Exchange Server 2013 のオンライン保守スケジュールの設定


いつも Exchange Server をご利用いただきありがとうございます。
今回は度々お問い合わせいただくことがある Exchange Server 2013 のデータベースの保守とその設定についてご説明します。
 
Exchange Server 2013 のデータベース保守
Exchange 2013 では、日々更新されるユーザーのメール データをメールボックス データベースにより管理していますが、継続して使用するうえで性能劣化やデータの不整合といった問題が発生しないように、データベースに対しての下記のようなタスクが自動的に行われます。

  • データベースの圧縮
  • データベース最適化
  • データベースのチェックサム確認
  • ページに対するパッチ
  • ページの解放

Exchange Server 2013 では、これらのメンテナンス タスクはスケジュールされた特定の時間帯に実行される処理ではなく、サーバーの負荷状況に応じて、調整ベースでバックグラウンド実行される処理となります。
Exchange Server 2013 の運用においては、これらの処理の実行タイミングをお客様で意識する必要はなく、設定を変更する方法もございません。

一方、Exchange Server 2010 では、SP1 以降のバージョンにおいて既定で同様に調整ベースのバックグラウンド処理として実行されます。
ただし、Exchange Server 2010 ではデータベースのプロパティにおいて [バックグラウンド データベース保守 (24 x 7 ESE スキャン) を有効にする] の設定を無効にしていた場合には、上述のタスクのうち [データベースのチェックサム確認] のみ [保守のスケジュール] で指定した時間帯に実行されます。

データベースのメンテナンス処理についての詳細は、下記の弊社技術情報も併せてご参照ください。

Title: Exchange 2010 でのデータベース保守
URL: https://blogs.technet.microsoft.com/exchange_jp/2012/02/09/exchange-2010/
* Exchange Server 2010 が対象の文書ですが、チェックサム確認のスケジュール実行に関する説明を除いて Exchange Server 2013 でも同様となります。
 
データベース保守の設定画面
Exchange Server 2013 の Exchange 管理センター (EAC) では、各 MDB の設定画面に保守のスケジュールを設定するためのページがございます。

20170421

上述のとおり、Exchange Server 2013 のデータベース保守のタスクはすべて調整ベースのバックグラウンド実行による処理となるため、Exchange Server 2013 上のデータベースにおいては設定されたスケジュールの値は有効ではなく、設定の適用時に「MaintenanceSchedule は廃止されました」のメッセージが表示されます。
実際のデータベースの保守タスクも、EAC 上で指定したスケジュール設定を無視して調整ベースで実行されます。

なお、EAC からは共存している Exchange Server 2010 のデータベースも管理することができます。
EAC から Exchange Server 2010 上のデータベースに対してスケジュールの変更を行った場合にも設定の適用時に「MaintenanceSchedule は廃止されました」のメッセージが表示されますが、設定内容は反映され、バックグラウンド データベース保守を無効にしている場合には、スケジュールに従ってデータベースのチェックサム確認が実行されます。

参考情報:
Title: Set-MailboxDatabase
URL: https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb123971(v=exchg.150).aspx
* MaintenanceSchedule の説明抜粋
このパラメーターは Exchange 2013 では推奨されていません。これを使用してデータベースの MaintenanceSchedule プロパティを変更できますが、Exchange 2013 では定期的な保守が存在しないため、このプロパティは無視されます。

 
※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。


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