リッチテキスト フォーマットのメッセージに返信すると NDR が配信される

いつも Exchange Server をご利用いただきありがとうございます。 今回は、リッチ テキスト フォーマット (以下 RTF) 形式のメッセージに対して返信する際に、送信エラーとなる現象についてご説明します。 この現象は、Exchange Server 2007 から 2016 までのいずれのバージョンでも発生します。   – 現象 Outlook クライアントで RTF 形式のメッセージに対して、返信を重ねる形で複数回にわたって送受信を行う。このメッセージについて、さらに返信、またはそのメッセージを新しいメッセージに添付して送信しようとするとメッセージの送信に失敗し、下記のような文言を含む NDR が差出人に送付される。 「このメッセージの処理中に電子メール システムで問題が発生しました。このメッセージは再配信されません。」   – 原因 この現象は、Exchange サーバーが RTF 形式の本文を処理する際の制限に抵触しているために発生している可能性がございます。 Exchange サーバーでは、メッセージの配信時に SMTP プロトコルでのメッセージ送信に必要な MIME 変換などの処理と併せて、RTF 形式の本文の構造解析を行います。 この構造解析を行う際に RTF 形式の文書内で使用するフォントの情報を確認しますが、Exchange サーバーの実装上、フォント情報が 2048 を超える場合には破損しているメッセージとみなされます。 破損しているメッセージは上記エラーとなって送信に失敗します。 * RTF のメッセージ内で実際に使用されているフォント数ではなく、RTF 文書内で定義されるフォント テーブルに存在するエントリーをカウントしています。   –…


Exchange Server 2010、2016 混在環境でモデレーションがループする事象について

こんにちは。Exchange サポートの黒崎です。 今回は Exchange Server 2010 と 2016 の混在環境でモデレーションがループしてしまう不具合についてご紹介いたします。 Exchange Server 2010 から 2016 への移行の際、一時的に混在環境になる場合があると思いますが、以下にご案内するモデレーションがループが発生した際は、以下にご案内する回避策を実施することで回避できます。   事象1 システム メールボックスが Exchange Server 2010 上に存在し、モデレーション ルールの適用されるユーザーが Exchange Server 2016 に存在する場合、モデレーションがループする (何度承認してもメールが送信できない)。   事象2 システム メールボックスが Exchange Server 2016 上に存在し、モデレーション ルールの適用されるユーザーが Exchange Server 2010 に存在する場合、モデレーションが 2 回発生する (2 回の承認を経て、メールが送信される)。   原因 どちらの現象も、システム メールボックスとモデレーション ルールの適用されるユーザーの存在するサーバーのバージョンの違いによって引き起こされる製品の不具合となります。 また、この問題は Exchange Server 2010…