下書き保存したメールを送信する場合の注意事項


Exchange 2013/2016 の環境で、Outlook をオンラインモード (非キャッシュモード) でご利用の場合は以下のようなシナリオにおいてメールが配信できない問題が発生します。
 
– 現象
メールの作成途中で下書きに保存し、その下書きに保存したメールを送信すると以下のエラーとなり配信されず差出人に配信不能通知 (NDR) が返される。

 MCEAINVALID-<不正なSMTPアドレス>
 Remote Server returned ‘550 5.1.0 RESOLVER.ADR.InvalidInSmtp; encapsulated INVALID address inside an SMTP address (IMCEAINVALID-)’

この問題は宛先が組織内外にかかわらず発生します。
 
– 原因
下書き保存の際に、宛先の “名前解決” をせずに保存した場合、名前解決済みの宛先情報と識別され宛先の SMTP アドレスが不正となり、配信処理に失敗します。
 
– 回避策
以下いずれかの方法で回避することができます。

 ・下書き保存する前に、宛先 (CC:/BCC: も含む) の入力後に手動で名前解決をしてから保存する (Ctrl + K の押下で名前解決できます)
 ・下書き保存したメールから送信する場合は、送信前に宛先情報を入れなおす
 ・Outlook キャッシュモードを利用する

//名前解決していない状態 (SMTP アドレスに下線がない)
2016111001

//名前解決した状態 (SMTP アドレスに下線がある)
2016111002
 
宛先の入力後に Ctrl + K を押下することで名前解決され上記のようにSMTP アドレスに下線が引かれます。

この問題は、Exchange 2013 からの仕様変更に伴う影響で発生しており、Exchange 2007/2010 の環境では発生しません。
現時点では Exchange 2013 ならびに 2016 での修正予定はなく、Exchange Server 側での対処方法はございません。
このため、同エラー (INVALID address inside an SMTP address (IMCEAINVALID-)) の配信不能通知が返され正常に送信できない場合は、一度メール送信時のオペレーションを確認し、本投稿でご案内のシナリオに合致しないかをご確認ください。

 
– 補足
宛先情報が名前解決されていない状態で下書き保存されても、下書きにあるメール アイテムを確認すると宛先に下線が引かれており、まるで名前解決済みとして表示されます。
下書き保存されたアイテムから、そのアイテムが名前解決されてから保存されたかどうか?を確認するには、Outlook で “人物情報ウインドウ” が有効になっていると以下のようにして確認することができます。

//名前解決を行ってから保存した場合
2016111401

//名前解決を行わずに保存した場合
2016111402
 
上記のように名前解決してから保存した場合は、宛先に関する情報が表示されます。

 
※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。


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