ディレクトリ ベースのエッジ ブロックによってメールが有効なパブリック フォルダーを利用する際の注意点

いつも Office 365 をご利用いただきありがとうございます。 今回は、ディレクトリ ベースのエッジ ブロック (DBEB) によってメールが有効なパブリック フォルダー (PF) を利用する際の注意点をご案内します。 Exchange Online や Exchange Online Protection では DBEB と呼ばれる機能があり、Office 365 内に存在しないメール アドレス (※ 1) に送信されたすべてのメッセージをブロックしたりすることができます。 ※ 1 Office 365 内に存在しないメール アドレスとは Azure Active Directory (AAD) 上に存在しないアドレスを意味します。 アドレスが存在しない場合、フィルター処理の前にサービスによりメッセージがブロックされ、メッセージが配信されなかったことを通知する配信不能レポート (NDR) が送信元に送信されます。 具体的な NDR の内容は次のようになります。   ‘550 5.4.1 [<存在しないアドレス>@<ドメイン名>]:Recipient address rejected:Access denied’.   メールが有効な PF を作成すると、メールが受信できるように…


ハイブリッド環境の予定表共有のトラブルシューティングについて

こんにちは、Exchange サポートチームです。 ハイブリッド環境の予定表共有のトラブルシューティングについて、以前以下のブログで紹介をさせていただいております。   基本的には、まずは以下のブログを参考にトラブルシューティングをしていただければと思いますが、今回は、予定表共有のトラブルシューティングについてもう少し紹介をさせていただきます。 Title : ハイブリッド環境で行うトラブル シューティング – 空き時間/予定表参照 – URL : https://blogs.technet.microsoft.com/exchangeteamjp/2016/07/22/troubleshooting-in-a-hybrid-deployment-freebusycalendar-lookup/ クロスプレミス接続では、招待メッセージを送り合うことで、予定表の共有が可能になる旨、上記ブログや以下のブログ等にて記載をしております。 この招待メッセージから予定表を開くと、左ペインの “共有の予定表” に追加されます。 Title : Exchange Server ハイブリッド環境における予定表の共有について URL : https://blogs.technet.microsoft.com/exchangeteamjp/2017/10/31/sharing-calendar-in-hybrid-enviroment/ 上記方法で予定表を追加すると、参照元組織の Exchange サーバー上のメールボックス アシスタンス サービスが起点となり、参照先組織の Exchange サーバーに対して EWS で通信を行い、予定表の同期 (参照先ユーザーの予定アイテムを取得) を行います。 そして、こちらの動作は、スケジュールアシスタントを使用した空き時間情報の取得と違い、必ずしもリアルタイムに同期を行うわけではないため、以下の画面のように、招待メッセージを受け取った側で、[予定表を開く]を選択してもすぐに Outlook 上で予定の情報が見えてこない場合があります。 前置きが長くなりましたが、今回は、上記の動作を考慮しつつ、Exchange Online のユーザーが、オンプレミス Exchange ユーザーの予定を Outlook (左ペインの “共有の予定表”) で見えない場合におけるトラブルシューティング方法について紹介します。 今回は、以下のような事象が起こったと仮定します。   <事象> Exchange ハイブリッド環境で、Exchange…


Outlook が Exchange に接続できない、動作が非常に遅い際のヒアリング項目について

こんにちは。Exchange サポートの益森です。 今回は、Outlook が使用できない、Outlook の動作が非常に遅いなどの非常にクリティカルな問題が発生し、弊社にお問い合わせいただく際によくヒアリングさせていただく項目を改めて整理しました。 このような問題の原因は多岐に渡るため、問題を早急に解決するためには、情報を正確に把握して、問題の被疑箇所を絞り込むことが重要です。 既に実施している方も多くいらっしゃると思いますが、事前に正確な情報を把握しているかどうかで、資料を解析する時間や精度も変化するため、今後このような問題が発生した際は、以下の情報についても参考にしていただけますと幸いです。   <オンプレミス Exchange Server /Exchange Online 共通> ・ 事象が発生した正確な時間帯 (どのユーザーで何時ごろに発生したか特定できている場合は、事象発生ユーザー名/メールアドレスと時間帯) ・エンドユーザー様からの事象発生の申告数 ・事象の再現頻度 ・OWAは使用することが出来るか ・具体的な事象について  例) Outlook が起動しない、何らかのオペレーションを行うと固まる、エラーやバルーンが表示されるなど ・事象が発生した端末での対処  例)時間が経過すると復旧する、Outlook 再起動で改善されるなど ・事象発生端末について、特定の拠点に所属しているなど、ネットワーク経路などに何か傾向はあるか ・事象が発生している Outlook のバージョン  以下の画面により確認が可能です。     ・Outlook の動作モード (オンラインモードかキャッシュモードか)    1) Outlook の [ファイル] – [アカウント設定] より、電子メールアドレスを選択し、[変更] をクリックします。  2) 以下の画面より、[Exchange キャッシュモードを使う] にチェックが入っているかを確認します。 ・Outlook の接続プロトコル (MAPI/HTTP、Outlook Anywhere かなど)…