使用した検索が利用できませんでした。キャッシュ モードでオフライン アドレス帳を利用している場合、OAB に追加されているアドレス帳ではフリガナを利用した検索が可能です。その場合でも、OAB に追加されていないアドレス帳ではフリガナは使用できません。それらのアドレス一覧へのアクセス時は、ダウンロードした OAB ではなく Exchange 2013 を経由してグローバル カタログにアクセスするため、オンライン モードと同じ動作になるからです。 日本の人名は同じ漢字でも複数の読み方がありますので、お客様によっては、漢字の表示名順に並んでいるアドレス帳の並びを制御するために、表示名の先頭に「あいうえお」などの文字を挿入して運用する場合もあるかと思います。その問題を解決するため、Exchange 2010 では Active Directory ユーザーとコンピューターのフリガナプロパティページ set-userコマンドの-phoneticdisplaynameオプション でAD の msDS-PhoneticDisplayName 属性にフリガナを設定することでアドレス帳のエントリーをフリガナ順に表示できていましたが、Exchange 2013 では利用できなくなっていました。 Exchange 2013 CU12 でこの問題が修正され、日本語の Outlook をお使いの場合はアドレス帳がフリガナ昇順に並ぶようになりました。しかし、CU12 をインストールしただけではアドレス帳の表示はこれまでと同様に表示名順のままで、フリガナでの検索も有効化されません。機能を有効化するためには、日本語の Outlook を利用するユーザーのメールボックスがあるメールボックスサーバーにて以下の手順でレジストリを設定し、Microsoft Exchange RPC Client Access サービスを再起動します。 レジストリの設定とフリガナ機能の有効化 1. CU12 をインストールしたメールボックス サーバーでレジストリ エディターを開きます。2. 以下のキーまで移動します。 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MSExchangeAB…


Exchange Server 2016 自習書シリーズを新たに公開

昨年リリースしたExchange Serverの最新版、Exchange Server 2016の自習書シリーズを本日Technetで公開しました。 自習書のダウンロードはこちらからどうぞ ➡ https://technet.microsoft.com/ja-jp/mt691869.aspx     本シリーズでは 1.アーキテクチャ編 2.移行・共存編 の2つを公開しています。   1のアーキテクチャ編では、 Exchange Server 2016 で強化・変更されたアーキテクチャ、および、他サーバーとの連携 (具体的には Office Online Server) に関して説明しています。 第 1 部 Exchange Server 2016 の新しいアーキテクチャ 第 2 部 Office Online Server との連携   2の移行・共存編では、、Exchange Server 2016 を社内に導入するために必要な情報を次の章に分けて説明しています。 第 1 部 Exchange Server 2016 の移行共存 第 2 部 既存 Exchange 組織への Exchange…


バッチ移行を使用したパブリック フォルダー移行での注意点

Exchange Server 及び Exchange Online を日々ご利用頂きありがとうございます。 既存の Exchange Server のリプレース作業に伴い、多くのお客様が Exchange Server 2013/2016 への移行やクラウド シフトのために Exchange Online への移行を進められている傾向が見られます。 そのため今回はバッチ移行を使用した従来のパブリック フォルダー移行に関する注意点についてご紹介します。特に大規模 Exchange 組織で従来のパブリック フォルダーを頻繁に利用されるお客様にとっては重要なお知らせとなります。 従来のパブリック フォルダーを Exchange Server 2013/2016 へ移行する場合は、以下の KB  3161916 の問題があることをご留意ください。   ID   : 3161916 Title: Data loss may occur during public folder migration to Exchange 2013, Exchange 2016, and Exchange Online Url: https://support.microsoft.com/en-us/kb/3161916…


Exchange ブログ 2016 年 2 月のまとめ

2016 年 2 月の Exchange ブログをまとめてみました。あなたが見逃しているかもしれないブログも一覧でご覧になることができますので、この機会にぜひご覧ください。 2 月 4 日: Exchange Online のレポート機能とトラブル シューティング ツールについて (Exchange Server Support) 2 月 8 日: Exchange 2010 管理パックで相関エンジンが大量にメモリと CPU リソースを消費する (Exchange Server Support) 2 月 8 日: SCOM 2012 で Exchange 2010 管理パックを使用すると、イベント ID 714,717 が生成される (Exchange Server Support) 2 月 14 日: イベント ID 9646 について (Exchange Server Support) 2 月 17 日: Exchange パブリック フォルダー メールボックスの上限数が 10 倍に (Japan Office Official…


バージョン バケットの閾値の変更について (Exchange 2013)

こんにちは。Exchange サポートの山木です。 下記ブログで紹介しているバックプレッシャ機能ですが、Exchange 2013 でも引き続き使用することが可能です。今回はバック プレッシャ機能で監視する一部システム リソースの閾値が Exchange 2013 CU7 より変更となりましたので具体的な閾値とアップグレードにおける注意点などをご案内致します。 – 参考情報Title : 外部からのメールが受信できないURL : http://blogs.technet.com/b/exchangeteamjp/archive/2013/03/14/3558601.aspx バック プレッシャ機能で監視するシステム リソースの一つとして、バージョン バケットがあります。バージョン バケットとは、メッセージ キュー データベースに加えられた変更が一時的に格納されるメモリ空間であり、変更 (トランザクション) がデータベースにコミットされることで解放されます。したがいまして、ディスク I/O に遅延が生じている場合や、長時間実行されるようなトランザクションがある場合は、このバージョン バケットの値も増加することとなります。また、このような状況が発生する具体的な要因といたしましては、一般的に以下のような点が挙げられます。 ・ サイズの大きいメッセージがやり取りされた・ ディスクの処理性能不足・ Antivirus ソフトの影響・ 何らかの要因により意図しないメッセージのループが発生した (または一時的にメッセージの流量が増加した) バージョン バケットの閾値について==========================================このバージョン バケットの閾値が Exchange 2013 CU7 以降では下記の通り見直しが行わております。Exchange 2013 CU6 以前は Exchange 2010 の値を踏襲しておりましたが、Exchange 2013 では Exchange 2010 からアーキテクチャーの大幅な変更が行われ、またパフォーマンスの観点でも大きく向上していることから従来の値では閾値として低すぎると判断し、CU7 にて変更が行われました。…


イベント ID 9646 について

こんにちは。Exchange Server サポートの竹田です。 今回は、メールボックスに接続する際のセッション数の制限値についてご案内します。   Exchange Server では、メールボックスに接続できる 1 ユーザーあたりのセッション数が予め制限されています。 Outlook からの接続については、MAPI セッションの制限値として既定で 32 に設定されており、この制限値に抵触するとメールボックス サーバー上に以下のようなイベントが記録されます。  ID:       9646  Level:    Error  Source: MSExchangeIS  Message:  Mapi session “<Mailbox GUID>” exceeded the maximum of 32 objects of type “session”. この制限値に抵触すると、メールボックスにアクセスする際に新たなセッションが確立できないため、メールボックスへのアクセスができなくなります。 なお、この制限は接続するユーザーに対する制限となります。 例えば、共有メールボックスに対して複数人 (UserA、UserB、UserC と仮定) からアクセスしている場合、UserA からのセッション数が制限値を超過しても UserB と UserC に影響は及びません。 この現象については、既に以下のサポート技術情報 (KB 842022) として公開されており、以下のレジストリを作成して Information Store サービスを再起動することで回避できます。  …