Windows Server 2016 上にインストールした Exchange 2016 でバックアップのリストアが成功しない


現象
Windows Server 2016 上にインストールした Exchange 2016 環境において、Windows Server Backup で取得したバックアップから以下の条件でリストアを行うと、エラーが発生します。
 
[回復の種類の選択] ページで、[アプリケーション] を選択

 
[回復オプションの指定] ページで、[元の場所に回復する] を選択

 
リストアを行うとエラーが発生

 

 

発生条件
1. Windows Server 2016 + Exchange Server 2016 にてシステムを構築している
2. Windows Server バックアップにて回復(リストア)を行うにあたり、以下を選択している。
     - 回復の種類に [アプリケーション] を選択している。
     - 回復オプションの指定に [元の場所に回復する] を選択している。

 
原因
弊社製品の不具合による Windows Server 2016 と Exchange Server 2016との互換性の問題になります。Windows Server バックアップと Exchange Server 2016 との間で行われる RPC 通信において、お互いに利用するインターフェースのバージョン形式が異なっているために発生します。
 
Windows Serverバックアップは Exchange Server のデータをリストアする際、データを戻す順番を確認するため、RPC 通信にて Exchange Server とやり取りを行います。このとき、お互いに通信で利用するインターフェースのバージョン形式を指定して通信を行いますが、それらのバージョン形式が異なるため、Windows Serverバックアップが受け取るデータの書式が期待したデータ形式にならないためにエラーとなり、本事象が発生いたします。Windows Server 2016のWindows Server バックアップと Exchange Server 2016 にて利用しているインターフェースのバージョン形式は以下の通りです。
 
Windows Server バックアップ : NT61
Exchange Server : NT50
 
各形式の詳細については以下をご参照ください。
 

/target switch
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/desktop/Midl/-target

 
回避策
Exchange の設定変更や CU 適用など、Exchange 2016 による回避策はありません。

 
本対策
本事象に対する修正を含んだ Windows Server 2016 のロールアップ適用が対策となります。

修正は Windows Server バックアップのモジュールに対して行っております。現在、OS の修正はロールアップの形式でのみ提供を行っておりますので、本修正を含んだロールアップの適用を行っていただく必要がございます。

現在、このロールアップの公開に向けて準備を進めさせていただいており、現時点 (2018/9) におきましては、9 月 20 日 (日本時間では 9 月 21 日) に KB4457127 にて公開を予定しております。
※当初、9 月 18 日 (日本時間では 9 月 19 日) に公開を予定しておりましたが、追加の修正があり、公開日が 2 日延期となっております。

 
その他
[回復オプションの指定] ページで、[別の場所に回復する] を選択すれば、リストアが可能です。
Windows Server 2012 R2 上にインストールした Exchange 2016 では [元の場所に回復する] でもリストアは可能です。

情報のアップデートや修正が確定いたしましたら本 Blog でも情報を更新いたします。

 
※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。


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